こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです
先日のテーブルマナー講座で、質問が多かったのがケーキの美しい食べ方でした。結構意外でしたが、やっぱり食べた後のお皿の上が美しくないとどこかで感じていたのか、あるいはテーブルマナー講座を受けて、ケーキも美しく食べたいと思うようになったのかも…。いずれにしても美しく食べたいと思ってもらえたのは良かったです。
そうなのよね、お皿の上に載っている美しい料理やデザートでも、食べたあとのお皿の上が汚いと、自分にがっかりしませんか?私が最初に感じたのはそこでした。でも、テーブルマナーを身につけていくと、食べることが楽しいって思えるようになって、丼物であろうとカレーライスであろうと、目玉焼きであろうと、どんな料理も美しく食べることに楽しさを覚えました。そして、食べたあとのお皿の上がキレイであればあるほど、自分に満足できる楽しさもありました。
みなさんも、お家で食べるご飯やカフェのクイックランチであっても、ぜひ美しく食べることに意識を向けてみてください。とっても楽しいですし、食事に集中することができるので、オン・オフの切り替えが自然に生じて有意義な時間へと変わりますよ。
【ケーキが倒れない上手な食べ方とは】
まずはケーキに巻かれてあるセロハンをはがすところから。フォークで巻いてはがす方法は、よく聞かれると思いますが、実際にやってみるとなかなかスムーズにできないっていう声もあります。スタートの端を左手で持ってケーキから少しはがし、端から3cmぐらい中のところにフォークの刃の間にセロハンを挟んで、内側に巻いていくのですが、最初の1~2回転までは左手でフォローします。
あとはフォークだけで、くるくるとケーキに沿ってはがしていくのですが、ただフォークを回しても上手くはがせません。コツがあって、セロハンを外側に引っ張って広げながら巻いていくと意外と簡単に巻けます。
実際に、上の画像のようにキレイに巻けます(↑自演)。フォークでセロハンを巻いていくときに、外側に巻いていくほうが簡単なんですが、そうするとクリームが外側になるので、巻いている手についたり、またセロハンについているクリームの見栄えも悪いので、内側に巻き取っていくようにしましょう。
セロハンを巻き終わったら、お皿の向こう側へ置きます。左手をナイロンの上に置いて軽く押さえます。そして、フォークを静かに抜くと、フォークにつくクリームも少なくてすみます。
では、食べていきましょう~♪
①上段の画像
ショートケーキの尖ったほうが左側に向いて出されます。食べ始めはもちろん尖っているほうから。デコレーションで乗っている苺から食べるのはNGです。フォークを垂直にして底まで刺し入れます。
②下左側の画像
刺したフォークをそのまま手前(自分側)に倒します。
③下右側の画像
倒したフォークを抜かないで、そのまますくって口に運びます。フォークを抜き差しすると、断面が汚くなったり、クリームがぐちゃぐちゃになったりするので、一度刺したフォークはなるべく抜かないほうがベターです。
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さて、ちょっと幅が広くなってくると、フォークの一刺しでは一口サイズではなく大きすぎるので、今度は2段に分けて食べます。
①上段の画像
一段目の層だけを食べます。先ほどと同様にフォークを垂直に刺して、上段の層で止めます。
②下左側の加増
そのまま手前に倒して、そのままケーキをすくって口に運びます。
③下右側の画像
上段だけを食べた状態です。やはり断面がキレイでしょ。
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①上段の画像
続いて下の層を食べます。フォークの背を断面に沿わせて、垂直に刺し、今後は底まで入れます。
②下左側の画像
そのまま手前に倒して、そのままケーキをすくって口に運びます。
③下右側の画像
次に食べ進めるには、デコレーションの苺が邪魔になるので、この段階で苺を食べます。ケーキを潰さないように、そっとフォークで刺していただきます。もし苺が硬くて刺しにくい場合は、苺をフォークですくい、一旦お皿の上に置いてから刺しましょう。フォークですくってそのまま口に運ぶのは、実はお行儀の悪い動作です。面倒だと思わずに、エレガントな食べ方を身につけてください。
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さて、ここまできたらさらに幅が広くなりますし、なにより後ろに倒れるのが心配になりますよね。そうならないためには、フォークを入れる向きを変えて切り分けます。
①上段の画像
今度はフォーク横にして、上の層のところまで差し入れます。
②下左側の画像
一度だけフォークを抜いて、フォークの腹を手前(自分側)に向けて垂直に刺し入れ、そのまま上段だけすくって口に運びます。続けて、上段の奥側→①のやり方に戻って下段の手前側→下段の奥側の順で食べていきます。
③下右側の画像
①②を繰り返して、上段下段を食べ終わると、このようにとても綺麗な断面になります。
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さて、あとひといき(笑)!これまでは点線の方向から食べ進めてきましたが、ここからは実線の方向から切り分けて向きを変えると、最後までケーキが倒れることはありません。フォークの腹を手前に向けて一口サイズの量になるよう刺して、上の層だけをすくい取ります。
上の層だけをすくいとったら、こんな感じに↑↑↑
続いて、下の層をすくい取ります。フォークの腹を手前に向けて刺し、そのまますくって食べます。こうして、手前から奥側に食べ進めると、最後までケーキが倒れることなく、そしてお皿の上にクリームが残ることなく、美しい食べ方で美しい景色をキープし、美しく食べ終わることができます。
ショートケーキは家でも練習ができますので、ぜひやってみてくださいね。正方形のショートケーキもたまに見かけますが、その場合は、角から狙って食べすすめると、最後まで倒れることなく美しく食べられますよ~。
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