IHT(インターナショナル・ヘラルド・トリビューン)の報道(他で指摘されていない内容のみ)
http://www.iht.com/articles/2006/07/05/asia/web.0705missile.php
1.テポドン2の飛行時間は42秒、墜落は第一段階が燃焼しつくす前。
2.発射された他のミサイルはスカッドC、ノドンを含み、これらは北朝鮮がイラン、パキスタンらに売却しているもの。
3.「テポドンは明らかに性能的に失敗だった("The Taepodong obviously was a failure that tells you something about capabilities,")」=ハドリー国家安全顧問
4.「例え失敗でも北朝鮮にとっては今後のため有益」=米国政府関係者
5.従来の米国関係者の見解では視界不良の悪天候では北朝鮮はテポドン2を発射しないだろうとのことだったが、今回、未明に発射されたことはこの説を覆すもの。
6.最初の発射がスペースシャトル発射の数分後で北朝鮮もこの映像を見ていたのでは。
7.今回のミサイル発射が国際的緊張を招いているのは北朝鮮が核兵器保有を宣言しているから。
8.アシュトンB・カーターハーバード大学教授はミサイル発射台の攻撃を進言したが米国政府はこれを拒否していた。
9. 米国政府関係者は今回の発射は米国にとって深刻な脅威とは全く考えてない(American officials had never considered it a serious threat to the United States)というのも今回の発射では弾頭を装備していなかったからだ。
10. 今回の発射は6カ国協議は失敗とする米政権内の強硬派を勢いづかせる可能性がある。
11.今回の発射で北朝鮮に自制を求めていた中国政府の威信(影響力)が傷ついたため、中国政府は怒るに違いない。中国政府外交部はいまだミサイル発射につきのコメントしていない。
12.「中国が怒ることを期待している」=匿名希望の米国高官
13.ヒル国務次官補が、中韓両国に対して今回の発射を契機に制裁へ参加するようにさせることを期待するが、中国は参加するかどうかは微妙。ただし中国は北朝鮮の政権崩壊は真剣に憂慮している。=米国政府関係者
14.6カ国協議への復帰は中国も北朝鮮に対して呼びかけており、中国の態度は本気だ=米国政府関係者
15.北朝鮮に対して援助や投資をしている韓国の対応は難しくなった。
16.韓国では来年の大統領選へ向け、現政権の対北朝鮮政策が攻撃されるとの予測がある。
17.日本国内では小泉後継についてはタカ派への支持が増える可能性がある。
18.安倍官房長官は「発射は国家安全保障、国際社会の平和と安定、そして大量破壊兵器の拡散の見地から深刻な問題」と 述べた(として暗に安倍氏が強硬派であることを示唆)
追記:日経新聞(電子版)では一発がテポドン2である可能性については「防衛庁が午前までの情報を総合したところ」というかたちでようやく14:22に報道されている。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060705NTE2INK0605072006.html
http://www.iht.com/articles/2006/07/05/asia/web.0705missile.php
1.テポドン2の飛行時間は42秒、墜落は第一段階が燃焼しつくす前。
2.発射された他のミサイルはスカッドC、ノドンを含み、これらは北朝鮮がイラン、パキスタンらに売却しているもの。
3.「テポドンは明らかに性能的に失敗だった("The Taepodong obviously was a failure that tells you something about capabilities,")」=ハドリー国家安全顧問
4.「例え失敗でも北朝鮮にとっては今後のため有益」=米国政府関係者
5.従来の米国関係者の見解では視界不良の悪天候では北朝鮮はテポドン2を発射しないだろうとのことだったが、今回、未明に発射されたことはこの説を覆すもの。
6.最初の発射がスペースシャトル発射の数分後で北朝鮮もこの映像を見ていたのでは。
7.今回のミサイル発射が国際的緊張を招いているのは北朝鮮が核兵器保有を宣言しているから。
8.アシュトンB・カーターハーバード大学教授はミサイル発射台の攻撃を進言したが米国政府はこれを拒否していた。
9. 米国政府関係者は今回の発射は米国にとって深刻な脅威とは全く考えてない(American officials had never considered it a serious threat to the United States)というのも今回の発射では弾頭を装備していなかったからだ。
10. 今回の発射は6カ国協議は失敗とする米政権内の強硬派を勢いづかせる可能性がある。
11.今回の発射で北朝鮮に自制を求めていた中国政府の威信(影響力)が傷ついたため、中国政府は怒るに違いない。中国政府外交部はいまだミサイル発射につきのコメントしていない。
12.「中国が怒ることを期待している」=匿名希望の米国高官
13.ヒル国務次官補が、中韓両国に対して今回の発射を契機に制裁へ参加するようにさせることを期待するが、中国は参加するかどうかは微妙。ただし中国は北朝鮮の政権崩壊は真剣に憂慮している。=米国政府関係者
14.6カ国協議への復帰は中国も北朝鮮に対して呼びかけており、中国の態度は本気だ=米国政府関係者
15.北朝鮮に対して援助や投資をしている韓国の対応は難しくなった。
16.韓国では来年の大統領選へ向け、現政権の対北朝鮮政策が攻撃されるとの予測がある。
17.日本国内では小泉後継についてはタカ派への支持が増える可能性がある。
18.安倍官房長官は「発射は国家安全保障、国際社会の平和と安定、そして大量破壊兵器の拡散の見地から深刻な問題」と 述べた(として暗に安倍氏が強硬派であることを示唆)
追記:日経新聞(電子版)では一発がテポドン2である可能性については「防衛庁が午前までの情報を総合したところ」というかたちでようやく14:22に報道されている。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060705NTE2INK0605072006.html