goo blog サービス終了のお知らせ 

地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急恩田通信・レア車続々入場編

2009-04-24 14:31:00 | 大手民鉄 (東急)


 デヤの平面顔……(*^^*)。奥のデワ3043はどうなる?!



 8637F渋谷方5両の脇でアント昼寝中。現在ツツジが見頃です。



 いつの間に80年代デザイン車大集結。桜木町幕は白幕に変更……。



 クハ8001のサイドヴュー全体を久しぶりに見たような気がします。

-----------------------------------------------------------
 長津田に到着した5119Fの一部6両のうち、まず5819・5919・5019の3両が検車区へと押し込まれるのを眺めたあとは、残りの3両が押し込まれるまでしばらく時間がかかるだろうと思い、ちょこっと恩田へ移動、思い出してみれば1ヶ月半ほどごぶさたになってしまった長津田工場の様子を眺めてみました。
 デヤの入場は、1000系を新デヤに改造するわけではなく現デヤをまだまだ使うぞ……という方針のあらわれでしょうか?! いっぽう、田園都市線で異彩を放つ青帯の8637Fも入場。中央林間方の5両は既に入場線の中へ。果たして出場のあかつきには、正面のシャボン玉ラッピングが取れて、完全なる青帯編成へとグレードアップ (?) するのでしょうか……。そんな期待をしているのは私だけ? (^^;
 他にも、テクノシステムに9002Fが入場している中、中間車2両が貫通路にカバーを掛けられずに放置されていたり (余剰廃車?!)、1000系がやたらとゴロゴロしていたり……。8000系がクハ8001を残して一掃された中、変化の焦点は1000・9000系へと移りつつあるのだろうか……と思うひとときでした。
 なお、出場線にいた9007Fの模様は、「続きを読む」からどうぞ~。


 恩田駅のホームから超望遠撮影したカットを、さらにトリミング&大幅レタッチしております。9007Fが幕のままということは……大井町線の溝の口延伸後も8590系の幕車が残り続けることに期待が持てそうな気がします (^^)。

東急5119Fを推すY000系@長津田

2009-04-23 20:17:00 | 大手民鉄 (東急)


 昨年度における東急5000系列の新造は何故か迷走し、せっかく東急車輌から甲種輸送された編成がいつまで経ってもデヴューせずに長津田や鷺沼で放置されていたものですが、この春からは相次いで営業運転を開始したようです。私も先日田園都市線で5121Fに乗車しましたし、東横線では5122Fがピンク帯を巻いて走り始めたとか。東横線ユーザーの皆様はさぞかし、田都5000系の暗く冷たい車内に眼が点になっていることでしょう (爆)。5121Fも、内外装はまだピカピカなのですが、さすがに長期放置の影響か、他のデヴューほやほや車両と比べてかなり「新車のにほひ」が薄れていたのが印象的でした (爆)。
 そんな中、このたび東急車輌から5119Fが長津田に到着。20~22Fよりも19Fの方が余程遅れての落成となったことは、余程新造計画がゴタゴタになっていることを伺わせますね……(汗)。たまたま仕事が午前中で終わったことから、先日「伊豆のなつ」8614Fを撮ったときと同様、田都8500系をパチパチ撮りながら帰宅の途上にあったところ……長津田の横浜線側線にDE10、授受線にY000系と5000系6両が停車しているのを発見! 最新のDJ誌を買っていながら5000系甲種輸送の日程をすっかり見落としていた私は「あ、今日だったんだ……しかもデヤが入場している関係でY000系牽引というレアシーンじゃん!」と思いまして、速攻下車! (笑)



 待つことしばし、まずは中央林間方のサハ5819+デハ5919+クハ5019がY000系に推されて長津田検車区へと入って行きましたが、5919と5019は見事に緑帯がない……。明らかに東横線配属を匂わせる一幕でありますが、正直なところ、路線別の帯は要らないような気がするのは私だけでしょうか? (^^;)。そして、東横線配属となった5122Fが5050系に合わせるべく一部改番を受けて話題になっている通り、5919と5019は一度もこの番号で走ることことなく、5719と5819に改番されるのか……と思うと、いくら「走るんです」シリーズであるといっても些かの憐憫の情も湧いてくるというものです (^^;;)。とゆーか、5000系って改番やりまくりでワケ分からずヤバいのではないか……と思うのが正直なところです。いくら上から2ケタ目の番号で渋谷から何両目であるかを示すという目的があるとしても、5101Fと5102F以降ではデハかサハか全然違うというのは如何なものかと……(滝汗)。
 それはさておき、1回目の推進運転を撮影したあとは、しばし恩田に往復。そろそろ2回目をやるだろう……というタイミングを見計らって、残り3両の検車区入れを撮影しました。分かりづらいですが、最も検車区寄りの車両のパンタの有無で、1回目と2回目の違いを判断して頂ければと思います (笑)。
 とまあこんな感じで、一度は撮ってみたいと思っていたY000系の牽引車代走レアシーンを撮影出来て満足満足……な午後となったのでした。




和歌山界隈電車漫遊 (1) 和歌山線105系

2009-04-22 18:48:00 | 国鉄型車両


 奈良線を撮影し、京都での用務を終えた後は、阪神なんば線の開業に備えて大阪上本町に連泊。3月19日はまるまる1日平日休みとしましたので、和歌山界隈へと出かけてみました。先日アップした富山地鉄や北鉄石川線と同じく、和歌山も22年ぶりの再訪ですが (滝汗)、何はともあれ温故知新だということで……(^^;
 宿での朝食を終えて、谷町線で天王寺駅に到着。案内に従って素直に改札口に至りますと……ををっ、さすが阪和電鉄の遺産!と唸らずにはいられないドーム形頭端式ホームがいきなりドドーンと……(*^^*)。大阪環状線などから乗り換えたときよりも、この感動は大きいですね……。そんな巨大空間には、221・223系に交じって103系が姿を現し、射し込む朝の光と相まって何とも言えない情景を展開していました……。そして乗車したのは、7:31発の103系快速日根野行! 103系快速もすっかりレアになった今日では非常に貴重な存在です。和歌山行き快速の3分後に続行運転するという列車ですので、車内は余裕がありまくり、これで飛ばせばサイコー……と思いきや、さすがに列車密度が高い時間帯のためノロノロ運転 (苦笑)。それでも、三国ヶ丘を過ぎたあたりからスピードも上がり、如何にも阪和電鉄な沿線各駅の情景と103系のサウンドを楽しみながら、モヨ100・モタ300 (→国鉄20系電車) が駆け抜けた佳き時代に想いを馳せたのでした……。
 日根野で後続の紀州路快速に乗り換え、泉州と紀州を分けるダイナミックな山越えを楽しんだあとは、いよいよ和歌山に到着! 既に、乗る予定の9:10発・五条行105系が停車しており、ちょうど生理現象を催したことから (^^;)、105系のトイレに腰を下ろして「ふぅ~」と一息ついていたところ、何と!車内放送で「和歌山線内各駅ではICOCAはご利用出来ません」といふアナウンスが……(@o@)。をいをい……今や福塩線でもICOCAが使える時代だというのに (昨年6月の出張ついでに確認)、和歌山県内では阪和線以外使用不可って一体……。幸い、一旦改札外に出て切符を買う時間を確保し、発車時刻には余裕でセーフ (笑)。



 というわけで発車した五条行きは、紀勢支線と分かれた後、数分間ガタピシ飛ばして田井ノ瀬に到着~。早くもここで下車して撮り鉄態勢をとることにしました。いや、本音としてはもっと105系サウンドをたのしみたいのはやまやまですが、乗り続けると撮るヒマが削られるのは痛し痒し (^^;)。というわけで、まずはテキトーに線路沿いの道をウロウロしていたところ、菜の花の咲き具合がベストな場所がありまして、見事に決めカットをゲット! (1枚目の画像) なお、この列車は奈良行きなのですが……行先幕を回すの忘れ過ぎ (爆)。
 そんな和歌山線の105系、全車が105系としての新造車ではなく常磐千代田線103系1000番台からの改造車で占められており、かつて抵抗器から高熱をムンムンに発しながら千代田線内を走っていたのが懐かしい……のひとことですが、後継車203系の立場すら今や危ういと言われる中、105系化された車両はこうして延命改造の一環として戸袋窓埋め・新タイプの二段窓化改造が加えられつつあるとは何ともうれしい話です (*^^*)。もちろん、原形側面のままでいることがベストであることは言うまでもありませんが、奈良・和歌山線の105系は引き続き使うぞ!というJRWのメッセージに、抵抗制御車ファンとしては思わずジーンとくるわけでして……(笑)。まぁ、地元の乗客の皆様は「まだ使うのかよ……」と思っておられるのかも知れませんが (^^;)。
 なお、奈良・和歌山線105系の狙い目といえば、103系1000番台の顔を保つクハ105 0番台ですが……私が乗った五条行きがそれで、沿線滞在中に目にした他の稼働編成は全てクハ104 500番台……。まぁそれはそれで良いのですが、もう一つ「アチャー」とやられたのは、この五条行きの電動車がレアなWパン車だったことです! 何としても撮りたい……と思い、田井ノ瀬で下車後猛ダッシュで跨線橋を渡り(良い子は真似してはいけません ^^;) 後追い撮影をしてみたのですが (「続きを読む」に画像あり)、はぁ……やっぱりもっと広角側でも撮りたいです。
 というわけで要リベンジとなった和歌山線105系ですが、早くも来る8月の和歌山出張が決定~。22年ぶり訪問の次は5ヶ月ぶりとはこれ如何に (笑)。


奈良線ウグイス103系、午後に映える

2009-04-19 23:50:00 | 国鉄型車両


 2月の出張ついで北陸寄り道シリーズは終了ということで、これからは3月の出張ついで関西鉄シリーズを展開してみましょう。既に阪神なんば線関連はアップしましたので、それ以外の、とくに国鉄型車両を中心に……。
 まず訪れてみたのはJRW奈良線。ここしばらく、1~2ヶ月に一度京都に出張している関係で、京都界隈を走る車両の記録もだいぶ進みましたが、奈良線だけは時間と光線のかみ合わせが悪く、なかなか会心のカットを撮影出来ていませんでした。南北に走る線形から言って、やはりここは近鉄京都線と同じく午後1~3時台の撮影がベストだなぁ……と思いまして、当日はまず185系の伊東行きでスタート、小田原から超まったりと「こだま」に乗り、名古屋できしめんブレイクを楽しんだあと (笑)、「のぞみ」で京都入りしたのでした (早朝出発・午前中からの撮影としなかったのは、花粉を吸い過ぎて夕方からの用務=会合に差し障るのを避けるため -_-;)。
 京都で奈良線ホームに向かうと、さっそく103系の城陽行きがお待ちかね♪ 時間帯が時間帯で、しかも3月ということで大学生が乗っていないため、車内はまさに103系サウンドを楽しむのに最適な状態 (*^^*)。単線と複線が入れ替わり立ち替わり現れる中を健気に飛ばして走る103系……まさに癒しです!



 城陽到着後は、ここから先の103系の本数が半減するということで……奈良方面には行かず、京都行きへの乗車と降車を繰り返しながら、撮りやすそうな駅での撮影を楽しんでみました。時折カブられそうになったり、交換する列車が自分のいるホームに同時進入で到着したりで、まぁそれなりにヒヤヒヤすることもありましたが、とにかく平均15分間隔で必ず103系が来ますので、フツーにどんどん決めカットがたまって行きます。嗚呼、何と素晴らしいことなのでしょう……(^O^)v
 しかも、やって来る103系はといえば……大阪環状線で既に多数派となり、阪和線でもぼちぼち増えつつある (?) ようなのっぺらな雰囲気の延命改造車ではなく、全編成とも単に戸袋窓を埋めただけの古き良き103系スタイル! しかも、非ユニット窓先頭車も頻繁に姿を現すのですから、もう何も文句の付けようもございません (^^)。
 もっとも、いくら奈良線の103系が大事に使われているといっても、JRWの車両新造が今後もっと進めば、風前の灯火となるのは目に見えているわけで……。ついこの間まで関西線で「これでもか!」と言わんばかりに走っていた103系6連がいつの間にか消えたことを考えましても、決して油断は出来ません。というわけで、今後は駅間の踏切なども開拓しながら、ウグイス103系の日常の姿を少しでも多く記録して行きたい……と思ったのでした。

東武30000系・田都の名残雪 (?)

2009-04-18 19:16:00 | 大手民鉄 (東武)


 DJ誌の東急8500系特集では、8500系の話題と並んでもう一つ衝撃的な話題がチラリと書いてありました。何と、東武30000系が6+4の10連1本を残して田園都市線から全面撤退するとは……。既に、リンク頂いている「melonpanのつぶやき」「さすらい館」さんでも触れられていますが、30000系にそれなりの思い入れがある私としましても、やはりこの話題に触れてみないわけには行きません
 もともと30000系といえば、新造されるごとに8000系が玉突きで野田線へと転属し、釣掛5070系を次々に廃車に追いやった存在ですので、「7800・5000系列万歳!」という立場からみれば敵役になります (汗)。しかし、30000系のデザイン・性能・乗り心地面を総合しますと、首都圏の鉄道が「走るんです」とAトレインによって席巻され始める前の最後の傑作だ……と思っているのは私だけではないでしょう (^^)。東武伊勢崎線の半蔵門線直通開始にあたり、30000系の車内に掲げられた東武の路線図を目にした女子高生が「南栗橋ってどこ?」「会津田島って……何県?」という素っ頓狂な会話をしていたり、東武と東急の車内広告の違いが田都沿線民に大きな衝撃を与えたていたのも今となっては懐かしいですが (一番目立っていたのは珍○の広告……現在、東武限定車にはあり、半直車にはなし ^^;)、東武30000系は何故か東武には戻らず清澄白河・押上で折り返す運用に入ることが多く、田都線内で上質なスペックを享受出来るようになったのは万々歳ものでした……(^^)。



 そんな30000系も、悪名高き田都の猛烈な混雑のため、4号車と5号車の運転席スペースが嫌われ……半直開始を前にした早い段階から10000系列と共通運用の分割編成を用意したことが裏目に出てしまいました。そこで50050系が増え、30000系の快適さとは一転、Aトレインの「座ると即腰痛シート」を強いられるようになりますと、個人的には東京時刻表で下調べをしたうえで「T」が付く列車を避けるようになったという……(中国の硬座車よりもはるかに劣る座り心地の「超硬座」あるいは「四等車」には乗りたくない -_-メ)。こうして、30000系が単に半直から減りつつあるだけでなく、50050系を避けようとする余り、30000系にたまに当たる可能性すら自ら避けてしまうようになったのは、何とももどかしいものがあります。
 幸いにして最近の50050系増備車は、まだ文句の付けどころはあるにせよシートの座り心地が大幅に改善されており、窓も固定窓を止めて中央に支柱がある開閉可能なタイプとなりましたので、T運用回避心理は大幅に改善されることになりそうです。恐らく、私と同じように「今までの茶色い帯の車両は快適だったのに、オレンジ帯の新車のひどい座り心地は何じゃこりゃ!」と思った一般利用客の猛ブーイングが東武を動かしたのかも知れません。やはり、当初30000系という素晴らしい車両が投入された以上、これよりも接客スペックが大幅にグレードダウンすることは許し難いわけで (^^;)、そういう意味で田園都市線から去りゆく30000系の功績は誠に大なるものがあったと思います……。これであとは、50050とメトロ08の「超硬座」シートが51061F以降のシートと同じものに交換されることを希望……(爆)。
 というわけで、先日30000系を撮影出来れば良かったのですが、何と私が電車に乗って移動しているときに限って立て続けに30000系×3編成とすれ違ったという……(激鬱)。このため、半分近い列車が東武車でやって来る (ような気がする) 日中の時間帯にあって、怒濤のような50050攻勢に「オーマイガー……」気分となってしまったのでした。そこで代わりに、今後恐らくもう極めて低い確率でしか撮影出来ないであろう、雪の中を行く30000系の姿をアップすることで、田園都市線に大いなる足跡を残した30000系をたたえることにしたいと思います……。
 なお、営業運転入りほやほやの51065Fを撮っております (ついこの間甲種輸送されたばかりだというのに……)。→からどうぞ。