そんな僕が好き

アディクションとかその他日常の事

アルコール依存症に関する間違った情報

2008-11-26 17:04:56 | アルコール依存症
↓ブログ、「夢は叶う、アルコホリズムについて」に関して
http://moment-being.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-4b3c.html
(↑当該記事は削除されましたので、リンクを削除しました。)

実は紹介したブログを書いているエリックさんという人とはミクシーで知り合いました。

何かのキーワードで検索してエリックさんの日記にたどり着いて、その足跡からエリックさんが私にマイミクにならないかと誘ってきたわけです。

エリックさんは紹介したブログと同じ内容を日記にアップしています。その日記を読んで明白な間違いがあったので、その点を強めに指摘しました。すると「意見が乖離していて論争になるのがいや」という理由で削除されました。

正直そういう人は好きではないのでマイミクを解除し、縁を切ることにしました。普通であればそれでお終いなのですが、上記ブログには事実と違う事が書かれ、しかもそれがアルコール依存症で医療を受けようとする人に対して害を与える恐れがあると考え、あえてブログで指摘させていただく事にしました。

>アルコホリズム(アルコール嗜癖障害症)は、肉体的な病気であり、
>精神的病気であり、霊的な病気であります。

>このことは、日本の社会、医学会においては殆ど理解されていません。
>ゆえに、アルコール嗜癖障害症の患者は増える一方です、政治も、
>マスコミも、経済界も、医学会も何の手も打てていません。

上記記述は誤りです。まず依存症の研究で有名な斉藤学氏は理解してます。
また医師で作家でもある「なだいなだ」氏も理解しているでしょう。なだいなだ氏は日本のアルコール医療の先駆者と言える存在で、アルコール医療に関わる人なら必ず氏の研究を見るはずです。
また、AAはその性格上医師との関係は弱いですが、断酒会はアルコール医療に関わる各地の医師によって広められた側面があります。

日本のアルコール医療は無理解でも低レベルでもありません。日本の通常のアルコール専門の医師にかかれば、きちんとした治療が行われます(まあ成功率は芳しくないけど、それは諸外国でも大差ないです)。

どうかアルコール依存症本人の方も家族の方も、日本の医療はダメだからと最初から諦めて診察を受けないというようなバカな真似はしないで下さい。まずは保健所に相談して、アルコール専門の医師を紹介してもらいましょう。

なお、エリックさんのブログで書かれているアルコールアレルギーですが、正直AA創立者の主治医が(第二次世界大戦の前に)そういう理論を述べていたというのは見たことがあるのですが、それ以外の場では見たことがありません。
どなたか、現在このアルコールアレルギー理論がどのように評価されているのかをご存知の方は教えていただけると幸いです。

なお、エリックさんは私と論争したくないそうですが、私もするつもりはありませんので、先方のブログにコメントはしません。
単純にアルコール依存症者に被害を与える恐れのある情報に対抗すべく、ブログを書いて先方にトラックバックを送るだけです。

追記:早!早速トラックバックを削除されました。時折チェックして削除されていたらトラックバックを送りなおす事にします。でもきっとトラックバック欄自体無くなりそうな気がしますが。
現在のトラックバックが削除された回数:4回
追記2:
当該記事のトラックバック欄が削除されたので、コメント欄に書き込む事にする。書き込む内容は
当該記事には誤った情報が含まれていて、これから治療を受けようとするアルコール依存症者に被害を与える恐れのあるので、トラックバックを送っていましたが、トラックバック欄がなくなったので、コメント欄に書き込みます。
誤りと思われる内容は
http://blog.goo.ne.jp/jiro_yu/e/25f62258616a909cd3e3242ad8f60f9d
に記載しました。
現在のコメント欄削除回数:0回
なお、当該記事のコメント欄が削除されたら、こちらも新たなエントリーを立て、他の記事にトラックバックなりコメントなりする予定。
追記3:ようやく当該記事が削除されました(ブログ自体は残ってる)。エリックさんが今後もブログでアルコール依存症に関する誤った事実関係を書く可能性がありますので、今後も定期的にチェックする予定です。

ACの事

2008-11-11 13:35:49 | AC(アダルトチャイルド)
ようやくというか、最後はほとんど投げやりのようにアルコール依存症の記事を完結してしまいました。

今後はACの事を中心に書いてみたいと思っています。
なんたってそっの方が実は詳しかったりするので。

アル症でも他のアディクションでも、世代間伝播する事があるのは知られていますが、アル症の子が必ずアル症になるわけではありません。ならない子はACになるんです。

私も人の親になったので、どうやって子供の世代にACを伝播させないかというのは切実な問題です。だからその点に焦点をあてつつ、模索している過程を書いていく事になるかと思います。
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