PCとFT-991をUSBケーブルでつないで、CWデコード&キーイング・ソフトウェアを入れ、FT-991の設定をちょっと変更するだけで、快適なCW運用環境が実現できます。
やりかたは簡単!
先に紹介したRTTY用の設定に加えて、FT-991のSETUPメニューの 060 PC KEYING をRTS に設定するだけ。これによりパソコンでCWが打てるようになります。
キーイング&デコード(復調)ソフトのお勧めは JA3CLMさんの DigitalSoundCW。
http://www.geocities.jp/JA3CLM/
このソフトの設定メニューにある COM設定をStandard COM Portの番号(デバイスマネージャで調べる)に設定して、KeyControl設定をRTSにするだけで、CWのキーイングまでできちゃいます。
超快適です。写真は解読中のようすです。
自分は基本的に手打ち、耳と脳でデコードするのが基本なのですが、パイルアップに挑むときはさすがに手打ちはキツいので(笑)
最近活気があるデジタルモード(RTTYやJT65)。「サウンドカード内蔵リグ」ならUSBケーブル1本でPCとつなぐだけで運用できるらしい。そこで、実際にやってみました。
例によって持ち帰りの仕事が多いのですが、その合間にちょっと…
サボるなと怒られそうですが(笑)
次回はIC-7100でやってみます。
【備忘録その1】 ソフトウェアのセットアップ
(1-1)FT-991のUSBドライバをYAESUのWebで入手してセットアップ
セットアップすると仮想COMポートができる。CP210x USB・・・ Enhanced がCAT用、StandardがRTSやDTSでPTTやFSKを叩くための仮想ポートらしい。
(1-2)MMTTYとEXTFSK64をどこかからゲット
MMTTYはなぜか日本語サイトがリンク切れ、英文サイトからゲットできるはずです。http://hamsoft.ca/pages/mmtty.php
EXTFSK64一式はMMTTYをセットアップしたフォルダにコピー
詳しくはOBAさんのWebで
http://www.qsl.net/ja7ude/extfsk/
【備忘録その2】MMTTYのセットアップ
(2-1)MMTTYの設定は、MMTTY設定のみデフォルトから変更
・Sound Cardタブ
… マイク(4-USB Audio Codec),スピーカ(4-USB Audio Coadec)を選択
・その他タブ
… サウンドループバック=OFF、送信ポート=サウンド+COM(FSK)
・送信タブ・・・Port=EXTFSK64 Radio Command=Port=None
その他は初期値でOK
・EXTFSK 2.0eのウィンドウ設定
Port=Standard COM portのポート番号,FSK output= RTS,PTT output= DTR
その他はチェック無しに設定
【備忘録その3】FT-991の設定
(3-1) FT-991のSETUPメニューを次のように変更
071 DATA PTT SELECT= DTR
072 DATA PORT SELECT= USB
098 RTTY SHIFT PORT= RTS
110 SSB PTT SELECT= DTR
111 SSB PORT SELECT= USB
この設定を行えば、リグ内蔵サウンド・カードの出力が電波となって出るようになる。対象モードは SSBとDATA-L/-U。
DATA-L/-UはSSBとは異なる特性のフィルタがかかるので、運用モードに応じて要調整かも?
モードはRTTYにするとFSKになる.全てのバンドでRTTY-Lで運用(FSK)、RTTYをASFKで運用したいときは LSBにすればOKです。
de JS1CYI