次世代総合研究所・政治経済局

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ダバディ氏が日本サッカー協会会長に立候補

2006年07月09日 00時48分45秒 | Weblog
かつてトルシエ・元サッカー日本代表監督の通訳だったフローラン・ダバディ氏が日本サッカー協会会長に立候補?した。昨日8日の朝日新聞に本人のコラムが載っているが、その主張は正論である。
http://dabadie.cocolog-nifty.com/blog/main.html

 いわく、「日本サッカーの成長速度は落ち続けるばかり」「何より気にかかったのは分析や反省の不在」「検証を担うべきマスコミも川淵会長の「失言」に引っ張られ、後任監督の人事ばかりを追っている」「(トルシエ監督のとき)見えたのは商業主義という毒が日本サッカーを害していく様子と、強まる川淵会長の威光を恐れて批判を自粛していく関係者の姿」「Jリーグを創設した会長の功績は偉大だが同じ人が権力のトップに長く座り続ける現状はやはり良くない」「「日本は強国」といった幻想を伝えない」


 そもそも日本には「これが日本のサッカー」という形を追求はしないのだろうか。勝てればいいのか?現在の状況では「トルシエ・ジャパン」「ジーコ・ジャパン」「オシム・ジャパン」になるだけで「ジャパン」がない。

 とにかくW杯に出場しないことにはサッカー・ブームが冷えてしまうと、自転車操業を続けるべく、モルヒネを打っているようにしか映らない。監督を商品のように次々と消費しても残る財産は何もない。

 本当に日本を世界のレベルに近づけるのであれば、小学生の頃から選抜して短期サッカー留学させるとか、強化合宿をし、中学を卒業したら海外のプロリーグに行かせるなどしないとだめだ。

 今回ドイツに行った中にはJリーグのレベルを世界のレベルと勘違いした人々もいたと思う。日本人にとってのW杯を単なるマスコミと旅行会社の金儲けの手段にしてはならない。