(by LA TERRE)
こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです
先日のテーブルマナー講座の模様をご紹介します。今回も広尾駅から徒歩7分ほどのところにあるフランス料理のお店『LA TERRE(ラ・テール)』でマナー講座を開催しました。横浜から来てくださった方や栃木県からはるばるお越しくださいました方、またお近くという方も猛暑の中のご参加、感謝申し上げます。
西洋料理の基本を学んでいただく内容の講座で、お料理としては食前酒(アペリティフ)・前菜(オードブル)・魚料理(ポワソン)・肉料理(ヴィヤンド)・デザート(デセール)・カフェのコース。
スタートは、テーブルマナーの意味・目的からサクッとご紹介して、あとはお店にご迷惑をおかけしないように、料理のペースに合わせながら入店~退店までをしっかりレクチャーさせていただきました。その中のお料理の部分をご紹介したいと思います。
【普段使いに多い全5品のコース料理が学びやすい】
まずは前菜ですが、今回は盛合わせではなく1つの料理として、野菜とムール貝やえびも入ったさっぱり温サラダ。周りにはドレッシングのようなソースが芸術的に添えられていました。なんでもそうですが、お皿の中央から食べ始めるというのはお行儀の悪いことです。手前から奥に向かっていただきます。
ムール貝の殻をナイフで押さえて、フォークで貝を刺していただきます。そうしたら、殻をお皿の奥によけておきましょう。続いて野菜等を手前から一口ずつフォークに刺していたきます。また、飾りのように散らされている周りのソースですが、味の調整として利用します。その際に、フォークに刺した素材をソースの上でなすりつけるのではなく、ソースのそばにフォークに刺した素材を置いて、ナイフでソースを素材にからめます。つまり、片手だけで食べることをしないのが美しい食べ方です。ぜひ注意していただきたい食べ方です。
次はポタージュスープをいただきました。インカのめざめのポタージュです。これは、スープスプーンで手前から奥(イギリス式)、または奥から手間(フランス式)にすくっていただきます。スプーンいっぱいにスープをすくうと、口に運ぶまでにポタポタと垂れてしまいやすいので、スプーンの6割~7割程度の量をすくい、さらにスプーンの底についたスープを器の縁で落とし切りをしてから口に運びましょう。
食べ方は、下唇の上にスプーンを乗せたら、スプーンを傾けてスムーズに流し込みます。吸ってしまうと音が出やすいので気をつけましょう。
続いて魚料理は、真鯛のグリルとかぶのクリーム煮。塩が効いていたのでクリーミィなソースをつけていただくとマイルドになるので、鯛を一口大にカットしたら、ソースの上にフォークに刺した鯛を置き、ナイフでソースをからめていただきます。今回はトロミのあるソースなので、フィッシュスプーンは出ません。サラサラタイプのソースの場合は、フィッシュスプーンが出されますので、フィッシュスプーンでまず鯛を一口大にカットし、フォークの背でフィッシュスプーンにのせて、ソースも一緒にすくってスプーンでいただきます。
続いての肉料理は、黒豚の蒸し焼きのようでした。レアかと思うほどとても柔らかく旨味があって美味しかったです。左端から一口ずつカットし、添え付けの野菜と交互にいただきます。この時も、なるべくソースをお肉にからめていただきます。
このあとはデザートとカフェで終了です。ここでは、カフェを飲む際のシュガーポットとミルクポットの扱い方、入れ方、飲み方をレクチャーさせていただきました。
今回のテーブルマナー講座では、フォークの背に載せないというマナーにより、フォークをくるっと返す練習もしました。これは、慣れないとフォークをお皿の上に落として音を立ててしまうので、普段から練習していただきたいとお願いしました。が、実は慣れるまでの裏技として失敗しないフォークの返し方もレクチャーさせていただきました。
全体の感想としまして、お皿の上に残すソースの量が若干多く、もっとソースを素材にからまていただく練習が必要だと感じました。また、苦手とする葉物の野菜が出なかったのですが、これもお家で生野菜のサラダを用意すれば練習できますので、食べ方だけエアーレクチャー(笑)させていただきました。2時間半があっという間に過ぎ、みなさんとても勉強になったと喜んでくださったと同時に食べることそのものを愉しんでいただけました。
・テーブルマナーを身につけたい
・どんなお店でも楽しく食事をしたい
・同伴者に恥をかかせたくない
・自分に自信をつけたい
・堂々と食事ができるようになりたい
という方、テーブルマナー講座に参加しませんか?
♥もっと和食が楽しくなる!日本料理店で学ぶ和食のテーブルマナー
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