日蓮について
「法華経の行者をば梵釈左右に侍り日月前後を照し給ふ、かかる日蓮を用いぬるともあしくうやまはば国亡ぶべし」(種種御振舞御書) 日蓮仏法を語る人達であれば、この日蓮の言葉を知らない人は...
余経も法華経も詮無し
未だ日蓮の書いた唱法華題目抄を読みふけっています。日蓮の御書とは鎌倉時代の文献であり、学生時代に学んた古文なので、読み解くには結構な労力を必要とします。 また古文というだけなら良...
十界論について
地獄界:生きている事が苦しく苦痛な状態餓鬼界:物心に飢えを感じ、貪る様な状態畜生界:本能の赴くままの状...
法華経が勝れている事
日蓮の遺文に唱法華題目抄という御書があります。これは大石寺版でも創価学会版でも一番最初に収録されているものです。私はこの歳になり、自分が半生を通して信じてきた日蓮仏法...
仏(如来)について
「但仏界計り現じ難し九界を具するを以て強いて之を信じ疑惑せしむること勿れ、」(如来滅後五五百歳始観心本尊...
百界千如
前の記事で十界互倶を説明しましたが、これに十如是というものが掛け合わされて百界界千如となります。十如是とは法華経の方便品第二で述べられた論理です。 法華経の方便品第二は、日蓮門下...
三世間と一念三千
「衆生世間五陰世間国土世間此の三世間有情非情なり。」(草木成仏口決) ここまで十界互俱...
久遠実成とは①
以前の記事「法華経が勝れている事」でも書きましたが、法華経には二つの大事があると日蓮は述べていました。そしてその一つが一念三千であり、そこでは心の形を明確に示し、その心の中には仏...
久遠実成とは②
久遠実成について続けていきます。 この久遠実成を釈迦が述べたという事で、ではそこでは、具体的にどの様な成仏観の転換が起きたというのでしょうか。それまでの成仏観、前のこのブログの記...
久遠実成とは③
少しここで振り返りをします。 法華経にはニ箇の大事な事が説かれているから、他の経典よりも信じることが難しく、また理解する事も困難な経典だと言われていました。 一つは一念三千という...