甚六ぶらぶら日記

岩手の穀潰し主婦・甚六の覚書

三ツ石神社

2007-12-13 11:16:02 | 盛岡散歩


 ・三ツ石神社 那須川町
 
 盛岡散歩でぜひ訪れたいのが「三ツ石神社」の鬼の手形です。「不来方(こずかた:この地域を指す古い言い方)」「岩手」といった地名の由来でもあり、また「さんさ踊り」の起源とも言われているからです。
 鳥居をくぐるとぽっかりひらけた空間があり、その奥に注連縄と鎖を巻いた花崗岩の巨石が三つ鎮座しています。これがこの神社のご神体・三ツ石様です。



 左側の石の注連縄のまいてあるあたりが大人の男性の身長くらい(170cmほど)です。石の高さは多分3mを超えています。



 前から見ると石は2つに見えますが、後ろから見ると3つあるのがわかります。

 昔、里人を苦しめていた鬼(羅刹)が、三ツ石様に退治されました。このとき鬼は「二度と来ません」(不来方)と誓い、手形を押しました。岩に手形で「岩手」というわけです。里人たちが喜んで「さんさ さんさ」と踊ったのが、さんさ踊りの起源といわれています。



 
 北山・寺町にある東顕寺の裏、下小路中学校のすぐそばにあります。この近く、本町通り界隈も古い町なので、裏通りには古い店構えなど見ることもできます。


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