『現代』8月号は「平成の政商・宮内義彦」が目を引く。すでにブログでも指摘したが、オリックスなる高利貸しの会長である宮内がライブドア「事件」、村上ファンド「事件」の黒幕であることは周知の事実になりつつある。
本稿はあまり知られていない、宮内と村上の出自にも触れながら今回の「平成の疑獄?」がいかに形成されたかを探ろうとする力作で、表題どおり、宮内のことに詳しく触れている。父親が木材貿易商でそのコネでニチメンに入社したこと、28でオリックス(当時オリエント・リース)にニチメンから出向し、やがて片道切符になること、これらの出自を知れば、なぜ、宮内が関西学院大学という異色の経歴で、財界に君臨しているかが分かる。
このほか、連載モノの「司法変質」②(亀井洋志)では司法=行政であることがデータを使って詳細に説明されており、保存版とするにふさわしいし、「ドキュメント・ロッキード秘録」(坂上遼)ではいよいよ角栄逮捕の場面となり往年を思い出す。
このほか個人的には瀬戸内寂聴とヤンキー先生こと義家弘介との異色?対談「親は3つのプロになれ」が常識的な対談となっていて好感を持った。
本稿はあまり知られていない、宮内と村上の出自にも触れながら今回の「平成の疑獄?」がいかに形成されたかを探ろうとする力作で、表題どおり、宮内のことに詳しく触れている。父親が木材貿易商でそのコネでニチメンに入社したこと、28でオリックス(当時オリエント・リース)にニチメンから出向し、やがて片道切符になること、これらの出自を知れば、なぜ、宮内が関西学院大学という異色の経歴で、財界に君臨しているかが分かる。
このほか、連載モノの「司法変質」②(亀井洋志)では司法=行政であることがデータを使って詳細に説明されており、保存版とするにふさわしいし、「ドキュメント・ロッキード秘録」(坂上遼)ではいよいよ角栄逮捕の場面となり往年を思い出す。
このほか個人的には瀬戸内寂聴とヤンキー先生こと義家弘介との異色?対談「親は3つのプロになれ」が常識的な対談となっていて好感を持った。