3連休はサイクリング三昧となった。
初日は大阪南港で開催されたサイクルモードフェスタに行く。去年に比べてこじんまりとした会場だったが、試乗やセミナーはなかなか充実していた。西日本は関東に比べて山や海が近いのでサイクリングに向いているかもしれない。滋賀や奈良はサイクリングに力を入れているらしく、サイクリングマップや観光ガイドをたくさんもらった。
そして連休2日目。山岳グランフォンド in 吉野のショートコースに参加した。吉野へ行くのはもちろん初めて。190キロもあるスーパーロングコースは過去にショートコース以上の参加経験がいないとエントリーさえさせてもらえない。しかも完走率がかなり低いことも有名である。大阪から近鉄に乗って2時間弱。奈良の山奥まで自転車を担いではるばるやってきた。
スタート時間ぎりぎりに到着したので、後ろからスタート。天気もよく寒さも感じないちょうどよい天気だ。今まで参加したどの大会に比べてこじんまりとした印象だ。
マラソン大会と違って自転車イベントは交通規制をすることはほとんどない。公道をいわば「走らせてもらう」のである。信号などの交通ルールは守らなければならない。今回のレースはこじんまりとしているためかコースの案内などは紙が貼っているだけでうっかりすると見落としそうだった。エイドステーションは通常20キロ程度に1回あるのだが、今回は2回だけ。正直少し物足りなかったかな、というところだが、まあ地元のもてなしはうれしいものだ。
さて無事完走後、前日に予約した宿まで自走することになる。ここが今回の旅の一番のポイントとなる。吉野というと花見で有名だが世界遺産に登録されているお寺もある。ほとんど一帯が山という場所である。スマホのGPSを使って移動することになる。途中舗装はされているもののほとんど車も走っていない道をひたすら進む。かなり不安な気持ちになる。路面も荒れているので、もしここでパンクになったらどうしよう、とか落車でもして大怪我でもしたら誰か助けに来てくれるのだろうか、とか。さらに雨が降ってきたり暗くなってきたりしたらその不安は増幅されること必至である。
なんとか国道に出て走り出すと分岐点で確認しようとすると張り紙に「この先トンネル通行止め」と書いてある。吉野から20キロ程度かと思った距離は50キロはくだらない距離を走らなければならないことになった。しかも周りは山道。すでに100キロ以上走った上にあとどれくらい走ればよいのかわからないとは、、宿をキャンセルして引き返そうかと頭によぎる。
それでも国道を進み、かなりの上り坂を攻略して何とか暗くなる前に「洞川温泉」という目的地に到着できた。割りと栄えている温泉地という印象で観光客で賑わっていた。宿の一室でその日の行程を振り返っていたが、印象に残ったのはランニングとの違いである。トレイルランは別かもしれないが、基本的にサイクリングはランニングに比べてトラブルに遭う可能性が高いし、そのトラブルに対応する難易度も高いということだ。
つまり疲労や怪我で途中で走れなくなるリスクだ。
ランニングは歩けば済むし、最悪電車やバスの交通機関で戻ればよいのだ。
サイクリングは自転車を置いていけないし、車のようにJAFを呼ぶわけにもいかない。
だからサイクリングはやめたほうが良いということを言いたいわけではない。むしろこのトラブル対応能力を備えていればランニングより多くの楽しみを味わえるということだ。もちろんスポーツの楽しみは人それぞれであるが、この3連休で少し成長したなと勝手に思った瞬間であった。
初日は大阪南港で開催されたサイクルモードフェスタに行く。去年に比べてこじんまりとした会場だったが、試乗やセミナーはなかなか充実していた。西日本は関東に比べて山や海が近いのでサイクリングに向いているかもしれない。滋賀や奈良はサイクリングに力を入れているらしく、サイクリングマップや観光ガイドをたくさんもらった。
そして連休2日目。山岳グランフォンド in 吉野のショートコースに参加した。吉野へ行くのはもちろん初めて。190キロもあるスーパーロングコースは過去にショートコース以上の参加経験がいないとエントリーさえさせてもらえない。しかも完走率がかなり低いことも有名である。大阪から近鉄に乗って2時間弱。奈良の山奥まで自転車を担いではるばるやってきた。
スタート時間ぎりぎりに到着したので、後ろからスタート。天気もよく寒さも感じないちょうどよい天気だ。今まで参加したどの大会に比べてこじんまりとした印象だ。
マラソン大会と違って自転車イベントは交通規制をすることはほとんどない。公道をいわば「走らせてもらう」のである。信号などの交通ルールは守らなければならない。今回のレースはこじんまりとしているためかコースの案内などは紙が貼っているだけでうっかりすると見落としそうだった。エイドステーションは通常20キロ程度に1回あるのだが、今回は2回だけ。正直少し物足りなかったかな、というところだが、まあ地元のもてなしはうれしいものだ。
さて無事完走後、前日に予約した宿まで自走することになる。ここが今回の旅の一番のポイントとなる。吉野というと花見で有名だが世界遺産に登録されているお寺もある。ほとんど一帯が山という場所である。スマホのGPSを使って移動することになる。途中舗装はされているもののほとんど車も走っていない道をひたすら進む。かなり不安な気持ちになる。路面も荒れているので、もしここでパンクになったらどうしよう、とか落車でもして大怪我でもしたら誰か助けに来てくれるのだろうか、とか。さらに雨が降ってきたり暗くなってきたりしたらその不安は増幅されること必至である。
なんとか国道に出て走り出すと分岐点で確認しようとすると張り紙に「この先トンネル通行止め」と書いてある。吉野から20キロ程度かと思った距離は50キロはくだらない距離を走らなければならないことになった。しかも周りは山道。すでに100キロ以上走った上にあとどれくらい走ればよいのかわからないとは、、宿をキャンセルして引き返そうかと頭によぎる。
それでも国道を進み、かなりの上り坂を攻略して何とか暗くなる前に「洞川温泉」という目的地に到着できた。割りと栄えている温泉地という印象で観光客で賑わっていた。宿の一室でその日の行程を振り返っていたが、印象に残ったのはランニングとの違いである。トレイルランは別かもしれないが、基本的にサイクリングはランニングに比べてトラブルに遭う可能性が高いし、そのトラブルに対応する難易度も高いということだ。
つまり疲労や怪我で途中で走れなくなるリスクだ。
ランニングは歩けば済むし、最悪電車やバスの交通機関で戻ればよいのだ。
サイクリングは自転車を置いていけないし、車のようにJAFを呼ぶわけにもいかない。
だからサイクリングはやめたほうが良いということを言いたいわけではない。むしろこのトラブル対応能力を備えていればランニングより多くの楽しみを味わえるということだ。もちろんスポーツの楽しみは人それぞれであるが、この3連休で少し成長したなと勝手に思った瞬間であった。