自燈明・法燈明の考察

(閑話休題)アルデバランについて

 さて、Lacertaファイルでは、「イロジム」という名前の異星人の話が出ていましたが、Lacertaが語るところでは、このイロジムのいる種族とは、アルデバラン星域を起源とするヒャーマノイド型異星人だとありました。

 この事を聞いて思い出したのは、人類にとって悪夢の様な存在であった、アドルフ・ヒトラーが率いていたドイツのナチスの事です。何故こんなインタビュー記事にナチスが絡むのか。実はそこにはナチスが信奉していたオカルティズムに関係した事があるのです。



 ナチスとは、第二次世界大戦時にドイツにあった政党であり、正式名称は「国家社会主義ドイツ労働者党」というものでした。有名な事と言えば枢軸国としてヨーロッパを戦争に巻き込み(第二次世界大戦)、一時期には、そのヨーロッパの大半を勢力圏内とし、ホロコーストでユダヤ人を大量虐殺したという事ですが、その一方ではオカルト主義を中心に基づいた「アーリア民族主義」を掲げていたという事があります。

 映画「インディージョーンズ」でも、この第二次世界大戦中のナチスのオカルト的な行動は随所に出ていましたが、あの様な事を、ナチスは真剣に取り組んていたのです。チベットの山奥に行っては「シャンバラ」を探査したり、南極大陸への調査団派遣にしても同様です。かれらナチスはオーパーツなど、今ではオカルトだと軽く見られる分野まで真面目に調査を進め、過去の人類の残された叡智を探していたと言います。

 このナチスの持っていたオカルティズムの淵源には、「ヴリル協会」と「トゥーレ協会」という2つの秘密結社が関与していたと言われているのです。

 ますヴリル協会について。
 この教会はエドワード・リットンの小説「来るべき種族」に触発され、その技術的な探求を目的として結成されたオカルト結社です。協会の名称である「ヴリル」とは、「来るべき種族」の小説の中に登場する超古代の末裔たちが駆使しているエネルギー装置であり、これはフリーエネルギーの装置の様なものでした。このヴリル協会とナチスと結びつけたのは、ルドルフ・ミュンヘン大学の教官であり、地政学者のカール・ハウスホーファー氏だと言われています。

 次にトゥーレ協会について。
 この協会は1918年1月に右翼政治結社・ゲルマン騎士団の委託を受けたルドルフ・フォン・ゼポッテンドルフにより、騎士団の非公式バイエルン支部として設立されました。正式名称は「トゥーレ協会・ドイツ性のための騎士団」といい鉤十字(ハーケンクロイツ)をシンボルマークとした秘密結社であったと言います。この協会では神智学をもと提唱されたアーリア主義を範として、民族主義と結びついた異教的神秘主義・人種思想、また反ユダヤ的プロパガンダを広めることだったとも、あるいはそうした民族主義団体を表向きの活動として掲げる一方、秘密のセクションを設けて、そこに集めた学者達に騎士団の依頼でアジア(インド北方から中国南西部にかけて)の古代遺跡や古記録保存所から発掘した文献類を分析・研究させていたとも言われています。
 ナチスの前身であるドイツ労働者党とドイツ社会党を設立したアントン・ドレクスラーとカール・ハラー、ミュンヘン大学講師で地政学者のカール・ハウスホーファーもこの協会会員でした。後にナチスで重要な役割を果たすことになる党員たちも属していて、ナチスの勢力が小さいうちは、その拡大にあずかって大いに力を持っていたと言いますが、党勢拡大以降は影響力が低下し、1937年にはフリーメイソンおよびその類似団体の活動が禁止されたことに伴い、ゲルマン騎士団ともども解散したとされていますが、その一方で、ブリル協会と共にナチス親衛隊に取り込まれる形でその活動領域を国家機密の分野へ潜行させたとも言われています。

 ナチスの持っていた「アーリア主義」また「古代文明の探求」、そして反ユダヤ主義というのは、この2つの協会の姿であったと言っても良いでしょう。そして興味深い話はここからです。

 このヴリル協会には今で言うチャネラーの女性が2人いたと言われています。その内の一人は、マリア・オルシックと言い、長髪で凄い美貌の持ち主であったと言います。そしてこのマリアがチャネリングにより、他の星系の異星人と交信をする事で、様々な技術的な情報を入手していたと言われているのですが、この交信をしていた相手とは、アルデバラン星系のケンタウルス座アルファ星の異星人であったと言うのです。



 何故、アルデバランなんでしょうか。。少し興味が湧いたりもします。ちなみに「The Lacerta File」が記録されたのは、1999年と2000年。ナチスとヴリル協会やトゥーレ協会の話題が表に出て来たのは、確かそれ以降だと記憶してます。

 このナチスは「V2ロケット」をはじめとして、「ジェット戦闘機」や「潜水艦」など、当時とても高度な科学に基づいた技術力があった事は有名で、後にアメリカでロケット製造に尽力した科学者のフォン・ブラウン博士も、元ナチスの科学者であり、アメリカが「ペーパー・クリップ作戦」で、元ナチスに関係していた科学者を大量にアメリカに移住をさせた事は、有名な話です。

 近年になり、「ドイツ製のUFO」という様な、半ば都市伝説の様な話も出ていますが、これに関係する反重力の研究もナチスが行っていたと言われています。

 そしてこれら多くの技術というのは、実はマリア・オルシックがチャネリングを通じて入手したという話もあるのです。

 まあ、ここまでの話を聞くと、眉唾の上に、イモトアヤコの太い手書き眉毛を書いた様な話に聞こえるかもしれません。しかし「The Lacerta File」に書かれている内容を読み進むと、これが果たして単なる眉唾の話にも、思えない様な事が書かれていたりするのです。

 とまあ、すこし「閑話休題」的にアルデバランとナチスに関連する話題について、紹介をしてみました。

(続く)


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