長らく放置したアルコール依存症の治療に関しての最終回です。
飲み方のレクチャーをしたら、最後は祖先に対し「報告」をするという習慣を実行します。
これは、母・妻の立場の人間が子・夫の一日の行動で良い面を祖先に対して報告する(以下「報告」と呼ぶ)という方法です。お酒を供えたのと同じように、仏壇に対してその日一日、夫や子供のよい面を声を出して報告します。
アルコール依存症になる人は、安全欲求に基く甘えが満たされず、それを何とか充足したいという渇望があります。それを普段は越行で埋めていて、その緊張緩和のために飲酒をし、かつ、飲酒に対する罪悪感がそれを悪いサイクルにしているわけです。
従って罪悪感を低減させると同時に、安全欲求に基く甘えを充足させる事が肝要になります。先祖に対する報告は二重拘束を外して母・妻の気持ちを真っ直ぐに夫に伝える事ができます。そして各種の未充足の欲求に基く甘えを充足することが可能なようです。
以上でアルコール依存症の治療の説明は一通り終わりです。
まあ、実際の運用ではたやすくはないのですが、特に本人に止める気が一向に見えないような場合のアプローチとしては特に有効ではないかと思います。
飲み方のレクチャーをしたら、最後は祖先に対し「報告」をするという習慣を実行します。
これは、母・妻の立場の人間が子・夫の一日の行動で良い面を祖先に対して報告する(以下「報告」と呼ぶ)という方法です。お酒を供えたのと同じように、仏壇に対してその日一日、夫や子供のよい面を声を出して報告します。
アルコール依存症になる人は、安全欲求に基く甘えが満たされず、それを何とか充足したいという渇望があります。それを普段は越行で埋めていて、その緊張緩和のために飲酒をし、かつ、飲酒に対する罪悪感がそれを悪いサイクルにしているわけです。
従って罪悪感を低減させると同時に、安全欲求に基く甘えを充足させる事が肝要になります。先祖に対する報告は二重拘束を外して母・妻の気持ちを真っ直ぐに夫に伝える事ができます。そして各種の未充足の欲求に基く甘えを充足することが可能なようです。
以上でアルコール依存症の治療の説明は一通り終わりです。
まあ、実際の運用ではたやすくはないのですが、特に本人に止める気が一向に見えないような場合のアプローチとしては特に有効ではないかと思います。