甚六ぶらぶら日記

岩手の穀潰し主婦・甚六の覚書

岩山

2007-12-14 10:31:38 | 盛岡散歩
 ・岩山

 岩山は盛岡の東部にある標高340.5mの小高い山です。カップルは夜景を見に頂上の展望台へ、家族連れは遊園地や動物公園(どちらも冬季は休業)・ファミリー向けのスキー場へ、大人は「漆芸美術館」(ここも冬季は休業)やゴルフ場へと、広く愛されている場所です。
 ただし町から気軽に行けるとしても山は山。道路は急勾配ですし、ふもとではとうに溶けてしまった雪も頂上には残っていました。冬場はあまり行きやすい場所ではありません。本格的な雪になる前に、と思って行って来ました。(13日の雪が降る前のことです。行っておいて良かった・・・。)



 展望台は上下2箇所あります。このUFOみたいなものが上の展望台。盛岡出身の実業家・鹿島精一(鹿島建設)を記念して昭和37年(1962)に作られました。展望台の階段を登っていく途中に像があってビックリします。



 下の展望台はレストラン(これも冬季休業)の上にあります。そばには茶屋(営業していました)もあります。下の展望台からの眺め。



 ズームして4号線の「平安閣」あたりを見てみました。夜景は8時頃がきれいです。



 茶屋のすぐそばに、「啄木望郷の丘」と名づけられた一角があり、啄木の像や歌碑がありました。この像は照井栄による「啄木望郷の像」(昭和57年)です。なんだかひょろっとした啄木さんです。このそばに「啄木詩の道」という散歩道も整備されていますが、寒いのでパスしました。



 啄木の像が眺めている風景。ちょっと方向がずれたかな?姫神山か岩手山の方角じゃないとおかしいですよね・・・。





 啄木と妻・節子の歌碑です。夫婦そろっての歌碑というのは珍しいらしいです。




 岩山へ登る坂道の途中に「岩山漆芸美術館」があります。ここでは韓国出身の漆芸家・全龍福(チョン・ヨンボク)さんの作品を中心として、漆塗りの作品を展示しています。この建物では以前「橋本美術館」として橋本八百二の作品や収集品を展示していました。私は橋本美術館には2度入館したのですが、漆芸美術館はまだです。12月から冬季休業ということで入館することはできませんでしたが、建物の外観も一風変わっていて素敵でした。


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