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ビジネスマンじゅんごろうのONとOFF

ビジネスマンならではの視点で趣味やビジネス、社会について論じます。

河口湖マラソン

2010-11-28 21:01:46 | マラソン大会

今年も残り少なくなってきたが、
今年最後のフルマラソンとなる河口湖マラソンに
参加してきた。

今回で7回目の参加となったが、今までで一番天気に
恵まれた。
富士山をきれいに拝めることができ、やや風がでていたが、
基本的には穏やか気候だった。

北海道マラソン以来のレースだったため、
サブスリーを達成したこの大会で再度サブスリーを意識
して走ることとなった。

昨年と同様スタートラインからのスタート。
ゲストの有森裕子氏をしっかり確認できる位置でスタートを
待つことができた。
市民レースでサブスリーを達成する一番のポイントはスタートといっても
過言ではないと思う。
スタート時間のロスだけでなく追い抜くのもストレスがかかる。

このレースの特徴は河口湖大橋を2回渡って同じコースを
走ることだ。一周約15キロもあるのだが、サブスリーランナーだと
2周目を走っていると1周目を走るランナーたちがたくさん追い抜く形となる。

今回はこの状況にやられた。
給水が取れないのだ。ゆっくり走るランナーには迷惑をかけたく
ないのだが、何しろ給水所には人が何人もいて、簡単に取ることが
できない。
25キロを過ぎてから一度も取ることなく35キロ地点まで来て、
ここで失速した。

仕方がないので、タイムロス覚悟で一度給水し、多少復活したが、
スピードが戻ることがなかった。
目標の3時間を1分超えることができなかった。
非常におしかったわけだが、まだまだ走れることがわかったのは
収穫だった。
年明けからのレースにまた調整していきたいと思う。

コース・・4点
給水給食・・2点
参加賞・・4点
アクセス・・4点
観光・・4点


西湖サイコー

2010-10-11 22:24:24 | マラソン大会
連休中に富士五湖へ行ってきた。
秋のマラソンシーズンに向けて、少し走りこみを
しようというアイデアである。
2泊3日で合宿をしようという魂胆である。

3連休の初日は雨にたたられたが、2日目と3日目は晴天に恵まれた。
2日目は西湖の周りをランニングしたのだが、
一周10キロ弱のコースはなかなか満足度の高いものだった。

山中湖や河口湖に比べるとマイナーな感は否めないが、
10キロという距離がちょうどよいし、車の量もそれほどでもない。
高校生の陸上部が練習していたり、サイクリストたちも多数
走っていたので、走りやすいコースなんだろうと思う。
1キロごとのキロ表示する看板がたっていて、ペースもつかみやすい。
ここを走るマラソン大会もあるようだ。
難点は河口湖や山中湖に比べてアクセスが悪いところか。

今回はその先の本栖湖や精進湖まではいけなかったが、
いつかは行きたいと思う。

今年は山梨県を訪れる機会が多い。
首都圏からもそれほど遠くない割りに自然が豊かで、
旅行をしやすい。
今度は1泊でもして、富士五湖をめぐるサイクリングにも挑戦したい。

グランフォンド八ケ岳

2010-10-03 19:35:38 | マラソン大会
一週間経ってしまったが、八ケ岳のグランフォンドに
参加してきた。
今回は一人で、しかも輪行での参加ということもあり、
ゆっくりと鈍行で行くことにした。

本格的な山岳サイクリング。9月末ということで、気分のよい
サイクリングを楽しめると期待していた。

しかし行きの東京駅から人身事故による電車遅れのトラブルで
長坂到着が16時近くににもなってしまった。
目的とする清里は長坂の次の小淵沢から高原鉄道に乗るのだが、
せっかく輪行で来たのだから、自転車を組み立てて自走することに
した。

これは少し後悔した。
長坂から清里までは地図上は20キロないが、すべて上り坂。
しかも途中からはかなり斜度の高い上り坂を登ることになる。
暗くなりかけてようやく、駅に到着。つかの間受付会場の
スキー場はさらに100メートル以上登る必要があった。

前日からかなり疲れて、ようやく1日目終了。
しかし、東京とは比べ物にならない気候。10度以下で風の強い
気候ですっかり体が冷えてしまった。

そして、当日。朝7時スタートに備えるため、
宿を6時前に出る。朝は5度以下の気温。

防寒対策をまったく考えていなかった。
スタートまでの間はウィンドブレーカー1枚で日なたでたたずんでいた。
幸い雲ひとつない晴天。

5人ずつくらいに分かれてスタートする。
いきなり長い距離のダウンヒル。ここでもかなり体が冷やされる。
ようやく登りが来たと思うと、また下り。
120キロのコース全体はほとんど登っているか下っているかのどちらかだ。

個人的には登りのトレーニングするために来たようなものだったが、
十分すぎるくらいの登りの連続だった。
何しろ1000メートル以上のアップダウンがあるコースだ。

ただ涼しい気候のおかげであまり汗をかくことがない。
前日の疲れはあったが、ペースを崩すことなくゴールできた。
6時間40分くらいかかっただろうか。

ゴール後は東京まで帰らないといけないことから、
ゆっくりできない。
小淵沢のスーパー銭湯でひと風呂あびて、小淵沢の駅まで
自走し、東京までやはり鈍行で帰ってきた。
途中雨が降り出したが、旅行を通じて雨に降られることは
なかった。

移動に時間はかかったものの、また来年も参加したいと
思わせる大会だった。
来年はよい宿にとまるようにしよう。

いざ、北海道マラソンへ

2010-08-30 22:05:48 | マラソン大会
毎年の恒例行事となった北海道マラソン。
今年の夏場は暑かったため、それほど練習できていなかった。
さらにレース当日も暑さが予想されていたため、
記録よりも観光メインという気分だった。

今回は前日の日ハム戦がなかったため、ゆっくり目に札幌イン。
レース前はゆっくりできた。

北海道マラソンは他のレースに比べて違う点がいくつかある。
・スタート時間が昼過ぎとゆっくり
・フルマラソンしかない
・給水が充実している

レースの攻略としてはなんといっても前半を可能な限り抑えることだ。
全国からレベルの高いランナーが集まっているので、気負いもあり
ハイペースになりがちだが、30度近い気温のなかではすぐに体力が
消耗してしまう。

スタートしてすぐに普通のレースと違う感覚に襲われる。
暑い・・。
スタート時は曇りだった天候もしだいに晴れ間が出てきて、より
過酷になった。
折り返しをすぎ、いつもは知人を探しながら走ったりするのだが、
今回はそんな余裕もない。
ゴールまで走りきれるか、、それだけを考えていた。

昨年はオーバーペースで失敗していたので、やや抑え目に走っていた
おかげで、後半も足が止まることはなかった。
ただし、39キロを過ぎたあたりの北大キャンパスに入ってから異変が
おきた。
北大キャンパスは緑に溢れており、今までの気温から明らかに低い。
2度ほど下がった感覚だ。この気温差に体が反応し、ついに歩き出して
しまった。

あと少しと思ってもなかなか動かない。
最後の給水で浴びるほど水を飲んで、足を前に出す。
なんとか走れそうだ。
旧道庁の赤レンガを横目に大通りでゴール。

倒れこみはしなかったが、芝生の広場で寝転んでしばらく動けなかった。
これほどつらかったのは初めてかもしれない。
他のランナーは次々とタンカで運び込まれる。
過酷なレースであったことが物語られる。

タイムは去年よりは遅いが、3時間10分を少し超えるくらいだったので、
かなり早いほうだろう。
レース中にトップランナーたちを見ると体つきが違うことに気づかされた。
もっと上を目指すなら体作りに取り組まなければ、、と心の中でつぶやいた。

コース・・3点
給水給食・・4点
参加賞・・3点
アクセス・・5点
観光・・4点

富士登山競争

2010-07-25 20:54:04 | マラソン大会
初参加となる富士登山競争の5合目コースに参加してきた。
63回と歴史のある大会だけあって、運営もしっかりしておりかなり
満足度の高い大会だった。

「富士登山」と名が示すとおり、富士山を登るマラソン大会である。
山頂コースと5合目コースがあり、スタート時間が分かれている。
当然山頂コースに挑戦したいところだったが、今年から山頂コースへ
のエントリーは過去に5合目コースで2時間30分以内の完走タイムを保持
していることが条件となった。

やむなく今年は5合目コースに挑戦することにした。
今まで参加したことがなかったのは、ハードなレースであること以上に
平日に行われることが大きい。
以前は決まった日にちに行われていたようだが、数年前から7月第四週の金曜
に開催されることになったようだ。

木曜の夜に神奈川県の実家に帰り、金曜の早朝に車でスタート地点のある
富士吉田市役所を目指すことにした。
山頂コースのスタートは朝7時だが、5号目コースは8時半なので若干余裕がある。

平日に開催なのは、登山客に配慮するためだと思われる。
コースは普通の登山道を走ることになる。したがって、「マラソン」とはいっても
途中からは山道を大またで歩き続けるというイメージだ。

職場で有給を取る理由を言うと100キロマラソンに参加するとき以上にあきれられる。
毎日30度を超える気温のなか、富士山をしかも走って登るというのだから。
しかし、会場に到着するとそんな世間の目を気にしないランナーたちで溢れかえって
いた。

運営サイドは大変だと思うが、細かな配慮が随所にされていた。
駐車スペースと会場との送り迎え。ゴール地点である5合目からスタート地点へ
送ってくれるバスはストレスなくスムーズだ。
スタート地点に戻るとうどんや給水のサービスやシャワーのボックスも用意されて
おり、わざわざ銭湯に行く必要もなかった。

ちなみにレース途中の給水もちゃんとあるので、水筒を持って走る必要もない。
確かに厳しい大会だが、5号目コースは若干物足りなさを感じた。
ずっと登りではあるが、登るにつれて気温が下がるので、走るのによいコンディション
になる。
更に登山道なのでそれほどスピードもだせないことが、かえって無理しすぎない
ペースにさせてくれる。

そのまま山頂を目指したい気持ちを抑えつつ5合目でゴール。
タイムは1時間50分くらい。
かなり早いほうだと思う。5合目は地上のピーカンの天気とは一転曇りで
肌寒い気候だった。

最後に採点。

コース・・5点
給水給食・・4点
参加賞・・4点
アクセス・・4点
観光・・4点


来年は山頂コースに挑戦したい。
そうそう、なぜこのレースにエントリーしようと思ったか。

市民ランナーにとっての「グランドスラム」なるものが
あると聞いたのだ。
フルマラソンのサブスリー、100キロマラソンの10時間以内の完走、
そして制限時間以内の富士登山山頂コースの完走、の3つだ。
最初の2つは達成しているので、最後の富士登山を次のターゲット
としたのだ。

来年は一年で3つ達成するかな、、。

サロマ湖へ行ってきた

2010-07-04 23:00:23 | マラソン大会
今年もサロマ湖ウルトラマラソンに参加してきた。
なんと通算で6回目になる。
一日だけ有給をとって参加したわけだが、休む理由を告げる
たびにあきれられる。

一番多い質問は100キロ走るのに何時間かかるのか?
ということと走っている間何を考えているのか?
という2つだろう。

今回のレースは気温があがり過酷だったが、
練習が奏功し、見事自己ベストを更新してゴールできた。
私は9時間半を切るくらいだったが、
ゴールする平均は12時間くらいではないだろうか。
制限時間は13時間だが、途中の関門で足きりになるランナーも
多い。

フルマラソンでもそうだが、大体走っている間はタイムのことを
考えている。
ウルトラの場合は10キロごとのラップが落ちていないか、
落ちていたら、この先どういう展開で持たせるか。
まさに自分との戦いである。

今回はレースの途中に立っていた「のぼり」に書いてあった
言葉が支えになった。
「折れない心」
マラソンのような長距離スポーツはどれだけあきらめないで
続けられるかが大事になってくる。
心の中で「もうダメだ!」と思うと本当にダメになる。

折れそうになった心をどうやって支えるか。
自分で自分を励ますのである。
例えばこんな風に。
「70キロを超え、足が動かなくなってきた。後半とはいえ、
あと全体の3割も残っている。足は前に進むだろうか。
でも74キロの給水地点にはお汁粉がある、せめてそこまでは
歩かないで頑張ってみよう・・」

かなり単純ではあるが、これを繰り返していると確実に
ゴールに近づくことができる。
他に走っているランナーを見ることも刺激になる。
この人たちはどのくらい練習しているのだろうか。
自分とは比べ物にならないくらい練習しているんだろう。。

など。こう書いてみるといろいろ考えていることがわかる。
ウルトラなんてとても・・と思われるが、意外と単純である。

来年は9時間切りか!

輪行の旅 2010 GW

2010-05-06 23:27:11 | マラソン大会
今年のGWは長めの休みを取ることができた。
しかも天気が安定していることがわかっていたので、
自転車による遠出を思いついた。

結論からいって、2回も関東近郊を輪行で旅した。

特に今回楽しみにしていたのは箱根駅伝でも走る134号線の海沿いの
コースである。
境川という川沿いのサイクリングコースを走り、海に出る。
渋滞する車を横目に快走できた。
ここを訪れようと思ったのは、春先に箱根へ行く道すがら、
多くのサイクリストを目にし、触発されたことが大きい。
最近この道を走るとひっきりなしに自転車で走る人たちを
目にすることになる。

時間に余裕があれば、小田原まで足を伸ばしたが、
今回はスタートが遅かったので、周辺を走った後、帰路についた。

車道を通る時間が長かったが、やはりものすごいスピードで
通り過ぎる横を自転車で走るのは恐怖を感じざるを得ない。
石にでもつまずいて、横転し車に引かれたら、THE ENDである。

無理をして張り合ったりしないことが必要だ。

ちなみに自転車を持って電車に乗るときは一番最後尾の車両に
乗るのだが、2度も見知らぬ別のサイクリストと重なった。
他の乗客の邪魔にならないような配慮しているつもりだが、
路線や時間帯によっては満員に近い乗客が乗っていて、
結構緊張する。

予定が狂うとそんなハメになるが、予定通りの旅を
実現するために今回新たなグッズを購入した。Xperiaである。
前からGPSのついた携帯がほしかったのだが、どうせなら、
グーグルマップを見ながら自転車を運転できるような感覚を
味わいたかった。
まだ購入したてだったので、十分に活用できなかったが、
道に迷ったときとかは十分効果を発揮しそうだ。

(この写真もxperiaで撮ったもの)

長野マラソン

2010-04-19 23:21:02 | マラソン大会
昨年に続いての参加となった長野マラソン。
直前に体調を崩すハプニングがあったが、なんとか
ベストに近いコンディションで迎えることができた。

今回は長野新幹線でのんびりと長野へ。
受付会場のビックハットへは歩いて向かう。
なんとも風が冷たい。
快晴という天気予報をあてに、勝手に気温は昨年並みにあがる
ものかと思い込んでしまっていた。

真冬仕様の格好の仲間を横目に寒さに震えながら宿を目指す。
翌日も最高気温は12度だという。
この時点でさすが長野と思った。
昨年は拝めなかった桜も今年はちょうど満開できれいだった。

翌日は朝は寒かったが、スタート時点では気温10度を超え、
心配していた寒さにやられることはなかった。
若干風が気になる場面はあったが、全般的にはよいコンディションで
走ることができた。

このマラソン大会が上位にランクされる理由はいくつか
あると思うが、そのメインはフラットなコースとハイライトとなる
スポットが複数あることだと思う。

フルマラソンは孤独なレースである。
何かしらの「ハイライト」があるとそれを目標にモティベーションを
維持しようと思うようになるのだ。
例えば10キロ地点のビックハット、25キロ地点付近のエムウェーブなどだ。

そして今回の最大のハイライトは33キロあたりのQちゃんの応援だ。
私が通ったときは到着したばかりのようだったが、笑顔でハイタッチ
してくれた。

ただしその頃は足がなかなか前に出ない。
いつもと違うのは頭の中は意外と冷静だったことだ。
キロ5分だった場合のゴール予想やゴールまでの道のりを考える「余裕」が
あった。すでにあきらめて開き直っていたのかもしれない。
昨年より少し遅いタイムでゴール。
サブスリーはならなかったが、次につながるレースと自分を納得させた。

最後に採点。

コース・・5点
給水給食・・3点
参加賞・・4点
アクセス・・4点
観光・・4点

来年は抽選という噂もある。エントリーできなかったら霞ヶ浦に
出ることにしよう。

2度目の東京マラソン

2010-03-01 21:25:38 | マラソン大会
東京マラソンに参加してきた。
ご存知どおりザーザー降りの中のスタート。
雨合羽を羽織ってスタートを待つ間がなんともいえない瞬間だ。
去年も都庁前広場でスタートを待ったなあと感慨に浸るのもつかの間、
レースへの集中力を高めた。

今回は前回の勝田のリベンジを果たすべく、自己ベストを目指すことに
していたのだ。
雨の中、体を冷やさないように自分のペースを守って序盤は順調だ。
走っている間は意外に冷静だ。刻一刻と体の状況が変わるのがわかる。
水分が不足しているか、パワーが持つか、ペースは落ちていないか。

その意味ではハーフまでは順調だった。
ハーフで1時間28分ちょい。
サブスリーを狙うには若干厳しいくらい。

銀座の応援を背にペースを落とさずに25キロを過ぎた。
30キロ地点に応援をしてくれる仲間がいることがわかっていた。
途中手がかじかんで、ウエストポーチに入れた補給食をつかむことが困難な
ほどだ。
25キロ地点を過ぎた後に、ゼッケンに名前が書いてあるランナーを見つけた。
谷川真理氏だ。

去年40キロ過ぎに抜かれた「ライバル」だ。
浅草に向かう道には折り返しで戻ってくるトップランナーたちとすれ違うのだが、
谷川真理氏は女子のトップ選手にしきりに声をかけながら走っていた。

一度抜いたが、自分のペースが落ちてくるのがわかった。35キロまではなんとか
5キロ22分くらいだったが、月島に向かう上り坂で「終わった」。
止まない雨に体力を奪われ、ペースを上げる余力はない。
ただし勝田とは異なり、歩くまでには至らなかった。

結局3時間7分でゴール。
サブスリーには届かなかったが、次につながるレースだったと思う。

ゴール後は速攻で足湯に直行し、足と手を温めた。
すっかり冷え切っていたのだ。

谷川真理氏も50メートルくらい前でゴールしたようで、
あまりペースがあがらなかったようだ。

それにしても猫ひろしがサブスリーを達成したと聞いて驚いた。
去年は36キロ付近で抜いたのだが、1年経って10分以上の差をつけられるとは。

次は4月の長野マラソンに参戦する。
サブスリーを再度達成できるように練習を怠らないようにしなければ!

「練習は裏切らない」

2010-02-01 22:05:34 | マラソン大会
「練習は裏切らない」
昨日参加した勝田マラソンを走っている最中ずっと自分の頭の中をめぐっていた
言葉だ。

勝田マラソンは去年初めて参加した大会で当時の自己ベストを10分以上更新し、
サブスリーへの布石を打つきっかけとなった大会だ。
このレースは今回58回目という歴史のある大会だけあって、走りやすくしかも
たくさんの私設エイドでランナーを応援してくれるよい大会だ。

今回のレースへの意気込みはそれほど強くなかった。
それでも自己ベストを更新できるのではないかと淡い期待を抱いていたのは
事実である。
しかし、そうは問屋が卸さなかった。

まずスタート地点がまずかった。
一緒に参加した仲間のランナーに遠慮して、前のポジションを確保する
ことをためらってしまった。
スタートしてから1分30秒ものロスを喰ってしまった。
ロスを取り戻すために前半のオーバーペースは去年の北海道と同じパターンだ。

しかしサブスリーを達成した今ではオーバーペースではなく、実力を伴った
ペースだと自分に言い聞かせるが、長続きしなかった。
20キロ近辺からペースが上がらないことに気づいた。

ハーフはなんとか1時間半を切ったが、足が前にでない。
ハーフを過ぎたあたりで、足が止まってしまった。
なんと歩き出してしまったのだ。この時点でサブスリーは絶望的。
しかも20キロ近くもあり、完走も危ういほどの状態になってしまった。

原因は明らかだった。
1月の練習距離は100キロには遠く及ばないほどのもので、
しかも仕事が忙しく精神的にも落ち着かない状態だったからである。

「練習は裏切らない」
これは野口みずきが言った言葉だそうだ。
練習すればするほど記録が伸びるということだけでなく、その裏返しで
練習しなければしないほど記録が落ちることも意味する。

レース中盤に練習不足を嘆いても仕方ない。
ターゲットをキロ5分を維持することに切り替えた。
ひどいスタミナ切れの症状が出ていたので、私設エイドからアンパンやフルーツ
などを頂戴し、ウエストバックに入れていたジェルで補給した。
すると、不思議に足が前に動く。25キロから30キロはキロ5分ジャストだったところが、
30キロから35キロはわずかだが、ペースをあげることができた。

フルマラソンを経験したものならわかるが、後半にペースアップするというのは
至難の業だ。
ここまで立て直すことができるというのはサブスリーの意地ともいうものだろうか。
たくさんのランナーに抜かれることに耐えながら、41キロまでは抜く人と抜かれる人数
は同じくらいだった。
それも41キロで再びスタミナ切れで足が止まった。
あと1キロは半分意識がおうろうとしながらゴールゲートをくぐった。
3時間16分。
サブスリーからは程遠いが、ハーフ過ぎに歩いて完走すら危うい状態を考えると
上出来だと自分を納得させた。

つらいレースだったが、得るものも大きかった。
次回の東京マラソンに向けて練習と調整に抜け目がないようにすることを心に
誓うのだった。

コース・・4点
給水給食・・5点
参加賞・・3点
アクセス・・4点
観光・・3点