子供のころ、この時期、たけのこは身近な食べ物でした。
京都の外れ、新興住宅地と農村の境目みたいな町で育ったのですが、
団地が立ち並ぶ住宅地を外れると、茶畑や竹藪がたくさん残っていました。
竹藪を持つ地主さんの家の前は、この時期になると筍の無人販売所となり、
関東から見れば信じられないくらい安い値段で新鮮な筍が手に入ったのです。
母親は、大鍋に米ぬかを入れて筍のあく抜きをしていましたが、
通学路をちょっと外れれば竹藪があり、運が良ければ竹藪の敷地をはみ出て、
道路わきに筍が伸びたりしていました。もちろん竹藪に入って筍を掘れば筍泥棒ですが…
道路わきの筍を掘るというのは、ちょっとしたお楽しみだったのです。
今では茹でての新鮮な筍を口にすることはなくなりました。
先日、八重洲の大丸に入っている大安で、タケノコの漬物を買ってきました。
せめてもこいつで、懐かしい春の味覚を楽しむこととします。
京都の外れ、新興住宅地と農村の境目みたいな町で育ったのですが、
団地が立ち並ぶ住宅地を外れると、茶畑や竹藪がたくさん残っていました。
竹藪を持つ地主さんの家の前は、この時期になると筍の無人販売所となり、
関東から見れば信じられないくらい安い値段で新鮮な筍が手に入ったのです。
母親は、大鍋に米ぬかを入れて筍のあく抜きをしていましたが、
通学路をちょっと外れれば竹藪があり、運が良ければ竹藪の敷地をはみ出て、
道路わきに筍が伸びたりしていました。もちろん竹藪に入って筍を掘れば筍泥棒ですが…
道路わきの筍を掘るというのは、ちょっとしたお楽しみだったのです。
今では茹でての新鮮な筍を口にすることはなくなりました。
先日、八重洲の大丸に入っている大安で、タケノコの漬物を買ってきました。
せめてもこいつで、懐かしい春の味覚を楽しむこととします。