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rftgyふじこlp:今は反芻している…JP1NOM

のんべんだらりと生きてしまいましたよ。

閑古鳥線

2008年05月10日 14時01分49秒 | ニュース
仙台空港アクセス線に技術賞「臨空都市形成に貢献」

『 選定理由では「新しい施工法の採用で、コストを計画より約20%縮減。工期も大幅に短縮して実質2年半で完成した」と技術面を評価した。

 さらに「空港はアクセスが拡充し、東北のアジアゲートウエーとして重要性が増大した。沿線では商業施設や住宅の建設など、臨空都市の形成が着々と進んでいる」と、鉄道がもたらした社会的な効果を指摘した。』


なるほどね。
技術的には素晴らし路線なんですね。新型車両もなかなかかっこいいようで。

でも

『パークアンドライド低迷 空港アクセス線・杜せきのした駅』

『乗用車と電車を乗り継いで通勤することで、アクセス線の乗客増と環境負荷の軽減を狙い、4月にスタート。サービス開始から1カ月を経ても、利用者は8人だけで、用意した100台分の駐車場には閑古鳥が鳴いている。』

『杜せきのした―仙台間の定期代は、アクセス線と東北線の運賃を単純に合算。名取―仙台間より1万7000円以上高い3万7200円となり、これなら名取駅周辺で民間駐車場を借りた方が割安だ。』

パークアンドライドは工場・企業・住宅などと空港アクセス線の距離が大きく、路線バスも整備されていないので、苦肉の策で生まれた方式と言って良い。

料金も割高、総合的な時間短縮効果などを考えれば、車でそのまま移動した方がマシ、という事だろう。


【特報 追う】つながらない「空」と「街」 仙台空港アクセス鉄道

『開通後半年間の利用者数は当初の目標(1日1万人)を下回る1日7600人と、今ひとつ元気がない』

バス等を使うと仙台駅-空港間は40分、アクセス線なら最短17分。料金も安いという事でメリットはある。

『需要予測は、空港利用者の1日4000人に加え、通勤・通学、買い物客らが1900人で合計5900人。だが、実際には、空港関係の利用者は1日3900人で目標に近づいたものの、通勤・通学客は目標の1割にも満たないわずか150人にとどまる。』

『同社の担当者や県関係者の話を総合すると、伸び悩みの要因は2つ。住宅地から鉄道駅への交通アクセスの悪さと、高運賃だ』

空港利用者そのものの少なさ、JRの消極的な姿勢、運転本数の少なさ、高運賃、沿線インフラの未整備…と問題山積みですね。

首都圏の通勤列車じゃないんだから、初めから採算割れは当たり前でしょう。それをばら色の需要予測と、採算を取るつもりの料金で利用者がいない、ってレインボーブリッジや本四架橋と全く同じ構図。


初めから儲けようなんて考えるからいかんのよ。
交通インフラは商売になりません。電車だけで十分な利益を上げている路線なんて、極限られた一部路線だけでしょ?

経営の合理化は進めなきゃならんとしても、もうけは期待出来ない。そういう事実を見たくないだけでしょうね。それを合理化は適当でもうけを出せる運賃設定にしてるから、利用者がいない。


とりあえず料金を半額にするとかしないとダメでしょうね。行政の援助も必要かも。空港と仙台市中心部を結ぶ道を走りにくくするとか。本当に炭酸ガス排出量を減らして、電車利用を促すならそれぐらいしないとダメでしょう。

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