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首相 年頭所感 来年9月の総裁選再選へ意欲

2017-01-01 06:24:20 | ニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170101/k10010825881000.html

>「私たちが政権を奪還する前、『日本はもはや成長できない』といった未来への不安をあおる悲観論すらあった。しかし、強い意志を持ち努力を重ねれば、未来は必ずや変えることができる」

先ず、悲観論でなく、人口減少の実態に基づく将来の社会を想定しているから成長が厳しい、またはマイナス成長になると予想で対策が必要だとしているはずです。
むしろ、先物買のように景気を良くしてしまったのはアベノミクスの方です。
TPPへの具体的な経済構造改革や必要な痛みを伴う外国人労働者の入国に真剣な話をしていない国会でその手の経済成長を望むのは難しいです。
首相がおっしゃる努力の大半は大企業の従業員の苦悩や中小の経営者の踏ん張りに他なりません。
社会的に見ても公平なチャンスが一番無いのは政治で、知名度、地盤、選挙資金など二世議員、組織議員、有名人に有利です。
そしてこれらから選出された議員さんに経済的な理屈は分かっても痛みを分かち合うに十分な人生経験に欠けます。
失敗するというより妥協するしかないという意味で従来より改革されても大幅な進展もなく脆弱な体質は変わりません。

データに基づく将来設計を考えれば、今の国会の審議などで良いのか誰しも悩むはずです。
年金問題の解消で現時点の世代に厳しい話を出しました。
しかし、その時に言われたのは将来受け取る世代もまた減らされるシステムの中で少ない年金を強いられる苦しみです。

暮れの稲田さんの靖国参拝ではありませんが、日本の政治的な曲解を利用してでも周辺諸国は内政の不満を逸らそうとします。
その中で日本の外交だけが自己中心に成れずに他者のお節介を焼いている現状です。
ロシアについてさえも北方領土の如何とは関係なく経済協力するようなニュアンスになってしまいました。
アメリカのトランプ次期大統領との会談も勇み足と言われるほど、難しいものです。

将来は大事ですが、現時点ですら過去の整理もさせて貰えない周辺諸国の意地悪に悩まされているのです。
そしてその原因の中に右傾化の疑念があり、そのシンボリックな存在が他ならぬ安倍首相なのですから困りものです。

私の感性では形式的な美意識よりマスコミの報道の流れの中で形成されてしまった政治家の政治資金やモラルなどの改革をしないとまずいです。
安倍首相が民主党政権以前に退陣した後、
コロコロ首相が変わりました。
この問題は色んなケースがありますが、
基本自民党を始め、大臣になる前の身体検査と呼ばれる事前審査が甘い為ではないかと思われます。
また、その後の失言やモラルハザードなど
教育も徹底されていないから、国会が揉めて世論も支持しなくなります。

形式美的な将来像を描いてしまわずに、現実の情報に想定される将来の不安を払拭する為の構想がある程度効果を発揮します。
成人病対策で食事制限と運動が必要なのと同様に、現状の改革には厳しく、また将来にも安定ではなくチャレンジ無くして日本のこれまでのような繁栄の維持は難しいと現実を語るべきです。

民進党の若手が質疑で制作してきた予測資料のように厳しい過去の事案を想定すれば必ずしも形式美的な将来像を描くのがいいとは限りません。
ズバリ書けば若者が努力しがいのある社会、経済的な機会均等、そして将来への不安は自己解決出来る自信がいると思われます。
別に戦後高度経済成長でも努力や創意工夫で苦労してきたのは変わりありません。
それ無しの経済成長なんてバブルですから、容易に崩壊してまた信頼回復、構造改革に時間を要します。

これまでのホワイトカラーが自負していたような解決能力の高さ、自己実現の要領の良ささえも厳しいと社会問題から見透せます。
昔のこのレベルの人なら、うまく立ち回るないし他でもやれたのにと嘆かざるを得ません。

そんな現状の経営を腐敗させてきたのは自民党のような存在と世間が捉えてしまっているから都政の自民党議員団にマスコミが厳しいのでしょう。
現実の情報に基づかない空想でも視聴者の興味を駆り立てるから取り上げられています。

その辺りの改革を出来ないと、理想論の将来像では政治不信や将来への対応する若者が増えないと危惧しております。