
東横線からは間もなく8000系が消え、大井町線8001Fも早晩引退することが目に見えており、東急8000系を鉄道趣味の原風景としている私にとっては年始早々寂しさ募るばかりですが、その8000系も東海道線に小一時間乗って熱海まで行けばいつでも会えるというのは、実は大いに喜ぶべきことなのかも知れません (^^)。他の多くの路線の車両を眺めれば、遠距離の地方私鉄などに譲渡されて生き残っていたり、他の地域のJR線で同系列の車両が現役だったりするのはまだ良い方で、一両も保存されずに跡形もなく消え去ってしまう事例の方が多数でしょうから……。
しかし、そんな伊豆急8000系も、入線後間もないというのに大きな変化の真っ直中にあるようです。その第1弾は、既に当ブログでも扱ったほかにも広く知られているとおり、クハ8050の電装化 (&魔改造的な前パン&乗務員用クーラー設置 ^^;)・クモハ8250への改番ですが、ここに来て第2弾として、4連のうち1両を抜いて2連に組み込み、全編成を3連化するという編成替えが始まるとのこと……。

もともと付属2連を2M化したのは、2連単独で走る際にパワー不足気味だったためだそうですが (間違っていたらすみません)、そうなると今度は基本4連が2M2T、付属が2Mと随分とバランスが悪くなってしまいますので、編成替えでMT比率を揃えようとするのは自然な流れなのでしょう。それに加えて、早朝や夜間の伊豆急線内では、2両だけでは短く、4両では長い……という状況があることから (以前伊東に泊まった際、早朝の伊東行き2連を眺めたところ、立ち客大勢でビックリ!)、やはり200系と同じく3両を揃えて全車の運用を共通化するのが得策と判断したのでしょう。
それはそれで結構なことではありますが、趣味的に見ると4+2両での運行を今のうちに記録しておかなければならないわけで……(^^;)、去る11月に200系を撮りに訪れた際、8000系にも重点を置いて記録してみました。特に細かいところを見てみますと、今後は6連を組んだ際の運転台連結位置が変わったり、伊豆急下田方の先頭が必ずしも急行灯 (の残骸) を残したクハ8000ではなくなったり (のっぺらな新設運転台のクモハ8150も先頭に)、熱海方6連の先頭が必ずしも前パンのクモハ8250ではなくなったり……といういろいろな変化が起こるはずです。まあ、それはそれで一層撮影のバリエーションが増えますので個人的には大歓迎なのですが、ことによると過渡期ということで7連も実現しないだろうか……と秘かに期待しているところです。