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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鶴見線大減便へ (廃車待ち103系画像掘出)

2009-01-26 10:02:10 | 国鉄型車両


 大都会のローカル線として余りにも名高い鶴見線。早いもので205系化の波も約4年前の話となってしまい、ダイヤ面でも既に削る部分は削って、当分大きな変化はなく超まったりとした日常が続くのだろう……とばかり思っていたのですが、ここに来てさらなる大波が襲来することになったようです。昨日の『神奈川新聞』1面トップによりますと、JREは3月のダイヤ改正にあたって、ただでさえ区間ごとの乗車率の差が大きいだけでなく、沿線の工業地域が景気悪化の直撃を受けてもいる鶴見線のダイヤに大ナタを振るい、日中を中心に計23往復の減便or一部区間運転打ち切りを計画しているとのこと……。
 この記事のうち、とくに重点が置かれて紹介されていたのは大川支線の朝夕計9往復への減便でありまして、大川工業団地側の「ただでさえ交通不便な場所なので、それは困る……」というコメントも付されていましたが、個人的には大川支線と並んで、「本線」(扇町行) の末端部も大幅減便になるのではないか……と予想しています。日中の鶴見線の常として、鶴見を発車した電車は鶴見小野までは生活圏電車の装いを漂わせてほどほどに客を乗せているものの、弁天橋・浅野あたりで用務リーマン客を降ろしてしまうと相当スカスカとなり、安善・武蔵白石で残りの客も下車すると、はっきり言って空気輸送状態……。というわけで、いささか極端な予想ではありますが、日中は全ての電車が武蔵白石折り返しとなり、浜川崎に向かう客は南武支線を、昭和と扇町に向かう客は川崎駅から割と頻繁に走っているバスを使え、ということになる可能性も大だと思われます……(ちなみに、武蔵白石&大川も、川崎駅から日中30分間隔でバスあり。でも所要時間は川崎~扇町or三井埠頭系統よりもかなりかかるのも否めない事実です)。



 あるいは……扇町行と海芝浦行がそれぞれ2時間間隔となり、間に入る武蔵白石行きを1時間間隔で運転することにより、鶴見~浅野間では30分間隔として全体としては運用減を図るという、クモハ12単行時代を彷彿とさせるダイヤになるとか……(それも結局鶴見~鶴見小野間の混雑のため単行が中止されて現状に至っている……と記憶しております)。とにかく最終的には、来月新ダイヤ時刻表が発売されてみなければ分かりませんが、まぁ時節柄やむを得ないとはいえ寂しいことです。
 ちなみに……この記事をアップするにあたり、205系化されてからの鶴見線ではもっぱら貨物しか撮影しておらず、205系の画像は1枚もないことに気が付きました (爆)。いやその……あの改造顔が余りにも鶴見線っぽくなくて面白みがないため、とにかく写欲が湧かなかったということで……(^^;)。それに、減便とは言ってもラッシュアワーには従来通り扇町・大川・海芝浦行が頻繁に運転されるはずですので、焦って撮ることもないかな……と (笑)。それよりも、鶴見線と言えば何と言っても、黄・白タキの消滅や、安善から発送される米タンからのタキ35000の離脱の方が痛かったりします (-_-
 というわけで今回の画像は、3年半前にJRE旧大船工場の門から撮影した鶴見線103系の廃車待ちシーンのうち、まだアップしていなかったカットを……。休日で門が閉まっていたため、思う存分撮影できたものですが、103系はおろか旧大船工場そのものがJR線との連絡を絶たれ、更地へと帰しつつあるのは寂しいことです……。