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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ヤンゴン熱鉄記 (12) キハ47 503

2013-04-26 00:00:00 | ミャンマーの鉄道


 四国のキハ40・47は、個人的には琴電訪問のついでに高松駅にて高徳線のラッシュ時4連を眺めたり、あるいは志度にて日中の単行を眺めたり……といった経験はあるのですが、そこで「是非今度は乗って、かつ本場徳島を訪れて激写しまくりたい」と思っても、なかなか機会がないまま1500形増備のあおりで廃車が進行しているというわけで、何とももどかしい印象を抱かずにはいられない車両です (汗)。そんなキハ47もミャンマー国鉄に渡ったということを知るにつけ、「今後は朱色とクリームの標準塗装にキハ47も加わるのか……それはそれで良く似合うかも知れないものの、それにしてももう一度キハ47の四国塗装を撮る機会はあるのだろうか?」とフクザツな気分でしたが、豈に図らんや! 結局キハ47はミャンマーで塗装変更されず、線路市場+四国塗装という光景を激写することになろうとは! (*^O^*)



 そんなヤンゴンのキハ47 503=RBE2573、いつもお世話になっております斎藤幹雄様のRP誌におけるレポートによりますと、当初は同時にミャンマー入りした他の3両と同じくマンダレーに配属されたものの、相棒が絶不調になったことから車両不足に喘ぐヤンゴンに送られ、キハ58と編成を組んでコンピュータ支線専属となって久しいとのこと。総じて、ベンチレータを撤去したのみで外観・内装とも大きな変化はなく、車高はいじらなかったことは四国色の維持にもつながっているわけですが、そういえば低いホーム面に合わせ、ステップ中央に補助手すりが装備されたのは、一瞬「??」と思う変化かも知れません。
 基本的に、起動可能な片運DCが2両連結された場合、エンジンを起動させるのは先頭の1両のみで、次位の車両は完全にトレーラー扱いとなりますので、コンピュータ大学発ヤンゴン行では次位となったキハ47は車内を少々のぞいただけですが、今のところ薄いグリーンの化粧板と臙脂色のモケットの組み合わせは割とキレイですので、とくにキハ47に乗りたいという方は早めの方が良いも知れません。そして今後は……全般or重要部検査のタイミングとともに、恐らくミャンマー国鉄の優等車両新標準塗装 (茶+クリーム+青細帯) に塗り替えられると思われますので、ヤンゴンでの四国塗装も今のうちかも知れないですね……。
 ともあれ、こんな感じでキハ58+47のプチ旅を楽しみ、ヤンゴン中央駅の一つ手前・パヤーラン駅 (アウンサン将軍マーケットや華人街・インド系街といった繁華街に近い) にて下車し激写を楽しんだあとは、アノーヤター通り界隈のビルマ料理レストランへ。充実した国鉄型DCの一日を振り返りつつ飲み干したミャンマー・ビヤーの濃厚な美味さといったら……極上のものであったことは言うまでもありません。