rftgyふじこlp:今は反芻している…JP1NOM

のんべんだらりと生きてしまいましたよ。

答はQ

2008年03月04日 20時52分40秒 | 無線
灯台放送をどうすれば綺麗に力強く受信出来るだろう?

LWアンテナを繋いだり、LWアンテナにプリセレクタを繋いだり、プリセレクタにRFアンプを繋いだり、いろいろと試したが、一番効果がある(信号が浮き上がる)のは、プリセレクタのみを受信機本体のバーアンテナに電磁結合する「Qマルチプライヤ」だった。

受信信号が微弱な灯台放送の場合、LWアンテナはノイズを拾うだけ。もちろんLWアンテナにプリセレクタを付けてもRFアンプを付けても、相当高度な事をやらない限り、S/N比を悪化させるだけだ。ノイズの方が信号より強いんだもんね、そりゃぁそうだろう。

結局、内蔵バーアンテナと外付けのバーアンテナを一番電波を拾う向きに平行に置き、電気的にではなく、電磁的に結合させて同調回路の効率(Q)を上げる方法が一番合理的だった。

同調回路のQは簡単に言えば、同調したときの出力電圧と非同調分の電圧の比となる。Qマルチプライヤを付けると外付けのバーアンテナと内蔵バーアンテナが電磁結合して、内蔵バーアンテナの同調出力が上がるわけだ。

このときの結合度により、Qが上がるだけか、Lまで変わってしまうかの違いが出る。粗過ぎてもダメ、密過ぎてもダメ。ちょうど良いところを見つけなければいけない。外付けのバーアンテナにLWアンテナを繋いでもノイズが増えるだけだ。

釧路や襟裳岬、八丈島が今までになくハッキリと力強く聞こえる。それでもレベルメーターは振れないんだけどね。アンテナの向きが悪いのか、九州・沖縄は全滅。北陸もほとんど入らない。唯一粟島だけは強く聞こえる。

そんなわけで、現状でのベストアンサーはQマルチプライヤ、これで決まりだ。実は長岡でTBSやFENを聞くときにICF-5800に同じような事をした。周波数変換してTS-520Xで聞くよりも手軽だし、AMモードがないTRXでは周波数がずれてビートノイズがでてうるさいので、やはりこれがベストアンサーだったわけだ。

ところで、今日SONYのラジオカタログを見ていたとき気付いたんだけど、SONYのラジオって意外に「AMワイド(1705KHzぐらいまで受信出来る)」が多い。ポケットラジオとか、4,000円ぐらいのホームラジオにでも1700KHzのメモリがある。どうせならEX5もワイドレンジにしてくれれば良かったのにね。

ICF-28のカタログスペックには「AMワイド」の表記がないけど
メモリは1700KHzまである



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