朱と群青

日々の思いを、時々趣味の絵をアップしながら書き綴っています。

熊本城スケッチ会

2014年10月23日 | 

今日は久し振りの雲一つ無い晴天でした。

私の所属する絵の会の戸外スケッチが熊本城でありました。

開門早々の9時から入場し、まだ観光客の少ない城内をスケッチポイントを探して回りました。

風景は良くても観光客で混む所は避けて、静かな所を選ぶのもポイント選びの重要な要素です。

アマチュア画家は観客が多すぎると、集中出来ずに稚拙な絵がますます出来が悪い絵に変貌します。(笑い)

皆さんとのんびり食べたり飲んだりしながら、2時間の間にたった1枚の鉛筆写生しか出来ませんでした。

真剣さは一寸不足しましたが、秋晴れの下十分楽しめました。

 

写真は熊本城と、おもてなし武将隊の1人のスナップ写真で、絵は、鉛筆画6号です。

 

 熊本城は石垣が素晴らしいです。この絵は、その内に大きい画面に描き色を付けたいと思っています。

 



 If you found it interesting, please click! 

にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ
にほんブログ村

 

コメント (1)

絵から抜き出て来た婦人

2014年10月06日 | 

 東光展は具象洋画展で、個性豊かで親しみやすい絵が多く、毎年楽しみにしているファンも多い美術展です。

 美術館に東光展80回記念展(巡回展)を見に行った折、会場を一回りして最後のコーナーにさしかかった時、

1人の婦人が絵を鑑賞されているのに出会いました。

 

 横顔が、たった今見てきた田代晃三画伯(東光会の重鎮)の描かれた『振袖』という題の人物画の婦人に似ているのです。

躊躇いながら、「あの~」と声をかけました。 (一瞬、あまりにも唐突で失礼かと、後悔しました)

 

 「田代画伯の絵のモデルさんですか?」

 ニッコリしながら「そうです」という答えで 「もう絵をご覧になったのですね」。

私が「素晴らしい絵でした」と言うと、「もう画伯のモデルを始めてから17年になります」と嬉しそうに「今から絵を見に行くところで、

楽しみです」と言われました。

 

 田代画伯の人物画は、精密な描写というのではなく、簡略化された対象の面と鮮やかな色使いが特徴ですが、絵を見た後、

実物のモデルさんに会うと、簡略していてもその特徴を驚くほど捉えていて、人物の雰囲気までも表現されている事が分かりました。

 私が見たのは洋装の婦人で、横顔と言ってもほとんど後ろからの横顔なのに「あ、絵の婦人だ!」と分かっ程ですから。

  そこに佇むのは、まさに、絵から抜き出てきた婦人その人でした。

  

絵は田代晃三画伯の 『 振袖 』

 

 

  If you found it interesting, please click! 

にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ
にほんブログ村

コメント