太陽と花と波と緑そして命

I love mother nature,and life

汚れた心 

2012-09-02 07:29:44 | 日記

映画「汚れた心」を見てきました。

汚れた心  http://www.kegaretakokoro.com/pc/   Coraçoes Sujos

監督 ヴィセンテ・アモリン

 

人は戦争で狂わされるのか、それとも狂うから戦争になるのか、

そんなことを考えました。

舞台はブラジルの日系人社会。第二次世界大戦で日本が負けたと

信じたくない人たち、勝ったと信じている日本人の集団が、「国賊」を

征伐するという名のもとに次々と同邦を殺していきます。

 

それにしても、いくら情報がなかったとはいえ、日本が負けたことに

うすうす気がついていたのではないでしょうか。

信じたくないからあえて目をつぶって真実を見ないようにした、

のだと思います。

見たくない真実は、それまでの自分の価値観、存在価値を全部

ひっくり返してしまうからです。

 

「知らなかった」から、「そう信じていた」から、で済むのでしょうか。

「騙されていた」で済むのでしょうか。

 

この前新聞に伊丹万作さんの書いた文について、記事が載って

いました。騙されるのも罪である、というようなことだったと思います。

ぜひ伊丹万作さんの本を読んでみるつもりです。

 

「汚れた心」に出てくる俳優さんたちの演技が秀逸でした。

主人公演じる伊原剛志をはじめ、妻役の常盤貴子、大日本帝国

陸軍大佐のワタナベ役の奥田瑛二は怪演でした。

保安官役のエドゥアルド・モスコヴィスは、ブラジルの大スター

らしく、めちゃかっこいいです。

 

それから実は映画音楽がすばらしかったです。

 

 

 

 

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