
名鉄新可児=JRC可児で太多線に乗り換えて美濃太田に戻った後は、これまた未乗の越美南線改め長良川鉄道に乗ってみることにしました。沿線にある刃物の町・関や、清流と踊りの町・郡上八幡といった場所は全国的にも名を知られ、そんな如何にも古き良き日本の伝統と原風景が沿線に息づくかに見える長良川鉄道は、かねてから乗ってみたい路線のひとつでしたが……個人的には如何せん乗り潰し派ではなく、気に入った車両を撮るために同じ路線を何度も訪ねるというメンタリティが強いことから、LE-DCや軽快DCが小ぢんまりと1~2時間に1回往来する長良川鉄道はどうしても後回しに……(^^;)。それに関東からの場合、美濃太田から結構長時間かけてドン詰まりの北濃や美濃白鳥まで行くことを考えますと途方もない気分に……(爆)。というわけで、そんな路線であるからこそ、美濃太田界隈を初めて訪れたからには外せません!

もっとも今回は、様々な路線をそれぞれ短時間周遊するという、まるで安いパックツアーのような綿密な予定表にしたがって行動していましたし、夕方には名古屋に戻って新幹線で帰宅する腹づもりでしたので、余り奥までは行けません(まぁ雨でしたし……)。というわけで、美濃市まで乗ることにしまして、そのついでに美濃太田と美濃市で発着シーンを撮影してみた次第。この赤みが強い小豆色系塗装、沿線の新緑とも調和しており、なかなか良い感じです♪ (雨ではなく曇りの方が激しく有り難いのですが……)
それはさておき、美濃太田を午後出発する郡上八幡行は、観光客が多く乗ると思われる土日とはいえ時間帯的にどうせガラガラ……と思いきや、意外と入れ替わり立ち替わり客が乗って来てビックリ。美濃市からの帰りに乗った美濃太田行きが観光客で結構いっぱいであったのは納得でしたが……往路美濃市で下車したところ、ホームには(鉄道もコースに組み入れられた)競歩大会の参加者と思しき人々があふれ、単行の軽快DCへの乗車に散々手間取った挙げ句、数分遅れの壮絶な混雑で発車していった光景には思わず腰を抜かしました。美濃市下車にしておいて良かったなぁ……と (^^;)。