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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鉄コレ16弾遠州鉄道クハ86を似非旭川化する

2013-01-29 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 約2ヶ月前に発売された鉄コレ第16弾は、その見事な造形で地方私鉄ヲタを唸らせたものですね……。しかしその後の相次ぐ事業者限定鉄コレ販売合戦やら、飯田線広窓流電の発売やらが年末年始の多忙と重なって、鉄コレ16弾はすっかり昔の存在になってしまったように思うのは私だけでしょうか (滝汗)。
 鉄コレ16弾は、基本的に言って美しく塗装され、しかもそれぞれのモデルがその私鉄の雰囲気と分かちがたく結びついているため (?)、個人的にフリーランス魔改造用のストックとしては購入しないつもりだったのですが、いっぽう富山地鉄14790や旭川電軌モハ1001といった単行対応電車を眺めていますと、「こういうカワイイ奴をもう少々増やしてみたいものだ」という誘惑が (^_^;)。とはいえ、高騰している晒し売りに手を出すつもりはありません。そこで、上記2車種に当たらなければやっぱりフリーランス種車を確保しておくのも良いかな?ということで、結局3回ほど御神籤を引いてみたのでした (人はそれを優柔不断といふ。汗)。その結果、1回は富山地鉄14790を目出度く増備!と相成りましたが、残る2回は北鉄「くたに」クハ6051と遠鉄クハ86。クハ2両かぁ……さてどうすんべぇ (滝汗)。



 このうち「くたに」クハにつきましては、面構えが何となく台湾・阿里山森林鉄道の「中興号」PDCと似ていることから、バス窓DC鉄コレの側面と組み合わせて「阿里山テイストな大型DC」なる妄想車両にしようかと思ったのですが、切り接ぎ候補とした関鉄キハ800は微妙に車体幅が異なり、裾も「くたに」は丸みを帯びているため、製作はかなり難儀しそうな雰囲気……。そこで、この計画は後回しにしまして、遠鉄クハ86の色を剥がして旭川モハ1001の相棒として似合いそうなフリーランス車両としてみました。
 具体的には、(1) 分解して色を剥離。(2) キノコ形貫通路を0.5mm厚プラ板で封鎖 (如何にもやっつけですが、ヘロい地方私鉄電車っぽくて良いかなぁ、と ^^;)。(3) ダークグリーン の色乗りを良くするため下地として黒を塗装。(4) クレオスの中島系暗緑色を塗装。(5) 屋根はクーラーを撤去してガイド穴を埋め、ヤスリ整形後ねずみ色1号を塗装。(6) ジオマトの南海用白文字インレタでテキトーに車番を貼り、GM関鉄社紋インレタを貼る。(7) 台車は今ひとつヘロい車両らしさを盛り上げるため、DT10をTR11代用として装着。(8) 最後に組み立てて完成……という、まぁありきたりな工程を経ております。しかし、一連の作業は簡単そうに見えて結構骨が折れました (汗)。鉄コレは最近のものであればあるほど非常に手の込んだ組み立てギミックを採用しているため、それをバラす作業はひときわ慎重を要しますし (とくに、ヘッドライト部分が外れるのにはビックリ!)、窓と車体の隙間が最小限になっている分、スプレー缶で塗装したあと窓パーツを嵌めようとするとキッツキツ……(@_@)。また、16弾の車体のプラ素材と塗料の相性が悪いためか、塗ったものの僅かな不注意で剥がれて下地が見えてしまうという……(T_T)。ちゃんと塗装前に洗浄したはずなのですが……(-_-メ)。あるいは、GM黒やクレオス中島系暗緑色とプラ素材の相性が悪いとか……(後者の隠蔽力の低さはハンパないですし)。
 ともあれこんな感じで完成し、旭川モハ1001と連結してみますと、如何にも「中途半端に車両が近代化された田舎電車」という雰囲気が漂って来ます (*^^*)。出来れば、GM旧客板キットを使って17~18m級の客車風サハを製作し、1M2Tのデコボコ編成を演出できればと思うのですが、こうして妄想が次々に渦巻くと、その分だけ仕掛品が増えてドツボにハマるわけで、嗚呼恐ろしや……。