Dr.mimaが医原病を斬る!

C型肝炎の解決を目指し、国の責任を追及するため闘っています。

集団予防接種?

2015年03月07日 07時00分00秒 | B型肝炎訴訟
原告は63歳男性、妹もB型肝炎ウイルスキャリアです。
原告は1980(昭和55)年秋(HBs抗原陽性、HBe抗原陽性)から経過をみている患者というか仲間の1人です。
1980年12月3日には、腹腔鏡下肝生検でB型慢性肝炎を確認し、その後何回かシューブ(急性憎悪)を繰り返していました。
そんなある日「札幌のハーフマラソン」に出たいという希望があり、当然了解しました。
その直後、小さなシューブ(急性憎悪)がきましたが、不思議なことにHBe抗原→HBe抗体にセロコンバージョンをおこしました。
その後私は、とある事情から札幌を離れていましたが、2008(平成20)年4月28日外来で再会。
彼はこの時HBs抗原陰性、HBc抗体高力価、HBs抗体陰性と変化していました。
しかしB型肝炎キャリアの状態には変わりありませんでした。
母親がHBs抗原陰性、HBc抗体低力価、HBs抗体陰性で、第2次訴訟の原告の条件を満たしていました。
彼は原告として活動したいというので、2011(平成23年)1月5日B型肝炎訴訟に必要な診断書を書きました。
彼は肝炎を発症して20年をすぎ、除斥期間が過ぎていましたが、彼はこれに納得せず、未だに和解していません。
私の第2次訴訟に対する意見を、2月27日来札していただいた日本福祉大学の岡多枝子先生に理解しもらうため、日曜日(3月1日)彼に無理を承知で、母親を病院につれてきてもらい採血をしました。
結果、母親はHBs抗原陰性、HBc抗体低力価→高力価に変化していましたが、依然HBs抗体は
陰性でした。
HBc抗体の測定値は、施設によっても採血する時期によってもかわります。
彼の母親はB型肝炎キャリアだったのです。
B型肝炎ウイルスマーカーはカメレオンのような変化をしますが、日本赤十字社が出した単純なHBc抗体とHBs抗体の組み合わせで判断するとキャリアがどう正確に判断出来ます。
また集団予防接種で、「兄姉が2人以上B型肝炎ウイルスキャリアになることはないと考えられます。
まずは医者を納得させる、B型ウイルスキャリアの定義を明らかにすべきである。



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コメント (2)
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