Weblog by JS1CYI

アマチュア無線に関する話題,日々の出来事などをボチボチ書き綴っています.

APRSで利用する周波数

2009-12-12 17:40:09 | APRS

APRSで利用している周波数についての最近の動きです。以前までは、商用電源の
周波数が東は50Hz西は60Hzというが如くに西は144.64MHz、東(北)は144.66MHzとい
う具合に主に利用している周波数が分かれていましたが、最近になって、

1200bpsは 144.66MHz
9600bpsは 144.64MHz

という具合になってきつつあるそうです。
特にワタクシの地元、都内・神奈川では、JQ1YBF中目黒デジ(スタンダード社の社屋に
設置)や JA1YKX 横浜デジ(ケンウッドの横浜社屋に設置)のデジが上記に習ってQSY
したとの情報を得ました。
そして、半年位前に、都内を一望できる八王子市の「高尾山」に9600bpsのデジが設置
され、144.64MHz でJQ1YFTとして稼動しています。

皆様お住まいの地域でも、このような周波数の使い分けを試みてみてはいかがでしょう。
1200bpsと9600bpsで同じ周波数で運用するメリット・デメリットは色々ありますが、この
ように使い分けて実験する事も良い事だと思います。

ちなみに、JQ1YDAのI-GATEは 431.02MHzで運用していますが、144MHz帯でWiRESの
ノード局を運用している関係からI-GATEを144.66MHzで運用すると抑圧混信で使い物
にならない。そして、バンドプラン変更時にも減りはすれどもしっかり残った「データ区分」。
せっかくの割り当てですから使おう!という意識もあります。

バンドプランの改訂が取りざたされ始めた頃、データ区分もあまり利用されていないと
いう事から区分消滅も取りざたされていたようです。でも、ちゃんと残ったのはAPRSの
ようなデータ通信が盛んになるという予兆が見えていたからなのかもしれません。

以下、余談ですが
個人的にはNET側のデータをRF側に流しまくる周波数があれば良いと思います。
ネットにつながないで、RF側から得たデータだけで全国のデータを見たいという方(?)
が144.64や144.66MHzのようなAPRSのメインストリート周波数でネット側から来たデータ
を送信しまくりヒンシュクを買ったという事例があります。ただ、そのようなニーズは
あるワケです(私もやりたいと思った事があります)。だったら、メインストリートの周波
数は避けて、利用頻度が低い周波数で堂々とやったほうが良い結果を生むのではと
思います。