
ネコ顔が再現されたモハ5701。余りにも見事すぎる……。

近江ED4001も東武に奇跡の里帰りを果たしてED101に……。

元西新井入換車のデハ5……まさに木造の芸術。

立派なスノープロウが貨物黄金時代を物語るED5015。
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長らく杉戸工場跡地にてカバーをかけられて放置されていた東武の至宝・モハ5701と、近江鉄道に譲渡されて久しかったED4001が東武博物館リニューアルに際して搬入され、かねてから広く注目を集めるところとなっていましたが、昨日ついに博物館リニューアルオープンを迎え、その麗姿が来館者の面前に供されるところとなりました! そこで、中学生時代に現役の5700系を撮影したことがあり、一昨年の「近江鉄道ミュージアム」でED4001をしげしげと眺めたこともある私としましては、待ってました!とばかりに、平日休みを使って訪れて参りました (笑)。
5700系登場時のネコ顔は、言うまでもなく三十路の私が生まれた時点で既に東武貫通顔に改造されており、馴染みがない……と申しますか初対面でしたが、車体全体の雰囲気そのものは本当に懐かしい!のひとこと……(*^^*)。狂ったような釣掛の雄叫びを上げながら日光線を疾走していたあのときが蘇る……。
いっぽうの目玉・ED4001は、これまた80年代に彦根駅のホームから車庫を眺めた時点でも既に予備車的存在となっていましたが、物持ちが良過ぎる近江鉄道が所有していたからこそ廃車解体されず、こうして半屋外展示の目玉として返り咲くことが出来たのでしょう。まさに数奇なる運命……。
なお、これら2両は余りにも見事な光沢を放っており、博物館の格子状の外壁がモロに反射しまくっていますので、PLフィルターがあると良いかも知れません (シャッタースピードが落ちますが)。また、狭いスペースでありますが、35mm換算で24mm程度の広角を用意出来れば無理なく記録出来ると思います~。
何はさておき、貴重な歴史的車両を完璧な状態で保存し、広く観覧に供して下さる東武関係者の皆様のご尽力には、ただただ脱帽です m(_ _)m そこでふと思うに、直通相手の東急にもこれくらい充実した車両保存を望みたいものですが、肝心の東急の名車がたどった運命は……完全な状態のモハ510も車体の全体を撮影することは叶わず、東急車両保存車は撮影不可。恩田の貴重な車両群も先日姿を消し、デハ5001は……(以下略 -_-;)。

こんな巨大建築を東武が作っているとはスゴい……。