朱と群青

日々の思いを、時々趣味の絵をアップしながら書き綴っています。

公募展に応募する理由は。

2021年02月26日 | 

 中央の公募展に作品を送り出しました。

 年齢と体力、諸々の理由から、おそらく最後の出品と思っています。

 今回の作品も長く抱え込み、完成まで通算2年ほどかかってしまいました。

 これが最後と思えば、選外・入選関係無く、何となく晴々した気持ちです。

 

 地方から中央の公募展に作品を出すと、どれほど費用が掛かるのでしょうか、

 問題は搬入送料です。今回は送料だけで3万円余分にかかってしまいました。

 (東京からの持ち込み搬入だと、作品の応募手数料の8000だけです。)

 

私は、挑戦する高揚感が、たまらなく好きだから、懲りなく挑戦してきました。。

「そこに山があるから」という言葉と相通じるところがあると思います。

しかし、完璧に登頂できればいいのですが、落っこちてしまう事を考えると、

そこのところが何とも切ないところです。

今回は99パーセント選外と思っていますが、締めくくりです。

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次の絵は、

上記の記事とは関連無く、随分前描いた日本画(20号)です。

和紙に岩絵の具。

 

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 水彩画教室で、以前描いた人物画のデッサンが見つかったので、

 モデルさんの写真と共に絵をアップします。

 人物は難しく、限られた時間で描くので、気持ちが大変高揚します。

(15分と5分の休憩を挟み、5回ポーズ)その後1時間ほどの修正。

 

 

 

水彩画8号(別の日に彩色しました。)

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春が待ちどおしいこの頃です。

2021年02月20日 | 日常

 

 上の絵は、チワワのくるみを散歩に連れていく道から見える”ドームプール”の風景です。

 遠くに見える山は「金峰山」です。この絵を描いた時の季節は秋でした。

 

今日の現地の写真

 くるみと一緒の散歩は、雨が降らない限りほとんど毎日です。

散歩を忘れていると、くるみは私の顔を真剣な目つきでじっとみます。

「何か忘れていない?」

 

散歩途中で

「アッ、春の匂いだ」。くるみはクローバーの香りが好きです。

 

こちらもいい香りです。(護国神社の梅園で)

 

 

 

 

 散歩から帰ると決まっておやつの時間ですが、

 それも忘れていると、おやつを保存している棚の前でアピールします。

 「ここにあるおやつを早く頂戴」

おやつを食べるとやっと静かになり、お昼寝の時間です。

”満足した”まどろみ”です。

 言葉では言わないけど、

いつもゼスチャーで猛アピールするくるみです。

 

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水彩画教室が賑わっています。

2021年02月10日 | 水彩画

 昨日、月2回の水彩画教室の日でした。

 又、教室に新しく加入した生徒さん(男性)の紹介があり、先月も男性が一人増えたので男性は5名で、合計17名程にもなりました。絵の教室としては、これが人数的には限界かなと思います。

 コロナ禍の中で大丈夫かなとちょっと心配な気もしますが、雑談をする事も無く、前を向いて黙々と絵を描くだけですから多分大丈夫でしょう。家にずっと籠もった状態で、皆さん人恋しくなって、趣味の絵を通して集いたいのでは無いのでしょうか。

 次の絵は、教室でデッサンしたものを、自宅で仕上げたものです。

 教室の使用時間が2時間なので、モチーフの展示作業、終わってからの跡片付けを差し引くと1時間半ほどになってしまいます。私はいつもデッサンから色を塗り始めたところで終わり、絵は家で仕上げる事が常です。

 6号の水彩画です。小さい画面にいろんな民芸品を描き込み過ぎていて、どこに主体があるのか分からなくなりました。次回からはもっとサラリと描きたいと思っています。

 

 

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 我が家の大切な一員チワワの ”くるみ”  

 

 

 

 くるみが我が家に来てからやがて8年になります。生まれが2月なので、満で8歳の誕生月になります。人間でいうと40歳超えでしょうか。

 テレビなどで見ると、いろんな犬種の犬もそれぞれが驚くような芸達者達ですが、我が家の”くるみ”は、何も出来ません。

 基本的な、来い、お座り、お手なども全く出来ません。それは犬が悪いわけでは無く、「飼い主のしつ飼い主のけの怠慢」がその原因だと、大変反省しています。

 一言、その言い訳をすると、くるみは食が細いのです。

 どんなに美味しそうなおやつを見せても、少しも興味を示さないのです。しかし、そのまま放っておくと、いつの間にか食べている。だから、おやつで釣って芸を仕込むという事が全く出来ませんでした。

 芸は出来なくても、くるみは私たち家族の一員で、精神的にも大きな支えです。辛いことや、悲しいことがあっても、寄り添ってくれればホッコリと気持ちが和らぎます

くるみと遊ぶ動画を取りました。(一部のパソコンでは動画が再生できない事があります。申し訳ありません)

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3か月でまた開花*デンマークカクタス

2021年02月04日 | 日常

 昨年の11月に花屋さんから買ってきたデンマークカクタス(シャコバサボテン)が3か月後の今満開です。

 花が終わった後、2節ほど切り戻して日当たりのよい出窓に置いておいたら、1か月ほどで切後から芽が出てきたので、葉っぱが出てきたと思っていたら花芽でした。あれよあれよと思っているうちに蕾は大きくなり今が満開です。今年の秋以降もまた咲くのでしょうか。

 写真に一緒に写っているのは、これも同じ店で買ったユリです。

 

 

水彩画教室で描いた絵です。F-6号。

 私は水彩画を描くとき、モチーフはきちんと形のある物を描くのが好きです。花束とか沢山盛った果物など捉えどころの無い対象物は苦手です。

 見たままをキチンと描くことに固執するあまり、省略とかぼかして描くことが出来ないので、量の多い花瓶の花などは、とても膨大な情報量となり、結果、描けないのです。

 風景画も、対象物が省略が出来ないという理由で、山の絵とか町並とか広い景観を描くのが苦手です。

 絵は性格を表すといいますが、絵を描く上では困った性格です。

 しかし、何はともあれ、どの絵も楽しんで描いています

 

 

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苦渋の選択のグループ展

2021年01月29日 | 日常

 私の通っている水彩画教室のグループ展を、市内のレストランで開催しています。

 コロナの緊急事態宣言が、熊本県でも独自に宣言されている中、この催しを実行すべきが、事前に皆で話し合いました。

 中止するという明快な選択もありましたが、半年も前からこの店の店長と相談して決めたことで、この逆境になってあっさりと「中止」という事も脳が無い様に思え、何とか良い解決方法は無いこのかと意見を出し合いました。

 結論は、、この時を目指していた各人の作品への思い入れもあるし、半年も前から店長と相談してお願いしたところでもあるし、予定通り店内に作品を飾らせて頂く事としました。

 但し、このレストランで予定していた食事会は中止としました。せっかく作成した招待状はがきも、使用しない事にしました。皆さんに来て頂きたかったのに残念でした。

 ただし、この店はテイクアウトも出来るので、みんな出来るだけ注文しようと申し合わせました。店長からは、「コロナがおさまってから是非来てくださいね」と言われ、この店を応援することにはなるし、苦渋の選択ではありますが、単純に中止するよりは良かったのではないかと思っています。

 

 作品を展示しているところ

 

壁面はライトアップされて、絵が映えます。

 

私も作品を2点展示しました。

 

送ることが無かった案内はがき。

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ぽかぽか陽気

2021年01月16日 | 日常

    この数日暖かい日が続きます。

 去年の暮れから咲き始めたツボサンゴの鉢植えが随分と伸びてきました。この植物の花は通常春に開花するのですが、花芽がいくつも出来ています。出窓に置いているため春と勘違いをしたのでしょう。

12月の写真

現在の写真

 

 温かさに誘われて近くの運動公園へ散歩に行きました。風も無く春みたいに暖かでした。

 チワワのクルミもご機嫌です。

 

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 次の絵は、以前描いた「スペイン・トレドの眺望」です。

和紙に岩絵の具、F-50号

 

 

 

 

 

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今年初めての絵画教室

2021年01月13日 | 

 私の住む地方でも、新型コロナの発症数が尋常でなく増えてきました。私の住む町のすぐ近くの、介護施設を含む病院でクラスターが発生し、最終的には80数名となり、亡くなられた方も何名か出ています。

 「不要不急の外出は自粛」が言われている中、私が通っている絵画教室は休講の連絡は無く、正直気が進ませんが新年初めての教室でもあり、意を決して行くことにしました。

  今回の水彩画は、去年の11月に写生したものを今回仕上げたのです。敢て色の綺麗さよりも渋めの混色とし、筆のタッチの粗さを出すことと、時間をかけずに彩色することに留意しました。

 

 

 新型コロナの蔓延する状況ではありますが、計画通りにグループ展が行われます。初めてとなる私も2点出展します。

 

 

 

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懐かしい同級生が電話で「絵を送って欲しい」

2021年01月07日 | 日常

 正月気分も抜け始めた昨日、電話がかかってきた。

 いきなり、「懐かしいなァ~、何年振りかな」と言うなりアレコレ喋り始めた。

 私は相手が誰だかわからず「どちら様でしょうか」と、「○○ですよ」名前を言われてもすぐには分からなかった。声に聞き覚えが全くなかったのです。何となく○○君かと思い、それでもこのご時世、電話で良からぬこともあるし、念のため「子供さんの名前、なんて言ったっけね。もう結婚しているだろうね」と話し、やっと確信が持てた。

 その○○君が、私の年賀状の舞妓さんの絵が気に入ったので、送料は出すので送ってくれと言うのです。それは嬉しいけど、その絵はチャリティーで販売済みだし、新たに描くとなると、色紙とは言え私の絵はかなり時間をかかる。構想から仕上がり迄1週間は必要だし、第一今はその絵をまた描く熱意も無い。

 彼には申し訳ないが、写真を色紙大にコピーし、額に入れて送ることとしました。

 加えて、数年前に描いた色紙絵を一緒に付け加えて送ろうと思っています。

日本画色紙絵 「山茶花」 

 

 

 

 

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新年明けましておめでとうございます。

2021年01月01日 | 日常

 

 

  

 

  

   今年もよろしくお願いします。

  私のブログを見て頂き、ありがとうございます。

   ブログを始めてから、今年で10年になります。

   その間いろんな事情でブログを休む事も度々ありましたが

   どうにか10年間維持できました。

   何よりも増して皆さんにブログを見て頂いているという事が、

   ブログを継続する励みになっています。

   今年も何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

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鎮めの少女像

2020年12月31日 | 

 今年も今日で最後です。新型コロナで始まり終わりのないままコロナ禍は来年に引き継がれることになります。

 次の絵は「鎮めの少女像」(作者不明)を模写して彩色を施したものです。(鉛筆デッサンに透明絵の具)

 原本は写真ですが、災害の終息を願う気持ちがよく表された像だと心に響き、写生しました。

 

 

新型コロナに対しての防御は、終息するまで気を緩めずに、凛とした気持ちで臨みましょう。

 

 ヨーロッパ中世のプリンセス像からのイメージ

    (和紙に水干絵の具)

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狂い咲き

2020年12月30日 | 日常

 近年小さな鉢を買ってきて大事に育てることが多くなりました。我が家の狭い庭は毎年手に負えないほどの雑草がはびこる様になり、初夏と晩秋に業者を入れて整理していますが、もう庭には新たな植物は植えないようにしました。

 去年の今頃は、戴いたアジサイの苗が突然花を咲かせましたが、今年は(開花時期が春の)ツボサンゴの苗の蕾が出てきました。

アジサイの苗の開花(去年の今頃)

 

ツボサンゴの苗の開花(現在)

 

 ガマズミの花も小さいながら花を咲かせています。(現在)

2階のアトリエの出窓に置いているので条件がいいのかも知れません。

最後に、新作ではありませんが日本画です。

閘 門(こうもん)  (和紙に岩絵の具)

 

デッサン

閘門とは

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色んな問題を残して今年は終わりそうです

2020年12月29日 | 日常

 昨日受けたPCR検査は陰性(正常)でした。もし、陽性だったらとどうなるかを考えると本当に助かったと思いました。コロナ禍の中で、3蜜にならないように、危うい環境に行かない様に自ら注意していても、どうにもならない事もあるのを痛切に感じました。

 今日の段階でこのクラスターで感染した人は67人。この施設では「関連施設を含めて十分な対策を取ってきた。」と言っているそうですが、保健所の調査では「検温や消毒などは適切に行っていたが、職員が食事で利用する休憩室は、窓が無く換気が不十分だった。また、入所者が使う食堂は向かい合わせでとっていたこともあった」また「クラスターが発生した時の対応は学んでおらず、訓練も無かった」と指摘したそうです。

 施設内には併設の病院やリハビリ施設もあり、また近隣は通称「病院通り」と呼ばれる程クリニックや病院が多いところで、今回のコロナクラスター発生で、利用者の診察に対する不安も大きいと思います。

12月31日でクラスターは76人に増加していて、終息していません。

 

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コロナ禍の中でも日常はあります。

今年描いた水彩画

 

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恐怖、年末押し迫ってからのPCR検査

2020年12月29日 | 日常

 年末も押し迫った昨日、電話で急遽PCR検査の打診がありました。

 家内が通っている病院で新型コロナの大規模なクラスターが発生し、家内に対して、濃厚接触者には当たらないが、念のためPCR検査を行う事の了解を求める打診で、了解した為、昨日自宅に検査スタッフが2名来ました。

 検査スタッフ2名は、青い防護服とフェイスシールドにマスクといった物々しい格好で、その状況に一瞬ドキリとしました。

 結果は今日にも判明するという事で、もし陽性と判断されれば、この正月は私含めて大変なことになります。

 その後もクラスターは拡大し、60数名になったという事で心配です。

 何とか平穏な正月を迎えることが出来ることと、猛威を振るっている新型コロナの一日も早い終息を願うばかりです。

 

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 こんな状況の中でも平凡な日常は存在します。

水彩画教室で描いた絵

 

 

 

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洋画と日本画の違いは「肉食系と草食系」の違い?

2020年12月18日 | 

 会社を定年退職して絵を描くことを趣味として習い始めて、もう15年近くになろうとしています。

 絵をただ描く事だけでなく、いろんな絵画団体にも入り、人との繋がりも増えました。私は先ず水彩画を習い始めて、並行してデッサン教室、植物画、水墨画、日本画といろんな経験をしました。その為に器用貧乏と言われることもありますが、幅広い絵の世界を楽しんでいます。

 今まで、ずっと通して描いているのが水彩画日本画です。

 その違いは何だろう。そして、美術の専門的な教育を受けたことが無い私にとって「日本画とは何か?」と聞かれるのが一番困惑する質問です。今回は私の描いた3枚の絵を通して、素人の私なりに整理してみました。

 1枚目は水彩画教室で描いたモデルさんのデッサンです。後で着彩する事を念頭に置いて描きました。(F-6号)

 モデルさんの細かな描写をするのが遠慮されるので、だんだん私の頭の中で美化していくことになります。

 

 この絵に水彩絵の具で彩色したのが次の写真です。人物の形、皮膚の陰影など観察して写実的に描きました。着彩で顔の表情がデッサンと変わったのは私の未熟さです。

 

 

 次に、この絵を元に日本画を製作しました。使ったのは和紙、岩絵の具です。

 この作品はグループの小品展に出すためで、F-4の大きさに縮小して描いています。

 人物の輪郭は線描きにしていて、皮膚の陰影は極力抑えて立体感を強調しないようにしています。岩絵の具の混色は抑えて(比重が異なる場合があり分離することが多い)5回~8回の塗り重ねで色を出します。

 水彩画の場合はチューブからパレットに出してすぐに混色して塗ることで早く完成しますが、日本画は岩絵の具を膠(にかわ)で溶いて、色を塗り重ねるという行程があり、乾いてから何度も塗るという繰り返しの時間を取りますので、完成までかなりの日数を費やすことになります。

 日本画を描く場合、絵の全体の表現は「清楚」にと心掛けしています。

洋画と日本画の違いは、人種の違いもあり「肉食系と草食系」の違いなのかも知れないと、私的には思えるのです。

 

   日本画 「憩い」 F-6 (和紙に岩絵の具)

 

 

 

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教室で描いた人物画その2

2020年12月05日 | 

 水彩画教室に通っています。早いもので2年を過ぎました。講師はおおらかで教室の雰囲気はとても明るいです。

 難を言えば、絵を描く時間が短い事。正味2時間となっていますので、机上にモチーフを幾つか並べて周りを囲んで描き始めるときは既に20分以上は経っています。私はいつも時間が足らずに、デッサンのみで終わるのがしばしばです。

 今回の人物を描いた時の作品の完成するまでを3ステップで写真を撮っています。

 デッサン(教室で描いて、講師の指導を受けています)。私は本人に似ていない事を気にしていましたが、「似顔絵ではないからね、雰囲気が伝われば十分!」と言われました。デルさんのホーズも顔の表情も硬く、そのままの表現がなかなか厳しい。素人さんだから仕方ないか。お互いに素人なのだから!

 

家に帰ってから写真を見て着彩。

写真はいけないよ、と言われそうだがこの状況下では仕方ありません。

 

 私の絵は写実的です。先ずは人物をキッチリと観察して表現することに努め、デフォルメするのはその後と思っていますが、顔は例外で、似せようとすると段々深みに入ります。

 今回の絵はデッサンでは表情が硬く暗かったので、生き生き顔にデフォルメ。実際は目と口をいじった程度ですが。

 後日、作品としては画面が物足りないので、別のフロアに置いてあった観葉植物の鉢を追加しました。無いものを画面の中に描き入れるのは大丈夫なのか?。でも、大家の画家さんも普通にやっているから、許せるだろうと勝手に思っています。気にしていた厳しい顔も、何とか優しい顔になりました。

 

 

 

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我が家の小さな庭も秋色

この土地へ移り住んでから、もう二十数年になります。

 庭は狭く、それでも当初は意気込んで芝生を貼ったり、植栽も植木屋にたのんで、知人からはいい庭が出来ましたねと言われたものですが、その後の手入れも悪く、また、木が思いも寄らず大木になったりして撤去する羽目になり、現状に至ります。そんなどうという事もない庭ですが、今は秋色です。

 

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