共存は可能か

本日の残業飯は迷わず『黒田屋』へ。
大将が今月一杯で引退してしまうので、大将が調理担当の皿うどんを頼もうかと思いつつも、いつものようにチャンポンを頼んでしまう始末。
ちなみに、野菜不足を補うためにチャンポンを食べる人がたまにいるが、そんなんじゃ追いつかんやろ？と、いつも疑問に思ってしまう。

数分後、チャンポン登場。
まずはいつものようにスープをレンゲでひとすくい、後はひたすらズズズズーッと。
６割がた食べた頃に、席一つあけて座っていたオバチャンが食べ終わった。と思ったら、シュボッとタバコに火をつけ始めた。
「うとーん！もう少し待てんかぁ！つか、頼むから外で吸ってくれんかぁ～！」
と、心の中で叫んだが、カウンターにはちゃんと灰皿も置いてあり、店内も禁煙ではないので、共存の道を歩むことに。
そのオバチャンが勘定を済ませるまでの我慢我慢と思い、チャンポンに集中する。
すると、そのオバチャンたら、急に立ち上がったと思ったらレジ横のスポーツ新聞に手を伸ばし、また元の席へ。そして、まったりと紙面に目を通し始めた。
「うとーん！」と、思ったのも束の間、逆隣の兄ちゃんもシュボッ！って。
どうやら、私が選んだ道はイバラの道だったようです。

周りのテーブル席では、ちょっと大げさに、そしてワザとらしく咳払いするお客さんも数人いたけど、この２人、まるでお構いなし。
気付いているのかいないのか、その開きなったかのような態度はコレ如何なもんかと。

いや、私も若い時分にタバコを吸っていたんで、分からないでもないよ。
その一服の意味がね。
いまや、喫煙者は色んなところで虐げられて、肩身の狭い思いもしているってことも理解しているつもりやしね。
でも・・・・やっぱり「つもり」は「つもり」でしかなかったね。
もうね、どう転んでも煙たいのよ。
そして、せっかくの料理の味が分からなくのよ。
つーかさー、こっちは無防備なんよね。ノーガードなんよね。
ズズーッと麺を啜れば必然的に周りの空気も吸い込んでしまうんよね。

ここが、酒がメインの居酒屋チックな食い物屋なら、まだ我慢し続けれっけど。
こういう店ではチョット遠慮してもらいたいなぁ・・・・。


私は決して嫌煙家ではないが、喫煙者本人やその周りの人への害を考えると、自分の身内やツレにはタバコを吸ってほしくない。
しかし、基本的にはタバコを吸う権利は個人の自由だと思っている。
だけど、それとは引き換えに守るべき義務も存在すべきだと思う。

より一層の、喫煙者・愛煙家の皆さんのモラルや意識の向上を望む所存であります。（誰だオマエは