ドラマの設定では、だいたい30歳ぐらいにトンマンが女王に即位。
その後、10年ほどたってからの話だから、アラフォー世代の恋の物語になっている「善徳女王」
40代の男にしては、余りに純情なピダム。トンマンと出会ってから、精神年齢に成長がなかったってこと?
もっと不思議なのは、ピダムは独身なのか…
ミシル派の誰かが、正妻はともかく、適当な美女をあてがう…(失礼)こともしなかったのか。
担当のミセンは何をしていた
…と言うことは…もしかして…ひょっとして、あり得ないことだとは思うけど、
しかも、今まで誰も触れようともしなかった話題だけど、
ピダムはまだ、アレ なのか…(またまた失礼)
さりげに語り始めていますが、少しお休みをいただきました。
風邪をひいちまって
熱は出なかったけど、喉痛のあと、鼻水が滝のように出て、頭が痛くて痛くて…カロナールじゃ効かなかった。
ボルタレンにすりゃよかったのか…
それが終わったと思ったら、せき込むし…
パソ前、長時間がキツかったんで、ちまちまと書いておりましたら、こんなに時間かかっちゃった^^
ヨムジョンの策に、まんまんとかかったピダム
チュンチュの策にも引っかかるし、若い時のような冴えがない…この頃のピダムは。
「また捨てられたんだよ…」
ヨムジョンの言葉に、ピダムは愕然とする
ひょっとして…でも…
迷いのある時に、こんな決定的なこと言われたら、心の隙間にするんと入っちゃうよな。
例の鉱山の中に、モンゴルのゲルみたいなテントを張って待機している貴族たち。
ピダムとヨムジョンの合流が遅れているのに苛立っている。
ピダムの説得をヨムジョンは続ける。
…「トンマンを手に入れたいなら、神国を奪え。準備は整っている」
ヨムジョンの策は、ピダムのトンマンへの信頼を失わせることが目的だった。
それは成功したけど、ピダムに与えたダメージは想像以上に大きくて、廃人みたいになっちゃった
でもでも、トンマンはピダムに対する思いを募らせていて、
お手紙を書くシーンが挿入されている。
…小さな庵が立てられる場所を用意して待っているように。短い時間でも、お前と一緒に過ごしたい…
どんなことがあっても、わたしを信じるように…
手紙がちらと映るシーンがあって、見たら「寺」と書いてある。訳も「寺を用意するように」とある。
ピダムとの余生を過ごすのが、寺なの???
で、わたしは「庵」と書きました。
寺だったら、2人で出家? 今時は結婚しているお坊さんもいらっしゃるけど、
新羅時代はどうなのかしら?
二人で出家したら、ピダムの思いはやはり叶わないことに…
この話、ハッピーエンドになっても、ピダムの な人生に終止符は打たれないということなのだろうか…
ピダムに届けるよう、チュクパンに手紙を託す。
森の中を、ヨレヨレになって歩くピダムに涙
ピダムがトンマンを信じる拠り所が指輪だけってのも泣ける。
あぁ、40歳の純情 ありえねぇ~と思いつつ、ピダムなので許しちゃう。
「わたしは神国にだけ恋せねばならない」…トンマンがかつて言った言葉を思い出して、
…「それなら、わたしが神国になります。それがダメなら、神国の邪魔者と一緒に消えればいいのです。
どちらでもわたしは構いません。
王という地位は、わたしを捨てたり、殺したりする必要があるほど重荷なのですか?
そうであるならば、わたしがその荷をおろして差し上げます」
王になるという重大な決意の時ですら、トンマンを得ることが最重要課題
部下から、ここ数日怪しい動きをしていた者が侍衛部の兵士にいたことをアルチョンは聞く。
一人でやってきたヨムジョンを責める貴族たち。
歯切れの悪いヨムジョンに集中砲火を浴びせている中、ピダムが突如現れます。
ほっとした様子の貴族たち。
…「ソラボルを奪還し、女王を廃位させる。そして、わたしが王になる」
貴族の前で宣言。
大喜びの貴族たち。結束が強まった感じ。
…「夜明け前に、ソラボルに進撃します」
ピダムの言葉に慌てて、兵がまだ合流してないとか、兵部に勝てないとか、おたつく貴族たち。
それでも、にやりと笑うピダムの笑顔が不敵。…でも
一方、ソラボルでは、ピダム派の軍の動きが次々に報告される。
彼らの狙いは、ソラボルにある女王が住む「月城」だとユシンが発言。
ソラボルの被害を最小限に食い止めるため、進路の途中、つまりソラボルの外で侵入を防ぐようにトンマンはユシンに命令します。
鎧姿のピダム登場。うふ しゅてき
ピダム軍の数がすごい。前に百済と戦った時の陣の画像によく似てるけど
下が、百済軍と戦った時の新羅軍
クリックしたら、でかくなる。
似てるっていうか、同じものだ~。上げ足とってしまった…、そんなつもりは、なかったのに…
ピダムは、配下の貴族たちに多くを語らないけど、腹の底に見せかけとは違う策があるって感じ。
出軍したユシンに対して、チュジン公とホジェ公の私兵を向かわせるようピダムは命令し、
そして、「全力を尽くして戦い、退却命令には速やかに従うこと」と付け加える。
ユシン軍と全面対決。
ホジェ軍は敗退したけど、そこにポジョン軍が加わって、ユシン軍は集中攻撃を受けている。
ユシン軍の位置が月城に近いため、ピダム軍の目的はやはり、トンマンのいる月城であると女王側は判断。
この攻撃を防ぐため、近くの城の兵士をユシン軍に合流させます。
ピルタン公の私兵は、ピダムの命令で、ある城の前で待機中。
その城は、ユシン軍に合流した兵士たちのいた城。
つまり今は、城はほとんど誰もいない状態。
ピルタンに攻撃されて、城はたちまち落ちた。
城の名は、明活山城(ミョンファルサン・ソン)。
明活山城はソラボルにあるもう一つの城で、月城のすぐそば、二里(800mぐらいらしい)と離れていない距離にある。
里(り)は、尺貫法における長さの単位である。現在の日本では約4km、中国では500m、朝鮮では約400mに相当する(wikipedia)。
これからの、ピダムの作戦。
700年の新羅の歴史の中で、都に戦線ができたことはない。
このことは、女が王であることについて、平民、その他の貴族たちに疑問を抱かせるのに充分な出来事である。
今の状況を広く皆に知らしめて、王としての資質がトンマンにあるのか…という疑問を投げかけ、
そうして、時間を稼げば、流れが自分たちに有利になる…ミセンの解説。
ピダムはわが意を得たり…て感じ、貴族たちは張り子の虎のように大きくうなづく。
ピダムの行方をまだ知らないトンマンたち。
チュンチュは、貴族たちの大胆な戦術は、ピダムでないと立てられないと言います。
そうかもしれない…と疑問に思いつつ、それでもピダムが自分を裏切ることはないと信じたいトンマン。
ピダムが赴任するはずだった推火郡(チュファぐん)の官庁に、チュクパンが到着する。
トンマンからの親書を直接渡すつもりが、ピダムはまだ着いていないと聞いて愕然とする。
サンタクが渡しとくよ…と言ってくれても、直接手渡しするという王命を守ろうとするチュクパン。
この十数年のうちにチュクパンも変わってしまった? 忠誠とは縁遠そうな人だったのに。
ピダムの作戦第二弾。
戦線を維持しつつ和白会議を行って、トンマンを廃位させる議決を行うこと。
上大等ピダムとその他大等6人が、ピダムサイドには揃っている。
だから、ピダムが招集する和白会議の決定は有効なんだとさ。
トンマンの指輪を大事に持っているピダム。
明活山城で会議が行われ、トンマン廃位(女王やめろ!)決定。
決定したことを知らせるお触れ書きが都中に貼られた。
決意文を読む前のピダムの表情に少しためらいが…これでいいのかな…て感じ。
ためらいを振り払った後の決意文の読み方がうまい~
都中の触れ書きを見て、チュクパンは明活山城に向かう。
トンマンからの手紙を見ても、本物だとは信じないピダム。
偽物だとか、チュンチュかトンマンの策か…と疑っている。
最後に、「あんなに殺したかったピダムはまだ生きていると、トンマンとチュンチュに伝えろ」と捨てセリフ。
その頃、侍衛部の兵士の死体が宮殿に送りつけられた。
少し前までピダムが持っていた、トンマンとのペアリングが死体の首に巻きつけられている
指輪を前にしても決断しないトンマンに、チュンチュやヨンチュンが王命を下すよう迫る。
そして…「ピダムから上大等の地位をはく奪し、神国の敵として宣布します」とトンマン。
更にピダムとその一派の殺害命令を出します。
とうとう、やっちゃいました。ボタンがかけ違ったまま、全面対決へ。
この時点で、トンマンは、ピダムに騙されたと思ってるだろうな。
でもでも、やっぱりお互いにひょっとして…て気持ちがある。
ピダムは、刺客としてやってきた侍衛部の兵士のことを調べるように、サンタクに命令し、
トンマンは、ピダムの指輪を下げていた死体の男について調べるよう、アルチョンに命令する。
結局、同じ人間について調べてくれ…てことなんだけど。
ピダムとサンタクの会話を盗み聞きしたヨムジョンは、自分の策だとバレたら困るということで、
例の侍衛部の兵士の家族を部下に殺させます。
この兵士には、もし死ぬことになっても、兵士の家族を不自由がないように養い、子供は立派に育てると約束してました(前回)
それが一転、皆殺しです
アルチョンたちも駆けつけるのですが、間に合わず、女の子一人が残っただけ。
でも、その子から司量部のヨムジョンから仕事を依頼されたことを聞きだします。
後ろでアルチョンと女の子の話を盗み聞くサンタク。ピダム暗殺未遂の真相を知ります。
ヨムジョンは、サンタクの命も狙います。
そこは元郎徒ですから、サンタクは頑張って助かります。
チュクパンが帰ってきて、トンマンにショッキングな報告をします。
明活山城にいる貴族たちを束ねているのはピダムです…と。
また、トンマンがピダムを殺そうとしたと思っていること、
トンマンの手紙の内容を信じず、策略だと思ったらしいこと等々。
そこにアルチョンが帰ってきて報告。
すべての真相が明らかになります。
ヨムジョンが侍衛部の兵士を雇い、さもトンマンが刺客を放ったように見せかけ、ピダムを騙した。
騙されたピダムは傷ついた心のまま、トンマンを攻撃するために反乱軍を組織した。
…トンマン「人と人との信頼は、何ともろいものか。
人の心を頼ることが、こんなに虚しいとは…」
…チュクパン「まずは、何としても誤解を解かねば…」
…トンマン「すべてが、無駄に終わりました。ピダムのために、もう何もしてやれないのです」
ぷつっと切れた蜘蛛の糸みたいだな…と、わたしは思いました。
もう少し先になりますが、ユシンが、ピダムの処遇をどうしますか…と尋ねてくれたのに、最初の決定を覆さなかったトンマン。
二度と、蜘蛛の糸をたらさなかったお釈迦様みたいに、トンマンも二度とピダムに手を差し伸べなかった。
差し伸べるべきではないと思ったのか、差し伸べられなかったのか…
トンマンの手紙のことで揺れるピダム。
徳曼と署名された所を親指でなぞるピダム。
真相を探らせに行かせたサンタクの帰りを待ちますが、ヨムジョンに阻まれてなかなか真実にたどり着けないピダム。
その間にも、ピダムに加担する貴族たちが集まってきて、ますます引くに引けない(今更、引けないけど)状態に。
トンマンからの手紙を後ろに隠し持っているピダム。
伝令が、トンマンの出した勅書をピダムに見せます。
反乱を起こしたのだから仕方ないのだけど、自分を刺殺する命令が出されたことにピダムはショックを受けます。
…「陛下は王座を譲って、わたしと余生を過ごしたかったのでは?」
ここからは、ピダム、トンマン、それぞれの支持者に対して激励をします。
61
互いを神国の敵と言い、
ピダムは、トンマンを無能な女王と言い、
トンマンは、ピダムを私利私欲に走る貴族(の一人)と言い、
女王のせいで、百済に侵略され、他国に見下され…
(ピダムたち)貴族のせいで、民の利益の多くは搾取され、他国に頼らざるを得ない…
もうこれ以上、我慢できません。
これ以上、黙って見ていられません。
女王を廃位させ、新たな神国を造るのです…と、ピダム。
反乱勢力を制し、神国の偉業をなすのです…と、トンマン。
…後戻りできません、本当に。心の底ではどう思っていようと、転がり始めたものは止められません
おしまい
うふふのピダム
その後、10年ほどたってからの話だから、アラフォー世代の恋の物語になっている「善徳女王」
40代の男にしては、余りに純情なピダム。トンマンと出会ってから、精神年齢に成長がなかったってこと?
もっと不思議なのは、ピダムは独身なのか…
ミシル派の誰かが、正妻はともかく、適当な美女をあてがう…(失礼)こともしなかったのか。
担当のミセンは何をしていた
…と言うことは…もしかして…ひょっとして、あり得ないことだとは思うけど、
しかも、今まで誰も触れようともしなかった話題だけど、
ピダムはまだ、アレ なのか…(またまた失礼)
さりげに語り始めていますが、少しお休みをいただきました。
風邪をひいちまって
熱は出なかったけど、喉痛のあと、鼻水が滝のように出て、頭が痛くて痛くて…カロナールじゃ効かなかった。
ボルタレンにすりゃよかったのか…
それが終わったと思ったら、せき込むし…
パソ前、長時間がキツかったんで、ちまちまと書いておりましたら、こんなに時間かかっちゃった^^
ヨムジョンの策に、まんまんとかかったピダム
チュンチュの策にも引っかかるし、若い時のような冴えがない…この頃のピダムは。
「また捨てられたんだよ…」
ヨムジョンの言葉に、ピダムは愕然とする
ひょっとして…でも…
迷いのある時に、こんな決定的なこと言われたら、心の隙間にするんと入っちゃうよな。
例の鉱山の中に、モンゴルのゲルみたいなテントを張って待機している貴族たち。
ピダムとヨムジョンの合流が遅れているのに苛立っている。
ピダムの説得をヨムジョンは続ける。
…「トンマンを手に入れたいなら、神国を奪え。準備は整っている」
ヨムジョンの策は、ピダムのトンマンへの信頼を失わせることが目的だった。
それは成功したけど、ピダムに与えたダメージは想像以上に大きくて、廃人みたいになっちゃった
でもでも、トンマンはピダムに対する思いを募らせていて、
お手紙を書くシーンが挿入されている。
…小さな庵が立てられる場所を用意して待っているように。短い時間でも、お前と一緒に過ごしたい…
どんなことがあっても、わたしを信じるように…
手紙がちらと映るシーンがあって、見たら「寺」と書いてある。訳も「寺を用意するように」とある。
ピダムとの余生を過ごすのが、寺なの???
で、わたしは「庵」と書きました。
寺だったら、2人で出家? 今時は結婚しているお坊さんもいらっしゃるけど、
新羅時代はどうなのかしら?
二人で出家したら、ピダムの思いはやはり叶わないことに…
この話、ハッピーエンドになっても、ピダムの な人生に終止符は打たれないということなのだろうか…
ピダムに届けるよう、チュクパンに手紙を託す。
森の中を、ヨレヨレになって歩くピダムに涙
ピダムがトンマンを信じる拠り所が指輪だけってのも泣ける。
あぁ、40歳の純情 ありえねぇ~と思いつつ、ピダムなので許しちゃう。
「わたしは神国にだけ恋せねばならない」…トンマンがかつて言った言葉を思い出して、
…「それなら、わたしが神国になります。それがダメなら、神国の邪魔者と一緒に消えればいいのです。
どちらでもわたしは構いません。
王という地位は、わたしを捨てたり、殺したりする必要があるほど重荷なのですか?
そうであるならば、わたしがその荷をおろして差し上げます」
王になるという重大な決意の時ですら、トンマンを得ることが最重要課題
部下から、ここ数日怪しい動きをしていた者が侍衛部の兵士にいたことをアルチョンは聞く。
一人でやってきたヨムジョンを責める貴族たち。
歯切れの悪いヨムジョンに集中砲火を浴びせている中、ピダムが突如現れます。
ほっとした様子の貴族たち。
…「ソラボルを奪還し、女王を廃位させる。そして、わたしが王になる」
貴族の前で宣言。
大喜びの貴族たち。結束が強まった感じ。
…「夜明け前に、ソラボルに進撃します」
ピダムの言葉に慌てて、兵がまだ合流してないとか、兵部に勝てないとか、おたつく貴族たち。
それでも、にやりと笑うピダムの笑顔が不敵。…でも
一方、ソラボルでは、ピダム派の軍の動きが次々に報告される。
彼らの狙いは、ソラボルにある女王が住む「月城」だとユシンが発言。
ソラボルの被害を最小限に食い止めるため、進路の途中、つまりソラボルの外で侵入を防ぐようにトンマンはユシンに命令します。
鎧姿のピダム登場。うふ しゅてき
ピダム軍の数がすごい。前に百済と戦った時の陣の画像によく似てるけど
下が、百済軍と戦った時の新羅軍
クリックしたら、でかくなる。
似てるっていうか、同じものだ~。上げ足とってしまった…、そんなつもりは、なかったのに…
ピダムは、配下の貴族たちに多くを語らないけど、腹の底に見せかけとは違う策があるって感じ。
出軍したユシンに対して、チュジン公とホジェ公の私兵を向かわせるようピダムは命令し、
そして、「全力を尽くして戦い、退却命令には速やかに従うこと」と付け加える。
ユシン軍と全面対決。
ホジェ軍は敗退したけど、そこにポジョン軍が加わって、ユシン軍は集中攻撃を受けている。
ユシン軍の位置が月城に近いため、ピダム軍の目的はやはり、トンマンのいる月城であると女王側は判断。
この攻撃を防ぐため、近くの城の兵士をユシン軍に合流させます。
ピルタン公の私兵は、ピダムの命令で、ある城の前で待機中。
その城は、ユシン軍に合流した兵士たちのいた城。
つまり今は、城はほとんど誰もいない状態。
ピルタンに攻撃されて、城はたちまち落ちた。
城の名は、明活山城(ミョンファルサン・ソン)。
明活山城はソラボルにあるもう一つの城で、月城のすぐそば、二里(800mぐらいらしい)と離れていない距離にある。
里(り)は、尺貫法における長さの単位である。現在の日本では約4km、中国では500m、朝鮮では約400mに相当する(wikipedia)。
これからの、ピダムの作戦。
700年の新羅の歴史の中で、都に戦線ができたことはない。
このことは、女が王であることについて、平民、その他の貴族たちに疑問を抱かせるのに充分な出来事である。
今の状況を広く皆に知らしめて、王としての資質がトンマンにあるのか…という疑問を投げかけ、
そうして、時間を稼げば、流れが自分たちに有利になる…ミセンの解説。
ピダムはわが意を得たり…て感じ、貴族たちは張り子の虎のように大きくうなづく。
ピダムの行方をまだ知らないトンマンたち。
チュンチュは、貴族たちの大胆な戦術は、ピダムでないと立てられないと言います。
そうかもしれない…と疑問に思いつつ、それでもピダムが自分を裏切ることはないと信じたいトンマン。
ピダムが赴任するはずだった推火郡(チュファぐん)の官庁に、チュクパンが到着する。
トンマンからの親書を直接渡すつもりが、ピダムはまだ着いていないと聞いて愕然とする。
サンタクが渡しとくよ…と言ってくれても、直接手渡しするという王命を守ろうとするチュクパン。
この十数年のうちにチュクパンも変わってしまった? 忠誠とは縁遠そうな人だったのに。
ピダムの作戦第二弾。
戦線を維持しつつ和白会議を行って、トンマンを廃位させる議決を行うこと。
上大等ピダムとその他大等6人が、ピダムサイドには揃っている。
だから、ピダムが招集する和白会議の決定は有効なんだとさ。
トンマンの指輪を大事に持っているピダム。
明活山城で会議が行われ、トンマン廃位(女王やめろ!)決定。
決定したことを知らせるお触れ書きが都中に貼られた。
決意文を読む前のピダムの表情に少しためらいが…これでいいのかな…て感じ。
ためらいを振り払った後の決意文の読み方がうまい~
都中の触れ書きを見て、チュクパンは明活山城に向かう。
トンマンからの手紙を見ても、本物だとは信じないピダム。
偽物だとか、チュンチュかトンマンの策か…と疑っている。
最後に、「あんなに殺したかったピダムはまだ生きていると、トンマンとチュンチュに伝えろ」と捨てセリフ。
その頃、侍衛部の兵士の死体が宮殿に送りつけられた。
少し前までピダムが持っていた、トンマンとのペアリングが死体の首に巻きつけられている
指輪を前にしても決断しないトンマンに、チュンチュやヨンチュンが王命を下すよう迫る。
そして…「ピダムから上大等の地位をはく奪し、神国の敵として宣布します」とトンマン。
更にピダムとその一派の殺害命令を出します。
とうとう、やっちゃいました。ボタンがかけ違ったまま、全面対決へ。
この時点で、トンマンは、ピダムに騙されたと思ってるだろうな。
でもでも、やっぱりお互いにひょっとして…て気持ちがある。
ピダムは、刺客としてやってきた侍衛部の兵士のことを調べるように、サンタクに命令し、
トンマンは、ピダムの指輪を下げていた死体の男について調べるよう、アルチョンに命令する。
結局、同じ人間について調べてくれ…てことなんだけど。
ピダムとサンタクの会話を盗み聞きしたヨムジョンは、自分の策だとバレたら困るということで、
例の侍衛部の兵士の家族を部下に殺させます。
この兵士には、もし死ぬことになっても、兵士の家族を不自由がないように養い、子供は立派に育てると約束してました(前回)
それが一転、皆殺しです
アルチョンたちも駆けつけるのですが、間に合わず、女の子一人が残っただけ。
でも、その子から司量部のヨムジョンから仕事を依頼されたことを聞きだします。
後ろでアルチョンと女の子の話を盗み聞くサンタク。ピダム暗殺未遂の真相を知ります。
ヨムジョンは、サンタクの命も狙います。
そこは元郎徒ですから、サンタクは頑張って助かります。
チュクパンが帰ってきて、トンマンにショッキングな報告をします。
明活山城にいる貴族たちを束ねているのはピダムです…と。
また、トンマンがピダムを殺そうとしたと思っていること、
トンマンの手紙の内容を信じず、策略だと思ったらしいこと等々。
そこにアルチョンが帰ってきて報告。
すべての真相が明らかになります。
ヨムジョンが侍衛部の兵士を雇い、さもトンマンが刺客を放ったように見せかけ、ピダムを騙した。
騙されたピダムは傷ついた心のまま、トンマンを攻撃するために反乱軍を組織した。
…トンマン「人と人との信頼は、何ともろいものか。
人の心を頼ることが、こんなに虚しいとは…」
…チュクパン「まずは、何としても誤解を解かねば…」
…トンマン「すべてが、無駄に終わりました。ピダムのために、もう何もしてやれないのです」
ぷつっと切れた蜘蛛の糸みたいだな…と、わたしは思いました。
もう少し先になりますが、ユシンが、ピダムの処遇をどうしますか…と尋ねてくれたのに、最初の決定を覆さなかったトンマン。
二度と、蜘蛛の糸をたらさなかったお釈迦様みたいに、トンマンも二度とピダムに手を差し伸べなかった。
差し伸べるべきではないと思ったのか、差し伸べられなかったのか…
トンマンの手紙のことで揺れるピダム。
徳曼と署名された所を親指でなぞるピダム。
真相を探らせに行かせたサンタクの帰りを待ちますが、ヨムジョンに阻まれてなかなか真実にたどり着けないピダム。
その間にも、ピダムに加担する貴族たちが集まってきて、ますます引くに引けない(今更、引けないけど)状態に。
トンマンからの手紙を後ろに隠し持っているピダム。
伝令が、トンマンの出した勅書をピダムに見せます。
反乱を起こしたのだから仕方ないのだけど、自分を刺殺する命令が出されたことにピダムはショックを受けます。
…「陛下は王座を譲って、わたしと余生を過ごしたかったのでは?」
ここからは、ピダム、トンマン、それぞれの支持者に対して激励をします。
61
互いを神国の敵と言い、
ピダムは、トンマンを無能な女王と言い、
トンマンは、ピダムを私利私欲に走る貴族(の一人)と言い、
女王のせいで、百済に侵略され、他国に見下され…
(ピダムたち)貴族のせいで、民の利益の多くは搾取され、他国に頼らざるを得ない…
もうこれ以上、我慢できません。
これ以上、黙って見ていられません。
女王を廃位させ、新たな神国を造るのです…と、ピダム。
反乱勢力を制し、神国の偉業をなすのです…と、トンマン。
…後戻りできません、本当に。心の底ではどう思っていようと、転がり始めたものは止められません
おしまい
うふふのピダム