つづき
ナックルフォアのコックスをやるようになってから数週間経ったある日
たまたまだか前もって予定していたのか今となっては知る由もないが練習場所(中川)が同じだったY高校の漕艇部と
競漕することになった。相手も同じ1年生クルーだ。
中川の橋から橋間のおよそ1キロ。2艇並んでから先輩の合図でスタートした。
「1本、2本、3本、、キャッチ!ソー!キャッチ!ソー・・・」スタートの掛け声はこんな感じだ。
スタート時にスパートし流れに乗ったらパドル(漕ぐ強さ)で漕ぎ続ける。
中間地点でミドルスパート・・・「ミドスパ行くぞ!足蹴り行こう!さー行こう!」という掛け声でミドルスパートをかける。
「ピッチ36、ピッチ36・・2枚上げよう!さー行こう」・・・ピッチ36は適当だww
この時点で俺の艇が先行していた。ラスト100M程になりラストスパートをかける。
スパートしなくても余裕で勝てたのだが俺はインターハイを目指している。
ここは大差で勝たなければならない。
「ラストスパート行くぞ!足蹴り行こう!さー行こう!」・・・と言った途端、他のクルー皆えっ?!という顔をしたww
えっ?!・・じゃなくて、はあ~?何言ってるんだコイツ、、、って顔だったかなww
皆真面目に足蹴りしたかどうかは覚えていないが、その競漕は余裕で勝った。
それまで競争して勝ったという経験がなかった俺の初めての勝ち体験だった。
・・・俺が漕いだわけじゃないけどなww
競漕後トクニョウに文句言われたのは覚えているよww