隠れキラリ!テーブルマナーde大人磨き女子磨き

レストランで失敗しないテーブルマナーのご案内をしています。

パンが出てきたらすぐに食べていいの?正しいタイミングと美しい食べ方

2019-07-17 00:48:34 | テーブルマナー

(by オーベルジュ リル トウキョウ)

こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです

西洋料理で出されるパンについてのマナーをご紹介したいと思います。お店によってパンが出て来るタイミングは違いますが、だいたいがオードブルの後、またはスープがコースに入っているときはスープの後になります。食べるタイミングは、パンが出てきたときに食べてOKですが、パンの食べ方として、多くの人が日本人の主食の"ご飯"と同じような感覚で捉えているのではないでしょうか?

家で食事をするときは、ご飯を片手におかずを口に入れたら、ご飯も一緒に口に入れて、口の中でおかずとご飯を一緒に味わうという食べ方を普通にすると思います。なので、パンが出てくると、オードブルを食べながらパンを食べる、またスープを飲みながらパンを食べる、という食べ方をしている人を多くみかけます。

「えっ?それのどこかおかしい?」と思われたでしょうか?西洋料理では、パンはご飯のような食べ方をするものではありません。コース料理を順番にいただく際に、次の料理をしっかり味わうことができるように、パンで一旦口の中をキレイにするもの、つまりお掃除をする役目なんです。

(by カンテサンス)

ですから、本来の食べ方は、単品的なオードブルを食べている途中でパンをはさまないのがマナーです。また、スープの時も同様に、スープを飲みながら途中でパンをはさんで食べたりしません。同じものを食べている間は、口の中をお掃除する必要はありませんからね。ですが、盛合わせのオードブルの場合は、数種類の料理がありますので、それらを順に食べる際に、違う料理に移る前にパンを食べるのはOKです。

ちなみに、そもそも"ご飯"の本来の意味も実は"お掃除"の役目なんですよ。ですから、懐石料理や会席料理をいただく日本料理店では、ご飯の食べ方はパンと似ているところがあります。(←詳しくは和食のテーブルマナーの機会にお話したいと思います♪)

(by ラチュレ)

【お皿に散らかるパンくずをキレイに取る方法とは】

さて、パンの食べ方はもうご存知かと思います。食べる際に一口分をちぎっていただくのが基本です。出されるパンは、だいたい「バケット」と言って、外側が硬く内側は柔らかい生地のフランスパンです。この手のパンをちぎって食べていると、パンくずがポロポロと出て、パン皿の上が散らかってしまうという経験はありませんか?

くずが出るのは仕方がないから気にしない?それでは、美しい食べ方とは言えませんね。ちょとしたコツですが、ちぎった際に内側の柔らかい生地をパンくずに押し当てると、パンくずが柔らかい生地にくっつきますので、お皿の上のパンくずを拾いながらパンを食べると、お皿の上はずっとキレイをキープできます。

次に、パンにつけるバターですが、一人に一皿のバターが出ることはまれで、通常は人数で分け合うことが多いです。その場合は目安で人数分にバターを割って、自分の分だけをバターナイフで取り、自分のパン皿に移しておきます。そこから、ちぎったパンにつけていただきます。

(by アビス)

また、オリーブオイルが出される場合は一人一皿で出されますので、やはり一口分だけちぎったパンをオリーブオイルに浸していただきます。この時に、どっぷりとオリーブオイルに浸けてしまうと、ポタポタとテーブルの上に落ちてしまうので気をつけましょう。お洋服を汚すこともありますので、浸けすぎは危険です。美しい食べ方のコツは、オリーブオイルを浸けたら、オリーブオイルのお皿の縁に少し押し当てて、余分なオイルを切ってから口に運びます。

そして、パンの食べ終わりは、メイン料理と同時に食べ終わるのがベターです。よくありがちなのが、メイン料理に至るまでにパンのお替りをしすぎて、メイン料理が終わってもなおパンが残っている、または残してしまうというのは、非常によろしくない食べ方です。パンを「お掃除するもの」と捉えていれば、パンのお替りは2,3個(←3個は多いかも)止まりとなると思います。

以上のように、ちょっとしたコツを活かして丁寧に食べる姿は、とても上品で余裕のある印象を与えます。ぜひ「たかがパン」と思わずに、美しい食べ方を身につけてお召し上がりください。

 

・テーブルマナーを身に付けたい

・どんなお店でも楽しく食事をしたい

・同伴者に恥をかかせたくない

・自分に自信をつけたい

・堂々と食事ができるようになりたい

という方、テーブルマナー講座に参加しませんか?

♥美しい食べ方の人は人脈が広がる!テーブルマナーフレンチ編

♥身近なお弁当で学ぶ和食のテーブルマナー

♥もっと和食が楽しくなる!日本料理店で学ぶテーブルマナー

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿