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アルコール依存症は不治の病?その7:女性のアルコール依存症者について

2006-05-04 14:07:11 | アルコール依存症
今回はコメントでいただいた質問を元に女性のアルコール依存症の治療に関して書いてみたいと思います。

実は私は男性で既婚者なので、女性のアルコール依存症者のことにあんまり気がまわらなかったようです。実際にそういう女性を2人も知っているにも関わらず。

アルコール依存症の患者が女性の場合、母親が使えれば理論上は治療が可能です。また、女性のアルコール依存症者自体の数が少ないので数例しかないのですが、その方法で治療が成功した実例があるそうです。

次にアルコール依存症の患者が女性の場合で、既婚者の場合に関してですが、この療法自体、妻が夫に働きかけるのが基本のため、焦点は「夫が妻の代わりができるか」という事になります。これは現時点では実例がないので、可能なのか不可能なのかはわかりません。ただ、似たような例で夫が妻の代わりを行った結果、状況が好転した事例があるそうなので不可能とは言い切れませんが、難しいのではないかと思われます。

アルコール依存症で母が使えず、独身の場合ですが、シジタダシ(血筋正し)という手法を用いることによって、解決が可能な例があるようです。実は私はこの方法については無知ですので、もしもっとこのあたりを突っ込んでみたいという事であれば、
http://jbbs.livedoor.jp/study/5284/
の掲示板で聞いてみて下さい。
また、このブログでもアルコール依存症の治療法について(シジタダシに関しては書けないと思うけど)書きますので、「掲示板で聞くのはちょっと」という感じでしたら、しらばらくここを読んでて下さい。

最後に成功率30%の理由ですが、アルコール依存症などの物質嗜癖は2次嗜癖であり、本来的な1次嗜癖(人間関係依存)の代理として発生するものです。
したがってこれを治療するためには、まず物質依存を人間関係依存に向け直すという、1次嗜癖の治療に比べると一つ多いステップが必要となるためです。逆にいうと、DV(ドメスティックバイオレンス)などの1次嗜癖の場合は90%以上の成功率を誇っているようです。


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