私の時代は、兄弟数がとても多い。六人・八人は、ざらでした。戦後の高度成長を支えた世代。団塊の世代。私は、少しその後。今、65歳前後の方がその中心。
兄弟が多いと、自ずと、性格が規定された。私は、末っ子だから、要領よく兄貴たちのやることを見て育った。だから、へまは、あまりしない。先にやるのは、長男か次男。
その後、長女、三男、次女。最後に末っ子。だから、甘えるコツ、苦労せずに物事を成し遂げたような所がある。親は、私の家では、教育らしいことは、一切言わない。ほとんど長女・長男が家族を率い、それに従う。だから、いつも長男・長女は、大変だと思っていた。そう、私は、それに従えば良いだけ。その方が楽。人間言われる立場の方が気が楽。言う側は、責任が伴う。だから長男・長女は、しつかりものが多い。何でも慎重にやる性格。責任感もあり頼もしい。反面、慎重になりすぎて、優柔不断のような側面も。
二番目、三番目は、もう長女・長男のやり方にミスがあれば、それに代わってリーダーシップを取ろうと・・・。ところがなかなか革命のようなことは、起きない。長男・長女のもつ人徳が二番目、三番目にはない。理屈は、立つが実践家には、なれない。いつも野党の存在。一方末っ子は、与党。兄貴、姉貴に従う。もちろん、母親を味方に付けている。これは、末っ子の特性。甘えん坊。自分勝手。兄弟の中で一番要領が良い。悧巧に立ち回る術を持って居る。だから、喧嘩は、余りしない。やると負けるから。負ける喧嘩は、しないのも末っ子。出来るだけ、平和主義に解決しょうとする。けど、時々そのずるさが兄貴達の「怒り」を買うこともある。その時は、容赦なくぶっとばされる。そりゃ半端でなく殴られる。もう血だらけ。男兄弟は、そんなもの。遠慮という物がない。長男・長女がいれば止めてくれただろうが・・・。大体、居ないときにやられる。もちろん、親父もお袋も。しょうがない。要領よく生きてきた罰と・・・・受け止め何発か殴られる。これも末っ子の宿命。家族の中にも、闘いがあったのです。当時は、昭和30年代。
それでも末っ子は、得。何でも、最後だから。お袋が庇ってくれる。食べ物も少ないと、貰える。おれは、正に末っ子の典型。できるだけ、苦労せずに要領よく生きる。我が家では、男は、新聞配達。女は、家事。それをするのが当たり前。働くことは、皆同じように働かせられました。だから、我が家には、ニートは、絶対にいない。あり得ない。
なぜなら「働かざる者食うべからず」という厳しい掟が生きて居ましたから。
俺は、長男や長女にはなれない。なぜなら、甘え上手で無責任だから。人との要領の良さ。舌先三寸だけで生きてきた。教師という仕事は、私には、天職。
若い頃は,その仕事の重要性を認識していなかったが、年を取るにつれ、「教育」という仕事というのは、実に面白い。時に人の人生を変えるほどの力があるということを認識しています。
読者であるあなたは、何番目ですか。その長所、短所を自己分析すると、また違う物が見えてくるかもしれません。
再見。
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