隠れキラリ!テーブルマナーde大人磨き女子磨き

レストランで失敗しないテーブルマナーのご案内をしています。

スープを上品に口に運んでもこぼれてしまうのはなぜ?上手に飲む方法とは

2019-07-20 18:01:23 | テーブルマナー

こんにちは~♪

美容家歴24年のSACHIKOです

スープの飲み方は、みなさんすでによくご存知ではないでしょうか。スプーンで手前から奥に向かってスープをすくう。そして、ズズズっと音を立てないように飲む、しっかり頭に入っている飲み方ですね。この手前から奥にすくって飲むスタイルはイギリス式で、フランス式から手前に向かってスープをすくって飲みます。ですから、どちらの飲み方でも間違いではありませんが、日本ではイギリス式のテーブルマナーを基本として取り入れていますので、手前から奥にすくう飲み方が定着しているんですね。

そして、テーブルマナーでは「音」を立てるのはNGであるというのもよくご存知ですから、スープをすすらないで飲んでいますよね。GOODです!

わかっているのに、いざ口に運んで飲もうとするとズズッと音が出てしまったり、途中でポタポタと下に落ちて、テーブルクロスを汚すなんてこともよくあるのではないでしょうか?(←実際によく見かけます)

日本料理と違って、西洋料理ではお皿を持って食べるのはマナー違反です。ですから、スープ皿を片手に持って口元に近づけてスープを飲むというのはありえません。(←カップの場合はOK)

また、スープ皿を手前のほうに動かして飲むというのもNGです。基本、テーブルの上に置かれたお皿の位置を変えたりしないでいただきます。食べやすいお皿の位置の目安は、を軽く曲げた状態でカトラリーを動かせる位置にお皿があることです。肘が伸びていたり、銅体より後ろに出るようでは美しく食べることができません。もし、お皿が食べやすい位置に置かれていない場合は、ちょうどいい位置にそっと動かしても構いません。が、一度動かしたお皿を何度も位置を替えて動かすのはやめましょう。

【美しくスープを飲むにはどうしたらいいの?】

手前から奥にすくうイギリス式、または奥から手前にすくうフランス式のどちらにおいても、スープをすくう量がスプーン満杯では口元に運ぶまでにポタポタとこぼれやすくなります。スプーンからこぼれないようにするためには、スープをすくう量を少な目、6割~7割程度を意識しましょう。そうすれば、口元に運ぶまでにスプーンが少々揺れてもこぼれる心配が少ないです。

そして、スプーンの柄の部分を中指の先の上に載せて、人差し指と親指でスプーンの柄をしっかり固定させて持ちます。簡単に言うと「鉛筆持ち」と同じです♪スープをすくったら、なるべくテーブルと平行を保ち口元まで運びます。さて、ここからですが、スプーンの向きは顔に対して向き?向き?どちらの向きから口に入れますか?

スプーンが丸い場合は横向きで口に入れたほうがスマートですが、カレースプーンのように楕円形、つまり先が若干細くなっている場合は、横向きに口に入れると細い先の部分からスープがこぼれてしまうことがあります。スプーンの先が少し細くなっている楕円形の場合は、細い先を口に入れるように、スプーンの向きを縦にしたほうがスープを美しく飲むことができます。

↑↑↑このように、具沢山のスープの場合は、特に縦向きで細い先の方から口に入れたほうが上手く美しく召し上がれます。ただ、注意点が1つあります。スプーンを縦向きにして口に入れる場合、相手のほうに手首を回すことになり、まるで相手の正面にスプーンが目に入るのは気持ちのいい光景ではなく不愉快になります。なので、自分の顔をほんの気持ち右に向けてスプーンを縦に運ぶようにしましょう。たったこれだけでも景色が大きく変わり、とても美しい食べ方になります。

そして、スープを口に入れるときに、吸い込むようにすすってしまうと「ズズズッ」と音がしてしまいます。音がしないように飲むには、すするのではなく、スプーンを傾けて流し込むようにすると音がしません。

【取っ手があるスープ皿は手で持って飲んでもいいの?】

↑↑↑このように、スープがコーヒーカップのような器で出てくる時もあります。この場合は、左手を取っ手に添え、右手にスプーンを持ってスープを飲みはじめます。そして、スプーンですくえなくなったら、スプーンをスープ皿に置いて取っ手をくるっと右に回して、取っ手を持って直接カップに口をつけて飲んでも構いません。この時も、吸ってしまうと「ズズズッ」音がしてしまうので、カップを傾けて流し入れます。しかし、美しい飲み方としては、カップ型の器であってもすくえるところまでスプーンを使い、すくえないほどの少量のスープは残すのがスマートな飲み方です。

でも、↑↑↑上の画像のように、スープボウルの両サイドに取っ手のようなものがついている場合は、器を持って飲むことはしません。やはり、どのような器であっても、基本の器を持たないでカトラリーでいただくというのが美しい飲み方です。

最後に、飲み終わったときのスプーンを置く場所ですが、スープ皿の場合はお皿の中に入れた状態にします。フォークやナイフと同様に4時の方向に置きます。また、カップ型や深さのあるスープボウルの場合は、受け皿があると思いますので、奥側の受け皿の上に置きます。これが、食事が終わったという合図になります。

【残ったスープをパンにつけて食べても良いの?】

 こちらもたまに見かける光景です。たしかに、お家での食卓ではどのような食べ方をしても構わない!と言いたいところですが、正式なマナーではパンをスープに浸けるというのはマナー違反です。これは、カジュアルなレストランであってもNGです。

パンはお皿の上を拭くものではありませんし、昔むかし、まだマナーが確率されていなかったころのフランスでの食べ方がよろしくない(つまり行儀が悪い)というところから、テーブルマナーというものが広がったわけで、スープにパンを浸して食べるという、そもそもがNGなマナーなんですね。和食のお店で、お味噌汁の中にご飯を入れて食べるのと同じようなことです。

・テーブルマナーを身に付けたい

・どんなお店でも楽しく食事をしたい

・同伴者に恥をかかせたくない

・自分に自信をつけたい

・堂々と食事ができるようになりたい

という方、テーブルマナー講座に参加しませんか?

♥美しい食べ方の人は人脈が広がる!テーブルマナーフレンチ編

♥王道のオーセンティックフレンチで学ぶテーブルマナー

♥身近なお弁当で学ぶ和食のテーブルマナー

♥もっと和食が楽しくなる!日本料理店で学ぶテーブルマナー

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿