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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

富山地鉄17480形最初の冬 (4) 雪晴れの寺田にて

2014-02-21 00:00:00 | 地方民鉄 (中京北陸)


 立山線の午前中の列車の半分が (岩峅寺止まりを含む) 17480形で来るという幸せな雪晴れの土曜午前を過ごしたあとは、無難に寺田へ。午後の立山線17480形入線が極めて少ないこと、そして17483Fがしばらく上市往復をこなすことが分かっていたからでありますが、やはりこの駅にいれば三方から列車が入れ替わり立ち替わりやって来ますので退屈しないという利点も大きいでしょうか。
 そこで、まずは寺田に到着早々、上市行として停車していた17483Fの発車シーンを激写! 朝からずっと、17480の幕としては「立山 (寺田経由)」「岩峅寺 (寺田経由)」「電鉄富山」といった、文字が詰まった幕ばかり眺めていたことから、シンプルに「上 市」と表記されているのは潔さを感じます♪ 



 この後は、駅の界隈にメシ屋もコンビニも見当たらないため「腹減った……」と思いつつ、急行として立山へと登って行った17481Fの下山を待っていたところ (立山での折り返し待ち時間が長過ぎ……)、13時半過ぎにようやく電鉄富山行が寺田に到着~。バックの特徴ある建築との組み合わせが良い感じになりました♪ 去る11月のヲタ専用ミステリーツアーの際にも、寺田では17481Fをいろいろなアングルで激写しておりますが、そのときとは違ったアングルで (しかも今回は試運転幕ではなく営業運転で) 撮り貯めることが出来、腹はペコペコでも気分的にはお腹はいっぱい (笑)。停車時間が長かったこの17481Fに乗って富山市内へ戻り、さらに午後2時過ぎに17481Fが稲荷町に入庫するのを見届けて、ひとまず雪晴れの17480形追っかけ行を締めくくったのでした。

富山地鉄17480形最初の冬 (3) 急行赤幕姿

2014-02-05 00:00:00 | 地方民鉄 (中京北陸)


 昨日大手町から乗ったP37K・急行中央林間行は、何と8694Fでやって来てくれました♪ わーいわーい♪ というわけで、富山地鉄17480+雪景色の続きです。
 余りにも底冷えする厳冬の立山線山岳部にて17480形2編成を撮影する激闘を終え、立山から山を下りてきた17483Fに乗ったあとは、一旦岩峅寺にて下車。富山へ去るシーンを後追いド順光で撮影したのですが、余りうまくは決まらなかった……(汗)。もっとも、この日は2運用あるおかげで、一回ヘマしても挽回の機会はいくらでもあります。というわけで、岩峅寺始発の後続列車に乗り、最前部からのロケハンにより丁度良さそうなところで下車。狙いは……17481Fの急行立山行!! 既に赤幕急行姿は去る11月2日のヲタイベントにて撮影していますが、それは電鉄富山駅の屋根の下での話でしたので、こうやって晴天時に赤幕姿を撮影すると実にチャーミングに見えますね♪ 大井町線で6000系の代走として8590系が急行に入ったというシーンを目にしたことはありませんので (とゆーか、余程のダイヤ乱れのときでもそういう機会はあったのでしょうか?)、見果てぬ夢をついにナマで見届けた!という感じです。



 なお、17481Fが赤幕急行として立山へ向け登って行く前には、富山~上市間を1往復していますので、その間に17483Fが先に寺田経由岩峅寺行として立山線に戻って来たところをパチリ♪ というわけで、通常の立山線運用であり得る三種類の幕、すなわち「急行立山」「普通立山」「普通岩峅寺」を午前中の間に一通り撮影してしまったことになります♪ 
 そして痛感したのは……たまたまこの日がそういう運用だったに過ぎないのかも知れませんが、とにかく富山地鉄としては17480の主な用途として立山線中心の運用を考えているのだろうということ。岩峅寺止まりを含めて午前中の立山線列車の4割が17480でやって来て、しかもこの日は上市から東には全く入線しなかったという……。こうすれば、17480のパワフルさを雪の急勾配で遺憾なく発揮することが出来ますし、ロングシートというスペックについても、そもそもアルペンルート閉鎖中の立山線では観光利用がほとんどないため没問題……(一応富山地鉄としては、立山駅周辺のスキー場に電車で来て欲しいのでしょうが、地元民にとっては圧倒的にクルマの方が便利と見えて、土日の朝ともなればコワイくらい多数のクルマが山岳部へと向けてビュンビュン吹っ飛ばしていました。その脇のコチコチに凍った路側帯を滑らないようにツボ足で歩くのはマジでコワかったです……。嗚呼、かつてそうだったように、クルマでスキー場に行く客の一定程度の割合が電車利用であれば、富山地鉄としても立山線の経営で頭を抱える必要はないのでしょうが……。かつては真冬でも寺田経由立山行と上滝経由有峰口or本宮行が交互に約1時間間隔で運転されていたことを思えば、新ダイヤの岩峅寺から先における日中1時間半間隔は、撮るのも乗るのもツラく不憫です……)。


富山地鉄17480形最初の冬 (2) 83F雪山登り

2014-01-26 00:00:00 | 地方民鉄 (中京北陸)


 今回の出張帰り寄り道 (爆) 富山地鉄訪問の目的は、とにかく一刻も早く8590改め17480の雪まみれ姿を見てみたいという点にありましたが、その期待は天気予報大ハズレのため空振りに……。逆に何とドピーカンとなり、それが朝方の放射冷却による冷え込みを恐ろしく強烈なものにしたのみならず、光線の角度をひたすら気にしながらのヒヤヒヤの連続を強いられたのでありました。とはいえ結果的に見れば、今の時期の日本海側で雪景色と快晴の組み合わせはそうそうあるわけではないことから、今回は今回で訪れてラッキーだったのだろうと思っているところです。
 そしてもう一つラッキーだったのは……私が乗った富山6時12分の立山行が17481Fであったのに続き、7時11分の立山行が17483Fであったこと!! 先日アップした17481Fの撮影の直前にこの列車を撮影するべく待ち構えていたところ、初撮影となる17483Fの雄姿が急勾配の下の方から迫って来るのをファインダー越しに眺めながら、思わず感涙にむせんだ次第です (笑)。嗚呼、8692F先頭車に続き8693F先頭車も、いまやこうして厳寒の雪山に果敢に挑んでいる!!



 思うに、東急8000系列の譲渡先として、一年365日酷暑&車両不足のインドネシアは非常にハードな環境でありますが、それとは全く異なる意味=冬期の気象の過酷さと線形の悪さという点で、富山地鉄立山線山岳部は群を抜いているように思います。とはいえ、大出力モーターの2M編成ということで、過酷な条件に果敢に挑む条件は満たしており(立山駅で豪雪との闘いに敗れて出火した14721Fは1M1Tということで、とにかく富山地鉄は強力な電車を欲したのでしょうか)、実際に14760形や10030形と比べても、あのデンジャラスなサウンドの割には安定的に登っているように思われます。というわけで、2枚目の画像を撮影したのちそのまま17483Fに乗り、雪晴れの山岳風景を山下りの車内でヌクヌクと眺めながら、これからますます山登りのスペシャリストとして頑張れよ……と内心エールを送ったのでした♪
 それにしても、返す返すも富山朝6時・7時発の立山行が2本連続で17480で来てくれて良かった……と思います。と申しますのも、昨年末のダイヤ改正以来、どう考えても客が少ない立山線山岳部の冬ダイヤは列車の本数が大幅に整理されているからです。改正前であれば、午前中に大幅に間隔が開く時間があったものの、昼前後に約1時間間隔であったはずが、今や日中は約90~110分程度開いてしまっています (その間に岩峅寺行が挿入され、大体2本に1本が立山行、2本に1本が岩峅寺行という勘定に。岩峅寺行はアルペンルート開通期間になると立山まで延長運転)。したがって、立山行が約1時間間隔で来る朝方に17480形が2連続で来るという展開は、17480形と雪景色の組み合わせを立山線山岳部で撮りたいと思う遠来の人間にとって究極のプレゼントだったのです!! というわけで、雪まみれではないにせよ、これはこれでホントに訪問して正解だった!と痛感したのでした……。

富山地鉄17480形最初の冬 (1) 雪の森と81F

2014-01-20 00:00:00 | 地方民鉄 (中京北陸)


 東急8590系改め富山地鉄17480形が、最高にマニアックなファンイベントを皮切りとして地味~に濃ゆぅ~くデビューしてから早いもので2ヶ月半。11月初旬の時点では稲荷町の建屋内でバラバラにされて改造中であった8593+8693も、17483+17484と名を改めて先月無事富山デビューを果たしました♪ 
 そこで、2本の編成がまだまだ床下を含めてキレイなうちに、雪国を走る電車らしく雪まみれになって力走するシーンを見てみたいものだと思いまして、先週末京都に出張したついでに富山に遠回りして参りました (汗)。う~む、秩父7500系は必ずしも頻繁に撮りに行くというわけではないのに、富山地鉄17480形を僅かな間隔で又しても撮りたいと思ってしまうのは何故なのでしょう……。まぁ率直に考えて、大井町線時代の姿を踏襲しながらも大井町線ステッカーが無くなったためカッコ良さが増したのと、2本しかないため希少性が高く、なるべく通うようにしないと撮り貯まらないという問題、そして何と言っても雪と険しい山岳と東急電車という組み合わせが新鮮すぎるからでしょうか? (笑)



 というわけで、まずは京都で夕方の会合に出席するという用務を終えた後、サンダバ45号に乗って一気に富山へ! しかし……その道すがら、2~3日前の天気予報に反して全然沿線に雪積もってねぇ……。これでは一体何のために冬の富山に撮り鉄しに行くのかさっぱり分からないという当惑が内心に渦巻きます。とはいえ、天は我を見放さず! 高岡を発車すると沿線に積雪が見られるようになり、まぁ翌朝は最低限雪化粧した中で撮り鉄できそうだと期待しつつ、深夜の冷え切った富山駅に到着~。そのまますぐに富山地鉄ホテルにチェックインしたのでありました。
 そして翌朝! ホテル滞在6時間未満という勿体無さではありますが、これもひとえに限られた時間の中で最大限撮り鉄活動時間を確保するため……と思いつつ、チェックアウトを済ませて駅ビル1Fの改札口に向かうものの、2Fのフロントから階段を下りきってコンコースに入るまでは、果たして17480形がどの時間に来るか全く分かっておりません (汗)。新相ノ木駅開業に伴う昨年末のダイヤ改正の結果、列車時刻は結構いじられており、11月初頭の時点で公式HPに掲げられていた17480形運用も全く無効となった状態です。17480形はあくまで、特急うなづきに重ならないような一般列車用運用に臨機応変に入っているものと推察されます。そこで、テキトーに雪景色がキレイなところまで乗り、17480が来るまで待つ……ということになりますが、とくに景色が良い立山線は本数が少なく、ギャンブル性が非常に強い……。いっぽう、まだ暗いうちはロクに光量が確保出来ないことから、撮影地として目星をつけたところまで移動するにあたって、出来れば17480を引き当てて、車内から雪景色三昧を楽しみたいという願望もあります。
 そんなこんなで、フロントからの階段を下りてコンコースに出る瞬間、緊張はMAXに達したのですが (笑)、天はあくまで我を見放さず! なな何と、この日の6時12分発・立山行は、17481Fが入っておりました。バンザーイ!! 
 この後は、癒しの東急8000系列サウンドを満喫しながら、一路常願寺川の峡谷を目指します。やがて寺田前後からほのかに明るくなり始め、岩峅寺へ向けて登って行くにつれ積雪が多くなって行く光景に期待が高まります♪ そして岩峅寺にて、上滝線に乗り換える部活&補習学生(またはセンター試験受験者?)が下車したあと、いよいよ山岳ゾーン雪景色祭り開始!! 積雪量はドカッとしたものではないのが少々遺憾でしたが、線路脇の樹木から落ちた雪をたまに「ゴボッ!」と噛みながら、凄みすら感じるほどに凍てついた白い森をよじ登って行く走りは、これぞ8590系の富山地鉄入線が明らかになって以来期待していたものなのです!! 
 やがて8692F改め17481Fは千垣鉄橋をソロリソロリと渡り (厳冬期の峡谷の風景がコエェェェ~!)、年代モノの駅舎とホームが最高にシブい有峰口に到着! 中学卒業旅行で初めて富山を訪れたときも、お目当ての14710形の山登りに感激して雪たっぷりの有峰口に降り立ったなぁ~と思い出しつつ、トボトボとお気に入りの場所に向かい、放射冷却で最高に底冷えするのをこらえ、立山から折り返して来た17481Fを無事激写したのでした♪
 (最後の20数字を書くまでの前置きが余りにも長すぎだろオイオイ……汗)

富山地鉄17480形運行開始!(8) いろいろ並び♪

2013-12-03 00:00:00 | 地方民鉄 (中京北陸)


 東急と西武の競演は、本家だけでなく遠く離れた富山でも!



 立場逆転?! 名車14760形の普通と17480の特急 (笑)



 魚津での期間限定 (?) 並び……「はくたか」&413系と。



 中滑川にて、鳩特急との並びは当然として、幕485北越との競演も!

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 まことに季節のめぐりは早いもので、2013年も早くも師走。そして、東急8590系が富山地鉄17480形として営業運転を始めてからあっという間に1ヶ月が過ぎてしまいました (汗)。総じて順調に稼働しているようで何よりですし、第2編成・17483Fも営業運転を始めたようで目出度し目出度し♪ これから積雪の厳冬期において、果たしてどのような姿で (→どれほど雪をこびりつかせながら) 活躍するのか楽しみです……。富山地鉄はもちろん、平行するJRWにもいろいろな車両が走っており、それらとの競演もまたいとをかし♪ですし……。