VX-8用メモリ管理ソフトとしてCQ誌などでも紹介されていた FTBVX8ですが、残念なことにVX-8Dでは仕様的に動作しない状態が続いていました。
この度、それがバージョンアップされ、最新版のFTBVX8でVX-8Dのメモリ管理ができる事が確認できましたので、紹介いたします。
ソフトウェアの入手(ダウンロード)は こちら で FTBVX8JSetup.exe がソレ。有料ソフトです。PAYPAL(ペイパル)で決済した後、機能制限解除用の認証キーがメールで届きます。制限されている状態では、VX-8Dから読み込みはできても書き込みができない一方通行状態です。なので、インターフェースを作って動作確認してから送金すると安心です。
ちなみにインストール時の認証キーは、旧バージョンのモノでOKでした。
というか、認証キーがレジストリに登録されていたようで、セットアップするだけでフルスペックで動作してホッと一安心です。
メモリ管理には毎度おなじみのクローン機能を流用していますが、VX-8Dのマイク端子にシリアル入出力ができるピンがありそことパソコンをつなぎます。VX-8(D)のシリアル端子の信号は3.3VのTTL(低電圧TTL)ですので、パソコンとつなぐためには、3.3V系TTLとシリアルのレベルコンバート回路を組まなければなりません。
ワタシはJA1OGS ART氏に教えていただいたレベルコンバータ基板 TTL-232-3V3 とバテスタ社で販売している CTM-11(VX-8D用の片側片側が切りっ放しになったマイクケーブル)をつないだモノを使っています。それとの配線の様子は以下のとおりです。
実装面側のランドにCTM-11のブルーとグリーンのリード線を。その裏面にレッドのリード線を配線します。位置は写真を参考に。
このレベルコンバート基板は、RSコンポーネンツ社の通販で購入しました。こちらがそうです。でも、こちら のほうが配線しやすいかもしれません(値段がそれなりですが...)
VCP(仮想COMポート)ドライバは ここでダウンロードしたものを使っています。
次は、FTM-350のメモリ管理にチャレンジしたいと思います。ウワサでは、海外ですでに開発されダウンロードできるようになっているそうですが、私はまだ試していません。
でも、バテスタ製トランシーバ用のメモリ管理ソフトが「すべて」海外のユーザーにおんぶにだっこというのも複雑な気分です。ある意味、海外に熱心なファンが多いということなのかもしれませんけど...
余談ですが、海外でWiRESが普及しないのは、WiRESより前にインフラができたIRLPがあるからで、逆に日本でIRLPが全然普及しないのはWiRESでのインフラが先行したのが原因のようです(笑)