最近の新書ベストセラーのひとつに
「頭のいい人、悪い人の話し方」(PHP新書、樋口裕一著)
という本がある。書店で手にとって、思わず「ニヤリ」とするような話が
書いてあって面白そうなので、買ってしまった。
読みやすく一日で読んでしまったので、今回はこの本の感想を述べようと
思う。
この本は全部で40個の「ケーススタディ」から成り立っている。
ケーススタディとは具体的な「話し方」の例示をあげてそれらがなぜ悪いかを
述べ、その話し方をする人の対策が書いてある。
「少ない情報で決めつける」
「スポーツ新聞などの知識を自分の意見のように話す」
などほとんどが職場に「そういう奴いる!」と思いあたるトピックがつづって
ある。
特に面白かったのは、「話し方」の数々が現在の職場の人たちだけではなく、
自分のこれまでの子供時代、学生時代を振り返って、「そんな場面に遭遇したな」
ということをたびたび思い起こしたことだ。
例えば、40個のうちのひとつに「その場その場でしか反応しない」というもの
がある。目の前の事態にしか反応しない人のことだ。
これを読んで小学校の時の一場面を思い起こした。
担任の先生が、あるときクラスの生徒みんなに発言を求めた。
「人の言った意見に賛成する、という意見でもいいのよ」
すると、女の子がすっと手を挙げ、すっくと立ち上がると
「○○君と同じ意見です」
といって座った。
という一面を思い起こした。
本の例では、からくりテレビのお年寄りクイズで回答者が前の回答に
引きずられる回答をすることが書かれている。
どうやら「頭の悪い話し方」というのは年齢に関係なく見られる現象のようで
ある。
くやしいが自分に当てはまると認めざるを得ないものもいくつかあった。
石原慎太郎は「政治家にとって言葉は命」と言ったが、我々凡人も重みのある
発言をすることを心がけたいものですね。
「頭のいい人、悪い人の話し方」(PHP新書、樋口裕一著)
という本がある。書店で手にとって、思わず「ニヤリ」とするような話が
書いてあって面白そうなので、買ってしまった。
読みやすく一日で読んでしまったので、今回はこの本の感想を述べようと
思う。
この本は全部で40個の「ケーススタディ」から成り立っている。
ケーススタディとは具体的な「話し方」の例示をあげてそれらがなぜ悪いかを
述べ、その話し方をする人の対策が書いてある。
「少ない情報で決めつける」
「スポーツ新聞などの知識を自分の意見のように話す」
などほとんどが職場に「そういう奴いる!」と思いあたるトピックがつづって
ある。
特に面白かったのは、「話し方」の数々が現在の職場の人たちだけではなく、
自分のこれまでの子供時代、学生時代を振り返って、「そんな場面に遭遇したな」
ということをたびたび思い起こしたことだ。
例えば、40個のうちのひとつに「その場その場でしか反応しない」というもの
がある。目の前の事態にしか反応しない人のことだ。
これを読んで小学校の時の一場面を思い起こした。
担任の先生が、あるときクラスの生徒みんなに発言を求めた。
「人の言った意見に賛成する、という意見でもいいのよ」
すると、女の子がすっと手を挙げ、すっくと立ち上がると
「○○君と同じ意見です」
といって座った。
という一面を思い起こした。
本の例では、からくりテレビのお年寄りクイズで回答者が前の回答に
引きずられる回答をすることが書かれている。
どうやら「頭の悪い話し方」というのは年齢に関係なく見られる現象のようで
ある。
くやしいが自分に当てはまると認めざるを得ないものもいくつかあった。
石原慎太郎は「政治家にとって言葉は命」と言ったが、我々凡人も重みのある
発言をすることを心がけたいものですね。