次世代総合研究所・政治経済局

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IMF総裁人事に反対するロシア

2007年08月27日 01時45分24秒 | Weblog
(FT電子版抄訳)
http://www.ft.com/cms/s/0/12632b4e-52a4-11dc-a7ab-0000779fd2ac.html

 IMF専務理事の最有力候補フランスの前財務相、ドミニク・ストロース・カーンの就任に対し、技術的資質を欠くとしてIMFのロシア出身理事、アレクゼイ・モージンが異論を述べた。

 すでに今週、ロシア政府はチェコ共和国の前首相ヨゼフ・トソブスキーを推薦している。モジン氏は「IMFトップの選考プロセスはひどく傷つけ、その正当性が問われている。発展途上国の必要性に正当に応えるためにはベストの候補を選ぶ必要がある。
ストロースの経歴は政治家であって資質の点で不十分、その点トソブスキー氏の経歴は申し分ない」とFTに語った。

 IMF人事についての摩擦は先月、イギリスがフランスに対して正式の手続きを踏んでいないとして非難したものに続くものだ。一方ストロース氏は過去数ヶ月間モスクワ、デリー、北京、ブラジルなど諸国を歴訪、選挙運動であることも隠していない。米国が世銀(OECD)総裁職をとる代わり、ヨーロッパ出身者がIMFのトップに就任するのが慣例となっている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以上抄訳)
 愛人に破格の人事待遇をしたスキャンダルにまみれたネオコンの前世銀総裁(ウォルフォウィッツ)でさえ、最後の最後まで米国と一緒になって支持した日本(政府)にとってはこの抗争は所詮他人事だろうが、日本政府と日本人の視点が同じでなければならない理由はあるまい。今後とも注視していきたい。


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