
先日は鉄コレ富山地鉄10030形の南瓜色と大井川3000系が発売されました、が、まぁそもそも昨年秋に発売された京阪3000系の造形がそれなりに良かったことから、今回のブツに関しても、塗り分け境界線付近のイマイチな塗り (泣)、ならびに分解時に窓パーツが非常に外れやすいこと (滝汗) を除けば文句のつけようはありません。むしろ、富山地鉄鉄コレのますますの充実ぶりに驚くばかりです。
そこで必然的に、次はおけいはん色を復活させた10033Fが来るのではないか……と予想してしまう次第ですが、果たしてこれは京阪色復活直後の2連で売られるのか、それとも鉄コレ史上初の2階建てとなるサハ8831あらためサハ31組み込みの3連となるのか、今から気になりまくりです。もっとも、サハ31に祇園祭絵巻を継承するにあたっては、著作権をめぐる交渉も抜きには出来なかったわけで(昨年7月の稲荷町イベントにおける担当者談)、まぁ鉄コレの廉価を辛うじて保とうとするならば、やはり2連で出て来るのでしょうか。もちろん、3連での発売が予告されれば、それはそれでオドロキですが……。

というわけで、そんな10033Fのサハ31組み込みシーンをアップします。周知の通りサハ8831あらためサハ31は、京阪が独力で1階建て車両を2階建てに大改造したという汗と涙の車両(?)であり、それだけに京阪も8030系廃車にあたってそのまま潰すのは忍びなく思い、富山地鉄と大井川に移籍を打診したという経緯があります。しかし大井川3000系は今年に入って廃車となってしまいましたので、最初から大井川は譲り受ける気はなく、逆に北陸新幹線開業を睨んで鉄道自体の付加価値アップを狙う富山地鉄が導入するのは必然の流れであったのかも知れません。
そんなサハ31、昨年の今頃は稲荷町の匠によって台車履き替え・引き通し線変更を中心とした大改造を受けていたわけですが、それが目出度く終了して昨年のお盆明け頃から (でしたっけ?) 特急うなづきや観光に適した時間帯の立山線列車を中心とした運用に入っております。そして、観光客利用を前提とした列車の場合には座席指定券が設定され、ミトーカ編成に準じた考え方で運用・宣伝しているようです。
しかし……もちろん私は観光客いっぱい!な列車に乗ろうとは思いません (^^;)。とはいえ富山地鉄で2階建てという奇想天外な体験を早く味わってみたかったのも事実。そこで、昨年11月初旬の17480形デビュー記念ヲタイベントに先立ち、寺田から稲荷町まで上市発普通列車の2階に乗ってみました。いや~結構揺れる2階建てというのはなかなかワイルドですな、これは! (汗) とくに常願寺川鉄橋を渡る前後は……。いっぽう、2階建て部分は集団離反式であることから、イマイチ観光列車向きの雰囲気とは違うかな?と思うのは私だけでしょうか?