こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです
カトラリーレストのあるお店は、比較的カジュアルなお店と思っていませんか?ビストロやブラッスリーのお店に多く見られると思いますが、オシャレなレストランでもテーブルが少し小さいお店や会席風に品数が多いコース料理のときは、カトラリーレストを用いるお店があります。
これは、お皿が変わっても同じカトラリーで料理を食べ続けるためにあります。ですから、1つのお皿を食べ終わったら、使ったカトラリーを戻します。和食でいうところの「箸置き」です。
ですが、メイン料理のときには新しいカトラリーに替えてくれます。それまでの前菜的なお料理と一線を引いて「メイン」である重みと特別感のある料理を表す意味でも、カトラリーは新しいものを用意されます。
さて、メインが出るまでは何度も同じナイフとフォークを使うのですが、多少は食べカスが残る状態になりますよね。それをあらわにしてカトラリーレストに戻すと、食べ跡がまる見えでちょと恥ずかしい!という思いがしませんか?かといって、フォークやナイフをなめてキレイ(?)にするわけにもいきませんよね(笑)。となると、やはりナイフやフォークの上手な使い方で、食べ跡がなるべく残らないようにしなければなりません。
【キレイな状態でカトラリーレストに戻す食べ方とは】
まず、カトラリーレストに置くマナーですが、ナイフの刃は内側を向くようにおきます。そして、フォークの先も上を向くように置きます。レストに置く位置は、ナイフは刃と柄の境ぐらいの位置を置くようにし、フォークは膨らみのある背のあたりをレストの上に乗るように置くとバランスが良いです。さらに、フォークの頭とナイフの頭がだいたい揃うように置くと、とても美しいです。スプーンの場合は、フォークと同様に膨らみのあるあたりをレストの上に置くようにします。
さて、メインが出るまでの料理のすべては、同じナイフとフォークを使って食べていきます。スプーンがある場合は、スープが出されるという意味ですが、スープ以外にも使用する料理があるかもしれませんので、スープを飲み終わったら、一旦カトラリーレストに戻します。もし、スープ意外にスプーンを使う料理が出ない場合は、給仕係の人がスプーンをさげてくれますので気にする必要はありません。カトラリーレストの基本は、メインが出るまでは同じカトラリーを使用するということですから必ずレストに戻します。
仮に、戻すのを忘れてお皿をの上にナイフとフォークを揃えて置いたらどうなるのか…?これは、給仕係さんがわざわざレストに戻すことになります。これはちょっと恥ずかしいですよね。自分が食べた跡が残っているナイフとフォークを見られるわけですし、またカトラリーレストのマナーを知らないと思われてしまいます。必ずお皿が変わるたびに、ナイフとフォークをレストに戻しましょう。
また、レストに戻したナイフとフォークは、同席者の目にもとまります。なので、なるべくキレイな状態でレストに戻したいですよね。それには食べ方がポイントになります。
まず気になるのがフォークに残る食べカス。ソース跡ぐらいは少し残るのはやむを得ませんが、とりあえずカスは残らないようにしたいですね。簡単です。どんな料理であっても、ゆっくりフォークを口から抜くことです。テーブルマナーの食べ方の基本は、1つ1つの動作をゆっくり行うことでもありますので、些細なことですが、口からフォークを抜くときもゆっくり行うと、食べカスが残りずらいです。つまり、唇を通る際にフォークのお掃除をするイメージです。
ナイフにつきやすいのはソースですよね。これもゆっくりとナイフを素材に滑らせて、ソースを素材に移すようにします。このときに、ナイフを上のほうにあげると、ナイフを素材になすりつけているように見えて見苦しいので、お皿の近くに寄せて行いましょう。そして、ナイフの両面を代わる代わる何度も素材に滑らせるのではなく、片面1回ずつでナイフの刃をキレイにするためにも、ゆっくりと滑らせましょう。
スープスプーンの場合は、そもそもスープを飲むときにスプーンを口の中に入れることはしませんので、どうしてもスープがスプーンに残ってしまうことがあります。経験ありますか?
この場合は、スープがもうスプーンですくえない少量になったら、スプーンのくぼみをしばらく(ほんの数秒)お皿の中で垂直にしておきます。こうして、スプーンに残ったスープをお皿に落とし切りをします。間違っても口の中にスプーンをいれて、なぶるような行為はしないでね。
美しい食べ方は、周りに不快感を与えない配慮ですが、自分自身にとっても気持ちよく食事をすることができるマナーです。ぜひ、どんなお店であっても美しい食べ方に意識を置いて、食に向き合っていただきたいと思います♪
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