北信濃寺社彫刻と宮彫師

―天賦の才でケヤキに命を吹き込んだ名人がいた―

■30E 水上布奈山神社(みずかみ ふなやま)本殿(千曲市)

2017年01月30日 | 30 大隅流

諏訪大隅流:柴宮長左衛門。 寛政元年。

以前、柴宮長左衛門の紹介の項で少しご紹介しました(カテゴリー「大隅流」参照)。

特に両脇障子の上部の龍が、他にはない形態で素晴らしいと思います。

 

右脇障子の上部の『上り龍』。また、波も非常に躍動的です。

 

右からの本殿。

 

右縁下前面の 『蘇鉄(そてつ)と兎』。

 

 

 右から。

右海老虹梁。

 

右海老虹梁

 

右側面

右側面

 

 

右脇障子上部の 『上り龍』部分。

 

右脇障子 『上り龍』の下部分。

 

右脇障子 『竹林の七賢人』。

 

左から。

 

 

左木鼻『獅子と獏』と海老虹梁。

 

左脇障子 『竹林の七賢人』。

 

 

左脇障子の上部 『下り龍』。

 

本殿正面。

 

右扉脇羽目 『寒山』

 

左扉脇羽目 『拾得』。

 

身舎の扉の上部。

 

上部の支輪 『菊(蕾と開きかけと開いた花)』、下部の中備 『牡丹とリスと獅子』

 

正面向拝 唐破風尻 『鳳凰』、 その下の中備 『鶴二羽』、虹梁は立体的な若葉の彫物。

後方木鼻(鳳凰頭)

 

*普段は、前面からしか見学ができません。

手挟み『菊』。

妻飾り『獅子』、支輪は『菊花』(右)、『梅花』(左)。中備は『飛龍に波』(右)、『波に亀』(左)、後面の縁下木鼻は鳥鼻。

 

 

 

 


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