goo blog サービス終了のお知らせ 

地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

相鉄7000系・明暗分かれる (?) 春を行く

2011-04-19 12:00:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 最近相鉄は11004Fを新造し、現在のところ各種調整が行われているようですが、そうなると自ずと気になるのは7000系唯一の10連である7005Fの動向です。近い将来の保安機器JRE準拠化に備え、現在残存している7000系8連先頭車 (中間封じ込め車を除く) には相次いでJREタイプのアンテナが設置されていますが、7005Fにはその気配が全くないことから、11004Fと入れ替わりで間もなく廃車となっても不思議ではありません……。そこで先日「ぱれっと」様と横浜中華街にて美食を堪能する前に少々時間を確保しまして、久しぶりに相鉄沿線でカメラを構えてみました。いや~相鉄は日常的に利用しているにもかかわらず、時間のなさを言い訳に灯台もと暗し状態 (汗)。もっとも、相鉄の運用は関係者でない限り全くの「神のみぞ知る」世界。予備車的存在である7005Fが来る保証は一切ありません。
 しかしこの日は何と、9時半に大和を発車する各停に乗るべく大和駅の階段を下りたところ、イキナリ7005Fが所定8連の11運行に入っているという……。そこで、二俣川までは7005F乗車、二俣川からは快速で先回りして芽吹きの中を行く7005Fの勇姿を記録したのでした (^O^)v 嗚呼、果たしてあと何回、横浜方先頭でパンタを振りかざす制御電動車・モハ7005を撮影出来るのでしょうか……。他の相鉄現役営業用先頭車 (中間封じ込めのモハ7006を除く) は全てクハですので……。



 7005Fが去った後は、他の7000系8連を撮り貯めよう……と思ったものの、運のほとんどを7005Fで使い果たしてしまったようで (泣)、7005F乗車中にすれ違った7000系大和行はそのままかしわ台へ入庫。1時間20分ほど待たされてようやく7707Fを撮影……。菜の花との組み合わせが決まりましたし、検査を受けたばかりで台車がピカピカな状態であるのも良い感じですが、7000系は「来ないときはとにかく来ない」としか言い様がないほど減ってしまいました……。まぁ8連の残存編成はJREアンテナが付き、もうしばらく安泰かと思われますが、沿線がマンケー・マンセンケー祭りな一日に当たりますと、自分の悪運を嘆き呪うのみ……(鬱)。
 さて、そんな相鉄ですが、現在他の首都圏路線と同じく節電ダイヤ体制が布かれています。朝夕のラッシュアワーには通常通りの運行本数が確保される反面、日中には思い切った間引きをすることによって、一日全体では9割の運行本数とするというのが相鉄節電ダイヤの要諦ですが、そこでザックリと削られたのは……新手のサービスとしてほぼ定着しつつあるかに思われた快速。朝夕こそ走るものの、10~16時台はキレイに時刻表から消えています……。そして、単純に快速を消すといずみ野線の運行間隔が大幅に開いてしまいますので、日中の大和各停 (二俣川で快速に連絡) が全て湘南台行きとして運行されています。そう、快速登場前の運行パターンに戻ってしまったということですなぁ……。しかもただでさえ星川・西谷界隈での工事を見越した減速・不等間隔・微妙に10分以上開くダイヤですので、使い勝手はかつての急行・各停10分間隔時代よりも悪くなっています (T_T)。また、日中の快速運転中止に伴い、各停の乗車率は自ずと高くなっています。鶴ヶ峰駅の日中利用者は恐らく複雑な気分でしょう。
 そして、車内は横浜・二俣川・大和付近以外では完全消灯となり、結構大きな橋上駅舎がある駅 (例えば三ツ境) では昔の銀座線や415系時代の常磐線デッドセクションを彷彿とさせる真っ暗さに (汗)。車内消灯は昔の相鉄でも当たり前で、今はなき6000系がバンバン走っていた当時は戸袋窓のないボロい車内と相俟ってひときわ暗い印象でしたが (^^;)、橋上駅舎が少ない時代だっただけに何とかなっていたように記憶しています。しかし今や、エキナカショップを備えた橋上駅舎がトンネル近似の存在となり、それとともに日中常時点灯が当たり前に。今般の節電による日中消灯は、それだけに昔と比べ暗さを際だたせているような気がします (^^;)。
 おっと本題からは外れましたが、そういえば相鉄7000系は日立製。モーターブラシの調達も日立化成に依存しているということであれば完全予備車化の可能性が……。今のところ相鉄からのアナウンスはありませんが、どうなることやら。