(注意)2016年(平成28年)のもので終了しております。
幕末から明治に活躍した宮彫師 山嵜儀作 展
~天賦の才でケヤキに命を吹き込んだ名工がいた~
◆共催
・「北信濃寺社彫刻と宮彫師」管理人
・「須坂市福島町」
◆協力
・西後町の皆さま
・武井神社さま
◆開催日時・場所
期間:8月30日(火曜)~9月4日(日曜)
場所:ギャラリー82 (長野市、八十二銀行本店となりの八十二文化財団ビル1F)
時間:午前10時から―午後16:30まで (最終日9月4日は 15時まで)
◆開催の主旨
・いままで宮彫師の調査にあたり多くの寺社関係者の方にお世話になりました。その報告も兼ねて開催させていただきます。
・郷土の文化的遺産に於いて、石造物への関心・調査が進んでおりますが、木造(特に木彫)に関しては研究が遅れています。さらに木彫は石造よりも劣化が早いため幕末期のものでさえも存続の危機に落ちいっているのが実情です。北信地方には、主に寺社建造物に素晴らしい木彫物が残っていますが、制作者についてはあまり知られていません。長野市妻科出身の宮大工であり宮彫師であった山嵜儀作に焦点を当てて彼の業績を紹介し、木彫物への関心が深まる中で保存に対する機運が高まることを期待し開催します。
*明治になると西洋美術が輸入され、江戸時代生まれの職人の作ったものが工芸として、美術(芸術)よりも低い位置づけにされた。平成になって、明治の職人のつくった七宝、金工、漆工、木彫、牙彫、焼き物、刺繍等が「明治の超絶技巧」として再評価される気運が高まっている。
◆展示内容
・彫物の実物
・西後町屋台の部分:懸魚2点と入額4点(当初予定していた破風入り2点は中止となりました。)
・須坂市福島町 大幟の彫物 素戔嗚尊、鍾馗様、獅子、虎
・武井神社蔵 四神(玄武、青竜、朱雀、白虎)
―これらは 当Gooブログ、カテゴリー山嵜儀作内に詳細があります。
・儀作の大工道具
・儀作の下絵
・儀作のかかわった寺社彫刻の写真
◆今回で最初で最後の展覧会になると思います。是非、お見逃しなく。
*駐車場は、八十二銀行本店の駐車場に停めていただくと、ギャラリー観覧者は2時間まで無料になります。駐車券を会場入口の手前ののカウンターで処理してください。
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