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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

JRW関西3扉転クロ礼賛 (3) 225系

2020-02-25 22:00:00 | JR発足後の車両


 本日は2月25日ということで、225系の未アップ画像をレタッチしてみました。225系は窓の設計の関係で、座る位置によって当たり外れが大きいのが難だと思っているのですが、それもまたあくまで221・223系との比較の話であって、JREに慣らされてしまった関東人から見れば羨ましい車両であることには違いないでしょう。



 それにしても、阪和線であれだけ大所帯を占めていた103系を置き換えるために、JRWが225系の4・6連を大量に新造し、天王寺口の普通列車すら真新しい転クロ225系で来るようになったことには度肝を抜かれました。阪和線の普通列車が3扉転クロでも全く問題ないことが、関西線・おおさか東線普通列車の221系化という大胆な決定に結びついたのだと思われますが、良く言えば、それだけ関西のラッシュ輸送には余裕があるということですし、悪く言えば少子高齢化時代における通勤客のつなぎ止めに必死、ということなのでしょうか。

岩手県乗物縦断 (9) キハ111・112

2020-02-24 21:21:00 | JR発足後の車両


 しばらく間が開いてしまいましたが、そろそろ新緑の季節に出かける奥州街道徒歩鉄旅の続きを考えなければならない頃合となりましたので、昨年11月の画像をアップすることにしましょう。
 盛岡で東北本線が尽きた後は、いよいよIGR・青い森が走る区間へと進んで行くことになります。今回の旅は紫波中央〜渋民〜御堂〜小鳥谷と歩きつないでおり、渋民と御堂には宿がないことから、盛岡駅前の宿を拠点として、一日の終わりと翌日の始めには必ずIGRを利用していたのですが、折角好摩までは花輪線のキハ110・111・112が走っている以上、架線下DCの旅も少々楽しんでみることにしました。しかも盛岡〜好摩間といえば、かつて朝方一本のみ、ED75牽引による「旧客・沼宮内行き」+「DC・大館行き」という珍列車 (539レ) が走っていたことから、盛岡655発の大館行きに2日連続で乗ることで、そんな時代に思いを馳せつつ、線形の良い区間での爆走を楽しもうという企画です。



 そこで、早朝の下りにつき十分空いている車内で、キハ111・112のエンジン音を満喫しつつ、701系とはまた一味違った旅を楽しみまして、1回目は滝沢で下車後速攻で跨線橋を渡り、発車の直前にパチリ。その後、滝沢でしばし撮り鉄したのち一駅だけ一戸行きに乗り、渋民で盛岡行きをパチリ。滝沢駅の駅舎がIGR時代になって全く斬新な建物に変わっているのを除けば、JR時代とは何ら変わらない情景なのかも知れません。翌日、2回目の乗車は、快晴につき岩手山や姫神山の絶景をボックスシートで堪能したのち、好摩にて後続の一戸行きに乗り換えたのですが、好摩駅にて、下車し階段を登ってきた客から切符を受け取ろうと仁王立ちしていた嘱託駅員氏は当初、私が持っていた一日乗車券を見ながら、「花輪線と八戸方面のホームは違うのに、何でこんな面倒臭い乗換をするのか」と訝っていました。乗換ついでに硬券入場券を購入したい鉄ヲタだということを説明して、納得しておられましたが……(笑)。
 なお、初日の出発地点である紫波中央では(花巻まで夜行バス)、釜石線のキハ100・3連がやって来たのですが、17m車の3連という地方私鉄っぽい編成に、今さらながら萌えました……。いっぽう、日詰発盛岡行きキハ111・112の4連の送り込み時刻を知らず、ポカーンと見送ってしまったのは痛かったですが、キハ111・112も4両つなぐと結構見映えがするということを初めて知りました。逆にいえば、今までそれだけJRE世代の気動車には興味が薄かったということで、反省することしきりです。



JRW関西3扉転クロ礼賛 (2) 223系

2020-02-23 17:17:00 | JR発足後の車両


 本日は2月23日ということで、223系の画像をアップしてみるわけですが、221系と比べて椅子の数も優雅さも減ってつまらない電車だという第一印象も、それは221系という圧倒的にバブルな存在があればこそで、総じてJREとは比較にならないほど贅沢な電車が大量に新造されていったことに、正直なところ羨ましさを禁じ得なかったのは確かです。というわけで、221系同様、来れば大体撮っております。 



 それにしても、かつてはあれほど水色103系が走っていた阪和線が、今や223系と225系のみ=3扉転クロ車のみで運用されるようになるとは、今から10・20年前には夢にも思っていなかったものです。それだけ、南海本線と並行して走る阪和線には輸送力的に余裕があり、いっそのこと各駅停車から紀州路快速まで車種を揃えてしまった方が運用効率面で最高、という判断なのでしょう。もともと阪和電鉄→南海山手線あらため阪和線は、あらゆる面で外の買収国電と比べ別格だったものですが、その別格さはJRの時代になって一層際立っている(大都会で全列車転クロ化)というのは興味深いところです。
 関空快速、一時は外国人観光客で滅茶苦茶に混んでいたところですが、この先は一体どうなるのでしょうか。裏を返すと、未乗の関西空港アクセス列車に初めて乗るチャンスなのかも知れませんが (ラピートも乗ったことなし ^^;)、その前に是非、日本での武漢肺炎拡大が大したものではないことを祈るばかりです……。

JRW関西3扉転クロ礼賛 (1) 221系

2020-02-21 09:39:00 | JR発足後の車両


 先日、奈良所属のウグイス201系が、225系の追加新造→東海道山陽筋の221系置き換え→奈良転属という玉突きにより、近い将来全廃となるというニュースが流れましたが、本来はJRW発足直後の京阪神新快速の華として圧倒的存在感とともに登場した221系が、ついに登場31年にして天下の複々線から去るというのは、これもまた時代の流れと言えるでしょう。しかし221系は、JRW発足直後の勢いやバブルの残り香の中で大量増備され、しかも3扉であるため、117系と比べてはるかに汎用性が高く、更新工事を受けながら依然として関西アーバンネットワークの主力であり続けているわけで (とくに奈良は今後、221系の圧倒的天下に)、設計当初のコンセプトの素晴らしさを一貫して実証し続けているように思います。



 そんな221系、個人的にも好きな車両で、結構撮り貯めているのですが、103・113・117系撮影のついでであることは否めなかったため、当ブログへのアップもこれら国鉄型車両が最優先で、結局撮ったきりHDの肥やしになっている画像がたんまりと……(滝汗)。そこで、このような報道があったのを機に、以前撮った画像を掘り起こしてレタッチしてみました。
 う〜む、転落防止の羽根が付いていない姿は流麗で良いですね☆
 しかし同時に思い知らされたのは、羽根つきの姿を撮った手持ち画像が非常に少ないことです。それだけ、これまでの個人的221系撮影が、国鉄型車両撮影のついでであったこと、そして最近は関西での出張ついで撮り鉄をする機会が減っていることを思い知らされたのでした……(滝汗)。


松本駅ちょい撮り鉄 (3) E257系

2020-01-25 09:40:00 | JR発足後の車両


 来たる3月のJR全国ダイヤ改正から、特急「踊り子」の一部はE257系に変わることとなり、それに向けた余剰E257系の改造が進んでいる昨今ですが、中央東線にはまだ1編成が予備的な存在として残されています。「あずさ」がE257で運行されていた頃には、このカラーリングが当たり前のものとなっていましたが、今や予備車として滅多に動かなくなった中では、登場当初の印象の通り「異彩」に戻ったかの感があります。



 今回のカットは、昨年の夏に松本駅を利用した際に、形式写真を撮りやすい位置にE257系が留置されていたことから、「そういえば」と思い撮っておいたものですが、「あずさ」での現役当時は全く写欲が湧かなかった車両でもあり、「何をいまさら」な感があります (^^;)。それでも、デジカメで撮る今日、見かけたら撮っておく方が長い目で見て良いことは言うまでもありません。
 ちなみに、去る正月明けに松本を訪れた際には、残り1本となったこの塗装の編成は、塩尻駅の三角線に移動しておりました。伊豆特急を切り回すうえでは、E257系が全て伊豆向け改造を受ける必要もないと思われますので、この塗装は今後も1本だけ残されてヲタ寄せに使われるのかどうか興味深いものがあります。とはいえ、普通車の座席の上にランプが装備されているE353系のシステムが中央東線に定着しつつある中では、今さら臨時特急でE257を使うと逆に混乱が起きやすい、という判断になりつつあるのかも知れません。今春の「臨時列車のお知らせ」が注目されるところでしょう。