「通勤ライナー」はなぜ乗客にも鉄道会社にも得なのかー有料座席列車導入は鉄道活性化のカギ

こんにちは。大塚良治『「通勤ライナー」はなぜ乗客にも鉄道会社にも得なのか』(東京堂出版)で鉄道活性化策を提言しています。

通勤・通学の貴重な足!JR予讃線特急「しおかぜ10号」「いしづち10号」

2015-02-05 01:06:45 | 日記
皆様、こんにちは。

2月4日早朝、ホテルクレメント宇和島をチェックアウトして、宇和島駅改札口に向かいました。駅ビルがホテルですので、とても便利です。

JR予讃線宇和島06時35分発特急「しおかぜ10号」岡山行き・「いしづち10号」高松行き(列車番号:宇和島→岡山10D、宇多津→高松1010D)2号車普通車自由席に乗車しました。

JR四国松山運転所2000系2005編成3両+他2両+2両による運行でした。



40人の旅客を乗せて宇和島を出発し、2号車では、伊予吉田2号車±0人、卯之町+3人、八幡浜+18人、伊予大洲-3人+30人、内子+5人の変動がありました。特に、伊予大洲で多くの高校生が乗車しました。女子生徒の割合が圧倒的に高く、男子生徒は若干数にとどまります。

なお八幡浜と内子では、下り普通列車に多くの生徒が乗り、混雑していました。こちらはサラリーマンの姿はあまりなく、大多数が通学利用のようでした。



その後、伊予中山と伊予市では2号車の乗降がありませんでした。

女子生徒たちは慣れた様子で、通路側の空席に着席します。隣が男性でも全く意に介しません。私も内子で女子高生と相席となりました。



08時03分定刻に到着した松山では、約300人の下車がありました。乗車は50人程度にとどまったようです。相席の女子高生もここで降りました。



下車した旅客の圧倒的大多数はサラリーマン、OL、学生・生徒で、皆足早に駅を去っていきました。愛光学園のスクールバス3台も生徒たちを乗せて、あっという間に松山駅を出発していきました。特急列車到着後5分も経っていません。そういえば、同校の生徒たちは、特急列車を下車した後は、駆けるように改札を通過していました。



西衣山に予讃線の新駅ができれば、スクールバスに乗り換えずに、愛光学園へアクセスすることができます。幸いにも「しおかぜ10号」岡山行き・「いしづち10号」高松行きは、松山からさらに予讃線を東進しますので、もし西衣山新駅ができた暁には、朝夕の通学時間帯に特急を停車させることで、同校生徒の利便性向上につながります。また、周辺住民にもメリットがもたらされることは言うまでもありません。詳しくは別稿でご説明いたします。

今回の視察では、予讃線特急は通勤・通学の貴重な足として重要な役割を果たしていることを目の当たりにしました。予讃線をさらに便利にする施策を考えていきたいと思います。

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