日本の雑誌の記事だと解決しないと何か日本政府が悪いようなタイトルになる。
が、どうなんだろう実際のところ日本人で北朝鮮の情報に接している人間がどのくらいいて真実を探れる可能性があるのかそれすら疑問だ。
なのに未解決をネタに記事するのは感情を売買するようなものでしかない。
小説ならそれでも良いのだろうが、現実で感情に訴えてその結果が43年もの間続いた。
現状でも北朝鮮とは今も国交はなく、核兵器、ミサイルなどの脅威もそのままで韓国さえも拒絶し始めた。
流れが変わる事がない以上、脅威も変わらない。
せめてもの話は北朝鮮がもう少し豊かになって軍事国家でなくとも成立し、かつ洗脳的な共産主義から脱せないと変わりようもない。
つまり、軍事と経済制裁の悪循環を繰り返して疲弊しより孤立してしまう。
あと、気にしているのは金正恩の事で金与正がこれだけ全面に出ると言う事は何かこういう体制になるのかと想定を変える必要があるのかもしれない。
そんな不安定な事態に総理の個人への非難をするのが相応しい時期なのか考えないと北朝鮮を侮るのはよろしくない。
これまでも交渉でどうにかしようとして来ただけに考える必要がある。
たとえ次の首相が誰であろうともこの問題は安易に考えたり、早計に解決しようとしたりするのは難しいのを今一度戒めるべきかと思う。
批判するのは容易いが、解決は何をどうすれば良いのか全くもって道が見えない。
戦前の日本ならこんな事はないだろうし、極論拉致されたら取り返すだろう。
それを出来なくさせている憲法縛りさえ人権と言うのは矛盾だろうが。
それ以前に隙があったのは昭和52年の話なのだ。
日本は戦後30年にして高度経済成長を遂げ
北朝鮮は韓国と戦闘状態のままだった。
気の緩みがあったとすればそれが問題だったのもない訳ではなく、非常識な誘拐とは言え相手は戦時中の国家でスパイ活動とかやっていたのだろうに。
それから考えても日本側で一つになれないような事ばかりしているのは人権を無視して自己の利益をあげているに過ぎない。