人への見方、全く変わりました。

ちょっと前のFacebookの投稿だったと思う。

電車の中で騒いでいる子供とその母親に、
毅然と注意した女子高生の話だった。

5歳の男の子に、電車の中では静かに座っている方がカッコいいよと悟し、
子供をいとも簡単に静かに座らせてから
その母親にも女子高生が注意した。

母親は逆ギレして
「少子化の時代に産んで育ててやってるんだ」というようなことを言ったら、
「産むだけなら動物でも出来る」と言ったそうな。

その親子は次の駅で降りて行って
周りの乗客はみんなその女子高生を
讃える雰囲気だった…というような投稿だった。
(詳細、間違ってたらごめんなさい)


私自身は、個性心理学で「レール」(=生き方)が「リアリティ」。
一言でいうと真面目人間。

だから自分自身の子育ても
「人に迷惑をかけない」という基本の考え方が常にあった気がする。
だから自分の子どもには厳しかった。

だからこのFacebookの投稿のように、
子どもが公共の場で騒いでいる場面に出くわすと
しつけが悪いわね…と思ったりもしたもの。

でもね、4人の子供を育ててきたから
大らかになった…ということもあるけど、
流れに任せてなった「主任児童委員」という立場になって
この1年間いろんな勉強をしてきて
今は同じ事例を全く違う捉え方をしている自分がいることに
この投稿を読んで気がついた。

私がこれを読んで感じたのは
私だったらこの母親にねぎらいの言葉をかけるだろうな…ということだった。
お子さんがいるから、自分の時間が無くて大変よね…って。
これからどこへ行くの？とか、
そんな話をすると思う。

きっと電車を降りたあとこの母親は、
子育てもしたことがない生意気な女子高生に
(と思っただろうということ)批判されて、
きっと男の子のことを
「お前のせいで私は恥をかいた」
と叱るだろうな…
そうやって虐待に進んでいくかもしれないなぁ…って思った。
女子高生の対応は所詮女子高生レベル。
そう感じた。


もう一つはこれもFacebookの投稿。

人気のあるラーメン屋で行列が出来ていて
そこに並んでいた中年女性のところへ
あとから来た知り合いが割り込んで入ってきた。

注意したら
中年女性はこの人達の分も並んでいたんです…と言った。

そしたらその前にいた男性が
後ろに並んでいた人達に
「あなた達の分も並んでいましたから
前にどうぞ」と言った…と、
この男性の機転を讃える投稿だった。

それに対し、おばさんは引っ込んでろ…とか
これだから中年女は…とか
その女性達への罵声コメントがたくさん(^_^;)

これにも私はとても違和感を感じた。
中年女性というだけで悪いという風潮。
それだけでなく
自分たちは時間がないんだ、
おばさんは引っ込んでろ！という風潮。

自分もおばさんだからそう考えるのかもしれないけど
なんて「優しくない余裕のない人達」なんだろう…と
そこに「いいね！」をした人や
コメントを書いた人のことを思った。

そんなに時間がないなら
行列に並ばないで違うところへ行けば良い。
台湾の人のような
目上の女性に対する尊敬がない。
その男達を小さいヤツ！！！と思う。

確かに割り込みは気分の良いものじゃないけど
知り合いとラーメンを食べさせてあげようと
思う人はいないのかね。

これも、もしかしたら以前の私なら
図々しいおばさん達だ…と思ったかもしれない。
でも今は、お年寄りの方や
人間みんなに温かい目が向けられるようになった気がする。

自分のこの変化、結構気に入ってる。

任期は3年。
あと2年、勉強ね。
もっともっと優しい人になっていけそう。